INIUモバイルバッテリーを買いました。
ロードバイク、サイクリング用途が主ではありませんが、10000mAhモバイルバッテリーを購入しました。
バッテリー使用機器が増え、モバイルバッテリーがあると便利だな~と。
用途は外出時のスマートフォン。タブレット機器。ガーミンEdgeサイクルコンピュータも充電回数の増加と共にバッテリーの持ちが最近悪くなってきた。USB充電のスマートウォッチやUSB充電式ライトなど。
10,000mAh大容量薄型モバイルバッテリー
スペックや価格、機能や評判を聞いて選んだのはINIUモバイルバッテリー10000mAhのモデル。
このスペックで1,999円はとても魅力的!
普段の外出用途なら重量や大きさはさほど問題にならないので、更に容量の大きな20000mAhを選んでも悪くないけれど、ロードバイクに乗る際には重さとサイズは気になるところ。
使っているスマートフォンのバッテリー容量は3,340mAh。空の状態からおよそ3回の満充電が可能。
※全てのモバイルバッテリーに当てはまることですが、発熱や電圧電流の変換ロスが発生するため、実質的には容量を100%使える訳ではありません。数%~数十%のロスが発生します(OUTPUTの電圧電流によって大きく変動する)。
そこでウェアのポケットやトップチューブバッグに違和感なく収まるINIUモバイルバッテリー10000mAhを購入しました。
INIUモバイルバッテリー10,000mAhのスペック
・容量:10,000mAh/37Wh
・出力端子:USB(A)×2、USB TypeC(入出力兼用)×1
・充電用入力端子:USB TypeC(入出力兼用)×1
・寸法:13.2×6.8×1.2cm
・重量:実測193g(バッテリー単体、ケーブル除く)カタログスペック通りでした。
・出力:5V/3A、15W(最大)。接続機器によって自動調整
・入力:5V/3A(最大)
※出力アンペア数が低いACアダプターを使用すると、充電時間がとてつもなくかかり過ぎるので注意!
・リチウムポリマーバッテリー
・20%単位の足跡型バッテリー残量インジゲーター
・LEDライト付き
・3年間の品質保証
PSE技術基準適合。低電流モード搭載しており、低電流デバイスを充電できないなどのトラブルは非常に少ない。
・取扱説明書(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語)
※カスタマーサービス問い合わせメールアドレス有り
・USB Type Cケーブル×1(全長約30cm、端子カバー付き)
・フレックスLEDライト×1
・トラベルポーチ×1
付属のトラベルポーチは厚手でしっかりした作り。クッション性に富む。放熱性を考えてもメッシュ地なのは◎。
付属フレックスUSBライト。
レビュー&使用上の注意
未使用=接続機器の電源を落とすと、自動でモバイルバッテリー側の通電も落ちます。
※バッテリー残量インジゲーターの点灯が消える。
僕の使用環境では、このINIUモバイルバッテリー10000mAhで充電できなかった機器は無し。不具合や問題も無く使用中です。
本体脇に電源スイッチを備えています。手動でのオンオフも可能な親切設計。
USB A出力端子はケーブルとしっかりとはまり、使用中に抜けてしまうようなことはありません。
『12層のスマートプロテクトシステムと衝撃に強いケース』は、分解したり落下試験をして確かめた訳ではありません。しかし今のところの使用感として、かなりしっかりした作りで丈夫そうな印象。
就寝中は充電を控えること。枕元や寝具のなど可燃性のもののそばで充電しない。燃えやすいものが周囲にない場所で充電すること。実際の事故事例やその他の注意事項は上記の詳細リンクからご確認ください。
ACアダプター充電での注意事項
急速充電対応の高出力ACアダプターを使う。
USB充電対応ACアダプターは様々な製品があり、低出力1AのACアダプターでは充電時間が掛かり過ぎてしまいます。
ちょっと古いモバイル機器やスマホの付属ACアダプターは1Aの物が多いです。これでは出力不足で充電時間がかかり過ぎてしまうのです。
空の状態からだと12時間経過しても満充電になりません。
高出力2A以上のACアダプター、出来れば3AのACアダプターを使用することをお勧めします。
エレコム 電源タップ USBタップ 3.4A (USBポート×4 コンセント×2) 1.5m ホワイト ECT-0415WH互換性を保ちつつ、対応機器なら充電時間を短縮し高速充電が可能なQuick Charge 3.0規格認証のACアダプターが最大5V/3Aまでの出力を併せ持った性能があります。
現時点ではベストな選択。
※INIUモバイルバッテリー10000mAhは高入出力ですがQuick Charge 3.0規格認証ではありません。
ドンキ2.4AUSB出力端子付きテーブルタップ(電源タップ)は税込み1,097円でした。
1A以下の低出力ACアダプターから急速充電対応のACアダプターに変えると、充電時間が半分以下になります。
パソコンのUSBポートでの充電も不向き
パソコンUSBポートの給電には規格があります。アウトプット電圧は5Vで統一されており、肝心な出力電流はUSB 2.0は0.5A、USB 3.0は0.9Aとなっています。
バッテリー容量の小さい機器の充電なら問題なく使えますが、容量の大きなモバイルバッテリーの充電にはパソコンのUSBポートも出力が小さくて適していません。
INIUモバイルバッテリーの充電に時間がかかり過ぎて不満がある場合は、USB充電アダプターの出力アンペア数を確認。
もし低出力だったら高出力のACアダプターを使うようにしましょう。
また充電に使用するUSB Type Cケーブルによっても充電時間が変わります。最大数時間も充電時間に差が出ます。
充電時間とバッテリー容量を計測してみた
ルートRのUSB多機能通電チェッカーを使用して、充電時間や実質的なバッテリー容量を計測しました。
ルートアール 双方向・メタル筐体・多機能表示 USB Type-C電圧・電流チェッカー (ケーブル付きモデル) RT-TC5VABK画像多めで長くなりますがお付き合い頂けると幸いです。
バッテリーを完全に空の状態に使い切ってから充電スタート!
