マインドセットは必要なのか?

2020年4月28日

ポジティブ・マインドセット

マインドセットとは?

経験やそれまでの教育から形成される物事の見方や考え方のこと

価値観や判断基準

思考回路(意思決定理論)

行動や判断の軸となる理念や概念

チャレンジ精神に優れ、自分を向上させることにも関心が高く努力を惜しまない常に前向きな(とされている)意識高い系の人達が好んで使用する。

それだけではなく、キーワード提案ツール Ubersuggest で「マインドセット」を検索してみると、年齢別では20~30代の比率が非常に高い。

グロース・マインドセットとフィックスト・マインドセット

マインドセットには2種類あり、グロース・マインドセットとフィックスト・マインドセットがある。

グロース・マインドセットは努力次第で成長し続けられるという思考。向上心に溢れ、努力を惜しまない。

対してフィックスト・マインドセットは人の能力は固定的で努力しても変わらないという思考。他人からの評価や失敗への恐怖心から、安定を求めチャレンジしないこと。挫折や批判に弱い。

成功する秘訣はマインドセットにあると言っても過言ではありません。

某自己啓発系サイトより引用

おいおい、ここまで言っていいんかい?

個人的には一定の期間、自己啓発やマインドセットにハマるのは仕方のない事かもしれないと思っている。しかし、ある程度の期間が過ぎたら卒業すべきものだと思っている。

その理由は後述する。

マインドセット

SNSとマインドセット

Twitterでこんな事を呟いてみた。

Twitterではマインドセットやら自己啓発系のツイートを怒涛のように発信しているアカウントがある。
万垢と言われるインフルエンサー達だ。

モチベーションアップしても中身が無ければ、成長も無ければ継続もできない。
それに対してのアンチテーゼとしてツイートしてみた。

マインドセットはエナジードリンクに例えられるかもしれない。

エナジードリンクだけ飲んでいても、人間は栄養失調でいずれ衰弱していってしまう。

基礎となり土台となる栄養素は、食事から得られるもの。

マインドセット=ドーピングは流石に言い過ぎになってしまうかもしれない。ドーピングだけやってトレーニングしなければパフォーマンスが向上しないのは同様だけど。

ブログを書き続けながら文章力を磨き、思考を言語化する能力を成長させる。

経験値や教養となり、ブログ記事の題材となるネタになる学習を怠らずに継続していく。
記事ネタが尽きても書けなくなってしまう。

思考を言語化する能力は、学力とは比例しないという説がある。偏差値や出身校など学力を測る物差しには当てはまらない。努力で向上させていくことが可能な能力である。

エナジードリンクが不要だとは思わない。しかし、一時的に飲みはしても永続的に必要だとは思わない。

または、違う例えをすると

スポーツで記録を縮めて成長したいのに、練習場に向かう前の心構えばかりに熱心になってるというか。

情弱狩りの養分になる前に自己のスタンスを確立して、マインドセットを他人に頼らずとも行動していけるようになるといいですね。

それぞれの性格や向き不向きもあって、励まし合いを必要としている人がいるのは理解できる。

モチベーション+知識や経験の蓄積+考察力、分析力+思考を言語化する能力=ブログ

総合的な力が試されるのがブログ。蓄積と習慣化でモチベーションアップのためのマインドセットの比重は自ずと低くなる。
目先のテンション上げ上げばかりを追求するよりも、教養となる持続性の高い知識を学んでいくことも必要です。

専業ブロガーさんで結果や収益を継続して出している方は流石だなと思う。
外出自粛要請で楽しみが減りストレスが溜まってきている人が増えているのに、「普段と変わらない」と平常心で淡々とブログを書き続けているのだから。

これが自立ということなのではないでしょうか。

常にテンション上げて頑張り続けるのも疲れてしまいます。趣味に嵩じたり息抜きも必要。
ブログやSNS=パソコンやスマホから一時的に離れて、自分なりに短時間でも気分転換になる趣味を見つけることをお勧めします。