シマノGRXグラベル・コンポーネント

2019年5月11日

シマノGRXコンポーネント

シマノから新しくグラベル用のコンポーネントGRXシリーズが発表になりました。

発売時期は現時点で未定の模様。2020年モデル完成車に組み込まれてくることになるのでしょうか?

800、600、400の3グレード。フロントギヤはダブル又はシングル、MTBコンポやULTEGRA RXから引き継いだスタビライザー付きリアディレイラー。

700Cと650B規格、フロント100×12mm、リア142×12mmのスルーアクスル、チューブレス対応のホイールWH-RX570もラインナップされる。

最上位の800にも12速マイクロスプラインの設定はない11速又は10速の設定。アルテグラグレードに相当する800には、Di2電動コンポーネントが815の品番でラインナップされる。

おそらくシマノ初となる補助ブレーキレバーもラインナップされる。

シマノGRXグラベルコンポーネント特設サイト

シクロワイアード「シマノGRXブランド初のグラベルバイク向けコンポーネント誕生」

世界規模で急速に広がっているグラベルロードとロードバイクのディスクブレーキ化の波。北米やヨーロッパでは新車販売の50%以上がディスクブレーキ装着車だそうです。
日本では少し違うような気がする・・・ディスクブレーキの普及は日本では海外と比べて遅れると思うのです。でも、こんなパーツで組んだグラベルバイクで、のんびり気ままにツーリングも楽しいと思います。

TIAGRAに油圧ディスクブレーキとショートリーチモデルが追加。日本では既存の女性や手の小さなユーザー向けに、ワイヤー機械式のロードバイクコンポーネントに先にショートリーチ追加した方がいいんでないかと思うのだけれど。どうなんでしょう?シマノさん。

リアディレーラーのシャドー化に思うこと

マウンテンバイク・コンポーネントに始まり、ロードバイク・コンポーネントに、そしてこのグラベル・コンポーネントGRXに。普及が進んでいるシマノのRDシャドー化とシングルテンションピポット化。

優れた点も多いのだけれど、組付け時と整備面でチェーンの長さに敏感過ぎる気がします。マニュアル通りのキャパシティ内でのスプロケットとの組み合わせであっても、使用しているうちにチェーンが伸びると、初期性能と比較して変速性能に影響が出たり、インナートップでチェーンにたるみが出たりする。Bテンションアジャストボルトで調整するので、変速性能に影響が出てしまう。僕の整備技術が劣っているだけなのだろうか。まだ慣れていないだけならいいんですけどね。

ワイヤーの張り具合の調整も、作業しにくくなってしまったし。現時点では諸手を挙げて賛成できない自分がいる。ダブルテンションの方が優れている点もあるように思う。これが本当にリアディレーラーの構造としてベストなのだろうか?