来シーズンTeam NTTが誕生する
日本企業がスポンサーとなるUCIワールドツアーチームが生まれる
UCIワールドツアーチームのディメンションデータが、来シーズンはチームNTTになる。日本企業がメインスポンサーとなる自転車ロードレースのトッププロチームが誕生する。
ランク1:UCIワールドツアーチーム
ツールドフランスに出場する最高ランクのトップチーム。新城幸也選手所属のバーレーンメリダがこのランキング。
ランク2:UCIプロコンチネンタルチーム
初山翔選手所属の NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネはこのランキング。NIPPOは日本企業だがチーム登録国はイタリア。2019年ワイルドカード枠(招待枠)でジロデイタリアに出場。
ランク3:UCIコンチネンタルチーム
日本のプロチームはこのランキング。
ディメンションデータは南アフリカのITソリューションサービス企業。欧米を中心にグローバルに事業を展開している。2007年に自転車ロードレースチームを発足。
2008年はコンチネンタルチーム、2013年からはプロコンチネンタルチーム、2016年にUCIワールドチームのライセンス獲得。
元世界チャンピオンのマーク・カベンディッシュも在籍している。ディメンションデータがチームのメインスポンサーになったのは2016年から。
初山翔選手の所属するNIPPOも日本企業だが、チームのランクはワールドツアーチームのひとつ下、コンチネンタルチームにランクされる。
2019年度の使用機材はフレームはBMC、ENVEホイール&ハンドル&ステムにROTORのクランク。サドルはセライタリア。チェーンはKMC。シマノDURA-ACE R9170ディスクブレーキ仕様。
ディメンションデータは2010年10月よりNTTグループ企業になっている
2010年10月、NTTグループは約21億ポンド(当時の予想価格は2860億円)で南アフリカのIT大手企業ディメンションデータのTOB(株式公開買い付け)を成立させた。
NTTディメンションデータはツール・ド・フランスのオフィシャルテクノロジーサプライヤー
NTTグループ企業なのでURLもhello.global.nttになっている。
GPS位置情報を元に選手の時速、タイム差、選手間やゴールまでの距離などを計測し、2015年からデータを提供している。J-SPORTSの映像にもNTTのロゴがチラッと映る。
過去には東芝、日立、Panasonicも現在で言うワールドツアーチームのメインスポンサーだったことがある。機材供給ではコガミヤタとPanasonicのバイクがツールを走ったことがある。シマノがアッセンブリーされた自転車のグランツール初優勝は、1988年ジロ・デ・イタイアのアンドリュー・ハンプステン。
U23世界選手権覇者イタリアのサムエーレ・バッティステッラや、2019年4月16日に55.089km/hのアワーレコード新記録を達成したベルギーのヴィクトール・カンペナールツらが新加入。BMCのバイク等機材サプライヤーは2019年シーズンから変更なし。期待していた日本人選手の加入は今のところ無いようです。
11月14日追加情報
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