サイクルスポーツ2021年4月号
Twitterをやっていると、SNSの遣り取りだけで情報収集が完結してしまっているアカウントが多く見受けられます。
専門誌の特集記事や検索結果から詳しく解説されているブログ記事などが、より的確に詳しく知ることができます。
ロードバイク・エンジョイ勢やライト層でも、知識を広めたり深く掘り下げたり、より詳しくなったり・・・自分のペースで構わないので見識を深めていった方が、よりサイクリングライフが楽しめるようになると思う。
特集記事
興味のある記事が特集されている号だけでも、買って読んでおくと良いと思う。
ホイール特集=すぐにホイールを買う予定がなくても、いざ購入を検討する段階になったときに参考になります。
メンテナンス特集=手元に置いておけばメンテナンスや小トラブルが発生したときの参考書になります。
Twitter140字以下の文字数では伝えきれない、密で深い情報が雑誌には込められています。
萩原麻由子選手引退
2021年1月23日、萩原麻由子選手がSNSで引退を発表されました。
通常月額500円の有料会員サイトLa routeにインタビュー記事が掲載されています。
この記事に限り、無料で全文読むことができます。
全日本選手権女子個人ロードレースでは2010~2012年、2014~2015年と計5回も優勝を重ね国内トップの座を築き上げた萩原麻由子選手。
そのキャリア最大の実績は、なんといっても2015年ジロ・ローザ3つの山を越えるクイーンステージ、第6ステージ独走での区間優勝だろう。
女性版ジロ・デ・イタリア。ほかに比較できる女性選手のステージレースは少ないため、参加選手のレベルやレースの内容を考慮すると、ステージテースの最高峰ツール・ド・フランスに匹敵すると言ってもいい。
当時の所属チームはWiggle-HONDA。前年の全日本選手権で優勝しているので日本国旗をあしらったナショナルチャンピオンジャージを着用しての独走勝利!
当時リアルタイムでレースを追っていませんでしたが、翌朝の自転車ロードレース関係のニュースは萩原選手のステージ優勝の話題でもちきり。
その偉業の報道と称賛がネット上に溢れんばかりでした。
女性としては168cmと身長も高く、深い前傾を保って走る萩原選手は、ライディングフォームもカッコよくて美しい。
怪我に苦しんだシーズンもありました。
萩原選手、競技生活お疲れ様でした。
ペダリング根本改革
サイクリストそれぞれの特性や個性で、必ずしも正解はひとつではないペダリング。
「こうした方がいいんじゃない」はあっても「こうすべき」という誰にでも当てはまる絶対的な正解はない。
ライディングフォームにもケイデンスにも、より良くなる方向性はあっても、数学の回答のように「答えは一つ、他は間違い」といったものではありません。
基本から大きく外れることがなく、且つ自分の特徴を把握しながら微調整を加え、自身で最適な場所を探す必要があるのがフォームとペダリング。
僕自身もサドル高さは一般的な股下寸法から割り出す係数0.875から3mm弱上げています。一時期仕事が忙しすぎて乗れなかった時期は、逆に1cm低くしていたこともありました。
ケイデンスもゆるポタ70回転程度から、ガチのトレーニング的に頑張って走るときの90~100回転まで。リラックスしたロングライドの巡航では80~85回転くらい。走り方によって疲れにくくて最適なケイデンスが変わります。
この特集記事ではリオモ・ベルマーレ才田直人選手の解説記事。
そして愛三工業レーシング伊藤雅和選手、大前翔選手、ブリヂストンサイクリング橋本英也選手、弱虫ペダルサイクリングチーム入部正太朗選手、レバンテフジ佐野淳哉選手、チーム右京小石祐馬選手がそれぞれペダリングの持論と見解を語られています。
伊藤選手はフォームを見る限り違和感ないけど、身長の割にサドルが低い。
大前選手はハンドル幅380mmと狭い。ブラケットの上から手を乗せると言うより、外側から掴み込んでいるように握っているときもある。
橋本英也選手はトラックも乗ってるからこそのペダリングとケイデンス論になっている。
佐野淳哉選手は筋肉量の多いパワーライダーだからこそ。
詳細は本誌を読み、自分はどのタイプに当てはまるのか見極めつつ、特性の合った方向性で取り入れていくと良いと思います。
ペダリングもライディングフォームも、多様性を考慮しなければならない複雑系。
一つの要素だけを切り取った正しい理論が、全体像に落とし込んだときには、必ずしも正論とは言えなくなってしまう場合もあります。
多くの要素が複雑に絡み合って結果を構成している。故に「〇〇すれば良くなる」「ケイデンスは90回転がベスト」などと不特定多数を対象に断定することはできない。
数学用語で言うところの非線形。インプット(理論)とアウトプット(結果)の関連性が比例関係ではない。
完成やゴールがないのがペダリング。1人1人に最適な回答が異なるのがペダリングやライディングフォーム。
常に情報収集を怠らないようにしたいものですね。
今、知っておきたいロードタイヤのこと
コンチネンタルGP4000SⅡ25Cはホイールに取り付けると、実質28Cくらいに太く見えたり。
新ETRTO規格に各社準拠して、目安が統一されることをユーザーの1人として望みます。
ノンストップライド
これ、少し前にサイスポがTwitterで応募していました。
僕的にお勧めなノンストップライドのコースは江戸川サイクリングロードとそれに絡めた水田地帯の一般道。
江戸川サイクリングロードは停車してからでないと抜けられない車止めが少なくて、一部の橋を除き停車区間が他のサイクリングロードと比較して少ない。
利根運河と利根川サイクリングロードを繋げて走ることもできます。
また多くのサイクリストが目的地としている関宿城だけでなく、気分を変えて水元公園を始め周辺の公園に足を延ばしてみるのも楽しい。
水田地帯の一般道は武蔵野線三郷駅付近の市街地より上流側。
Googleマップで幹線道路は可能な限り避け、交通量が少なそうな道を探して目星を付けます。
正確にルートを引くことはしていません。
適当にその日の気分でポタリングするのも楽しいものです。
Googleマップ上でこのあたりから利根川に行き当たる上流側までの間になります。
上手くすると、ほぼほぼ信号もなく交通量の非常に少ない道で松伏や権現堂あたりまでルートを繋ぐことが可能。
中川沿いは未舗装ルートがあったり江戸サイのように川沿いにずっとサイクリングロード(遊歩道)はありません。全区間を走ることはなく一部区間だけを選んで走っています。
古利根川はノンストップとはいきませんが、なかなか楽しいルート。ロードバイクで走破可能なオフロード区間が一部含まれます。
江戸川サイクリングロードを中心に少し外れたルートを走るのも、新たな景色が見られたりして新鮮な感覚が味わえるので楽しいものです。
まとめ
様々な媒体から知識を得ることも、視野を広げ知識を深めることに役立ちます。
好きなことだけ、興味を惹かれることだけでは得られないものがあると感じるのは僕だけでしょうか。
エンジョイ勢だって、ゆるポタだって、ガチなロードバイク競技勢からフィードバックすべきことも多いのです。
ggrksが死語になりつつある。教えて貰っている側が「こちらは本気で知りたいのに」と逆ギレしていたり・・・(僕はからかっていませんよ)
ディープラーニング=深層学習でじっくり深く調べてみよう!
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