Kokenトルクスビットソケット
6ボルトのディスクブレーキローターの取り付け、シマノ・ホローテック2チェーンリングの取付ボルトなど、トルクスねじの使用箇所が増えてきています。
自転車で使用されているトルクスねじのサイズはT25が多い。
T25サイズのレンチを1本買っておけば最低限の作業は事足りるのですが、ソケットレンチが圧倒的に作業効率も良くお勧めです。
コーケンTORXビットソケットセット
コーケンは工具のブランド名で、正式な会社名は山下工業研究所。
TOP画像は原工具が店舗販売をしていた頃に「トルクスビットはコーケンが良い」と勧められて購入したT10~T45の8本セット。
現在コーケンのトルクス8本セットはT20~T55に構成サイズが変更されています。
精度が高く材質も硬いのだけれど、脆さがなくて割れたり欠けたりし難い。
海外の有名工具ブランドほど値段が高くない。その割にクオリティは高い。
品質が良く揃えておいて損はない工具です。
ソケット差込口のサイズは3/8インチ(9.5mm)
T25とT30のサイズを中心にしてスポーツバイクメインでトルクス工具を揃えるなら、いじり止め対応工具である必要はありません。
いじり止めトルクス工具でも代用可能ですが、工具の耐久性を考えるといじり止めでないタイプの工具を揃えた方が良いです。
6ボルトのディスクブレーキローターはT25サイズ、シマノ製チェーンリングのフィキシンブボルトはT30(一部製品はT25)が使われています。
使い勝手は?
余談ですが原工具が通信販売専業になってしまったのは残念。店員さんに相談しながら買うことが出来なくなってしまったので。
シマノ・ホローテック2チェーンリングに使用する際、、、
クランクを自転車に取り付けたまま作業する場合でも、クランクを自転車から外して作業するにしろ、工具をクルクル回転させての作業がし難いのです。
半回転ごとに工具を抜き差ししながら回さなければならない。
シマノ・ホローテック2右クランクはBBシャフトと1体成型になっているので、クランクを外しても作業効率は変わりません。
そこでラチェットレンチとKokenトルクスビットソケットの出番となります。
場所的にラチェットで作業すると圧倒的に楽で作業しやすいのです。
トルクスねじの特徴とメリット
6角星形の特徴的な形のトルクスねじ
一般的なプラスねじやヘックス(6角)ねじと異なるトルクス最大の特徴は、工具との接触面が全て曲線で構成されていること。
工具との接触面が直線ではないため点接触ではなく面接触になり、工具の掛かりが良くプラスねじで発生する工具が浮き上がるカムアウト現象が起こりにくい。
曲線で構成された6角形状の為、トルクが中心に掛かりエッジ付近に力が集中するようなことが無いためにナメにくい。
伝達効率が良くトラブルが少ないというメリットがあります。
アメリカの企業が開発してトルクスの名称は商標登録されています。ISO規格での正式名称はヘクサロビュラ・インターナル。
セロテープとセロファンテープみたいなものですね。
一昔前は業務用プロ用途の規格で一般ユーザーがトルクスを扱う機会はありませんでした。
しかしディスクブレーキの6ボルトローターに始まり、シマノ・ホローテック2クランクでメンテナンスに必需品となる規格となりました。ステムや一部の部品にもトルクスねじが使われるように変わって来ています。
サイクリスト全ての必需品ではありませんが、DIYでメンテナンスや部品交換をする際には、便利で必須とも言える工具です。
コーケン 3/8(9.5mm)SQ. トルクスビットソケットレールセット 8ヶ組 RS3025/8-L50
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