画像は開始5分後。2.4A出力のACアダプター使用。公称通り5Vの電圧と、ほぼ公称通りに近い2.354Aの出力が出ています。
1時間経過。電圧(V)、電流(A)、ワット数に変動は無く、2,311mAhまで充電が進みました。
内部温度が35℃まで上昇。
3時間経過。電圧(V)、電流(A)、ワット数に変動は無く、6,925mAhまで充電が進みました。
3/4以上充電が進み、足跡型インジゲーター最後の1つが点滅している状態になった頃、電圧は5Vで変動ありませんが、電流は1.5V以下に低下してきました。
内部温度も31℃まで下がりました。
8,000mAhまで充電が進んだ頃には、更に電流が低下し1A以下になりました。内部温度は27℃まで下がりました。
電気関係には疎いのですが満充電に近づくと、過電流を防ぐような安全装置的な保護回路が働いているのだろうか?
抵抗値(Ω)もここから先上昇するし、やはり保護回路かなあ?と想像。
ご教授いただければ幸いです。
4時間が経過し、電流は0.535Aまで下がりました。内部温度も24℃まで下がる。
電流(A)の低下と共に充電の進行は時間が掛かる状況に。
2.5AのUSBアダプター使用で4時間45分で充電が完了しました。
満充電での容量は8,511mAh
公称値10,000mAhの約85%という結果になりました。回路や接続ケーブルでの損失があるので、充電効率は公称容量の65~70%が標準的と言われています。85%は優秀な部類。
実質的な容量が公称値の半分以下、下手すると1/3~1/4しかない容量詐欺のモバイルバッテリーも少なくない。
充電回数は今まで十数回程度で、完全に空になるまで使い切ってから充電していたので、ほぼ劣化は無いと推測できるはずです。Amazonで星5つの高評価レビューをすればギフト券進呈!のような、えげつない事をしているメーカーではありません。
その後好結果連続!
7月19日追記
その後の充電でも高スペック、好結果を維持しています。
満充電で常に9000mAh以上。付属Type-Cケーブルは優秀でACアダプターの上限の電力値で充電が進み、充電時間も短時間で済みます。
付属Type-Cケーブル+高出力ACアダプターの組み合わせで、常に満充電9000mAh以上、充電時間は約4時間半を維持しています。
公称10000mAhのモバイルバッテリーでも、実質容量が6~7000mAh台ではスマホ満充電1回分の差が出てしまいます。
個人的評価は5段階評価で4.5点。
INIUモバイルバッテリー10000mAhは充分な容量を維持していてお勧めできる製品です。
GARMIN Edgeでの使用状況
バッテリーがヘタッてくると持続時間が短いと評判?のGARMIN Edgeシリーズ。
メーカーにバッテリー交換を依頼すると値段もそれなりに高く、マイナーチェンジで新機種ほど持続時間が長くなっているため、バッテリー交換しないで買い替えるケースがほとんどです。
カタログスペックでは使用可能時間しか公表されていない、GARMINのバッテリー容量は
GARMINサイクルコンピュータ | バッテリー容量 |
Edge 510 | 900mAh |
Edge 520 | 700mAh |
Edge 800 | 1100mAh |
Edge810 | 1100mAh |
Edge 1000 | 1100mAh |
Edge 1030 | 1900mAh |
Edge純正拡張バッテリーパック | 3100mAh |
となっています。
用途をGARMINサイクルコンピュータに限定するなら、純正の拡張バッテリーパックの容量3100mAhで充分過ぎるほど。しかしGARMIN純正拡張バッテリーパックは税込み17,600円もするんです。
様々な機器への接続を考慮して(むしろこちらがメイン)凡庸型のモバイルバッテリーを選択しました。
参考までにGARMINサイクルコンピュータの充電も、パソコンからより上記急速充電対応のACアダプターや給電タップを使用した方が圧倒的に速いです。
約2倍ほど充電時間に差が出ます。
パソコンのUSB端子から充電されているなら、是非試してみてください。
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