ワークマンWZ-3ペルチェベストを使ってみた
製品の特徴
・最大マイナス19°Cの冷却性能
・実効可動開始が早い!約1秒で冷却開始
・冷却面積76cm2の大面積アルミプレートが背面冷却
・10,000mAhモバイルバッテリー付属
・連続稼働時間:強5モード時間、弱モード8時間、ゆらぎモード6時間
・対応胸囲:80~124cm
商品パッケージや公式サイトと異なり、実際の製品のベストは通気性の高いメッシュ生地になっています。
冷却面積76cm2のペルチェ素子アルミプレート。裏面に冷却ファン。
ペルチェ素子は一方向に直流電流を流すと素子の表面で吸熱(冷却)し、裏面で発熱(放熱)する特性を持つ板状の半導体熱電素子。
温度調整に限界はあるが軽量コンパクト省電力が最大の特徴。ワインセラーや冷蔵庫、熱帯魚のヒーター等にも利用されています。
ペルチェ素子は運転時に発生する熱や電源ON,OFFで劣化するので、日本製で約30,000回、安価な中国製ペルチェ素子は約10,000回で寿命を迎える。
素子の寿命は3~5年、粗悪品は2年持たない事もあると言われています。
ゆらぎモードを使うと寿命は短くなってしまうのかな?
リチウムイオンバッテリー同様に寿命や劣化はあると言うこと。
インプレッション
両脇腹の調整ベルトは調整範囲が広く、ほとんどの体形にフィットするようにアジャストできます。
ランニングのように大きな上下の震動がなく、前傾姿勢なのでロードバイクとの相性は良い。
きちんと調整して着用すればオフロード走行なら別ですが、舗装路での使用ならバッテリーや冷却素子の揺れや重量は気になりません。
電源を入れるとホント1秒足らずで冷却面のアルミプレートが冷たくなります。
瞬間冷却は謳い文句通りで嘘偽り無し!
「着るエアコン」「夏でも涼しく」「快適さも安心も桁違い」は本当なのか?大げさなのか!?
肩甲骨の間に位置するようになるペルチェ素子のアルミプレート面は、はっきりと冷たさが感じられます。
ペルチェ素子冷却面の位置も、この肩甲骨の間がベストポジションなのでしょう。考えられていると思います。
ファンの音は屋外で自転車に乗ってる分には気にならない程度ですが、街中や人混みでは躊躇するレベルかも。
WZ-3アイスペルチェベストを着るか着ないかの差で言えば、着ている方が快適なのは間違いありません。
気のせいか発汗も若干ですが少なくなっているような気がします。
ウェアが汗で濡れてくると・・・水の熱伝導率は空気の20倍以上。汗で濡れたウェアが広範囲に冷やされて、より効果が増すように感じられました。
しかし・・・
気温35℃の炎天下で運動している事には変わりなく、ペルチェ素子のアルミプレート面以外は直射日光と灼熱の外気温に晒されている訳で・・・。
流石にエアコンの効いた室温25℃のようにはなりません。
「着るエアコン」「夏でも涼しく」は大げさ過ぎるキャッチコピーだし、水分補給や日陰で休息などなどの他の熱中症対策や酷暑対策をやらなくて良くなる訳じゃない。
効果はあるけれども17,800円分の費用対効果が見込めるのか?は微妙だし、体感温度が5℃も下がるとは言えないし。
猛暑のライドでパフォーマンスが明確に上がる、運動強度を上げても大丈夫と言い切れる程でもない。
とにかく夏の熱さには耐えられない、ちょっとでも快適になるなら、といった希望があるのならお勧めできます。
しかし、他の暑さ対策で何とか夏を乗り切れる、比較的暑さに慣れていて耐性のある人ならば・・・絶対に必要とか推薦するまでもないかなあ・・・と言った感じ。
感覚のニュアンスを言葉にするのは難しいですし「体感温度が〇℃下がる」「外気温が〇℃下がったような」表現も運動による発熱量や感じ方に個人差があるので難しい・・・。
一般的には31℃以上では原則として運動中止すべきと言われているので。
ワークマンWZ-3ペルチェ冷却ベストは効果はそれなりに感じられるが、絶対的絶大なモノではない。
あくまで僕個人の感覚と使用感ですが、
明け方から2~3時間以内の早朝短時間ライドならペルチェ冷却ベストは着ても着なくてもよい。
晴天日中の猛暑日なら着るに越したことはない。
絶対に必要とか絶大な効果を感じるまでには至りませんでした。
比較的酷暑に耐性はあるほうで、暑ければ速度と運動強度を落としてゆるポタに切り替えているので、今までは熱中症とは無縁でした(慢心している訳ではありません)。暑さに弱い人や使用条件が異なれば、また違った感想になるかもしれません。
よって個人的な評価は5点満点中の3点。
意味のない製品という訳ではなくて、そもそも真夏の日本が暑すぎるのが悪いのですから。
ワークマンWZ-3ペルチェ冷却ベストを着ても着なくても、充分な水分補給、適度な休息(できれば日陰で)、水道水を使える場所があれば手足に水を掛けたり頭に水をかぶったり、運動強度を上げ過ぎないなどの熱中症対策は怠らないようにしてください。
猛暑酷暑のサイクリングやトレーニングは、くれぐれも無理をしないようにお願いいたします。
個人的には帰宅してからの水風呂が最高です。
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