IRERUDAKE RiCAMインソール使ってみた!

2024年12月10日

IRERUDAKE RiCAMインソール

松伏シクロクロス観戦に行ったとき、たまたま寄ったEXLUBのブースでサイクルコンパスのライドでお世話になった金子大介選手が、IRERUDAKE RiCAMインソールのデモをやっていたのでした。

金子大介選手とIRERUDAKE RiCAMインソール

体感デモで驚きの変化を実感して、その場で即購入。

ではビンディングシューズでIRERUDAKE RiCAMインソールを使ったらどうなのよ?

ということでレポートします。

RiCAMニュートラルポジション理論

インソール中央付近にある3つの突起。この3つの突起がIRERUDAKE RiCAMインソールのキモとなっていて、足のアーチを支えブレや不安定さを軽減して体幹を安定させるという理屈。

IRERUDAKEの特許だそうで、他社では真似できない技術だそうです。

後になって知りましたがIRERUDAKEの社長もサイクリスト(競技者)なんですね。

公式サイトや金子大介選手のNOTEの動画にあるように、片足立ちでIRERUDAKE RiCAMインソール無し有りのバランステストを実際に体感。

そのあまりの違いに驚いた次第です。動画のバランステストは宣伝のための誇張した表現ではなく、実際にその通りバランスが崩れないことを体感しました。

この安定感はスポーツバイクのみならず、ストップ&ゴーを繰り返すサッカー、テニス、バスケや卓球等の球技やスケートなど他のスポーツでも効果的なのではないでしょうか。

セッティング

IRERUDAKE RiCAMインソール

IRERUDAKE RiCAMインソールには、サイズに沿ったカットラインがあるので至極簡単!

Sサイズ:22.5~24.0cm、Mサイズ:24.5~26.0cm、Lサイズ:26.5~28.0cm、2Lサイズ:28.5~30cm、3Lサイズ:30.5~32.0cmの5つのサイズから自分のシューズに合ったサイズを購入して、後は合わせてカットするだけ。

ラインに沿っていきなりカットするのではなく、使っているインソールと重ねてサイズ(長さや幅)を性格に確認。
それからカットすると万全です。

IRERUDAKE RiCAMインソール
画像ではわかりにくいですが、MAVICシューズのOrtholiteインソールと重ね合わせ

柔らかい素材なので普通のハサミで簡単に切れます。

下の画像は重ね合わせた画像ではありませんが、重ね合わせてサイズを確認後にカットした比較画像。

IRERUDAKE RiCAMインソール & MAVIC Ortholiteインソール

MAVICシューズのOrtholiteインソールも中央部の突起一つだけはあります。

IRERUDAKEインソール (26.0cm)
IRERUDAKEインソール (26.0cm)

インプレッション

IRERUDAKE RiCAMインソール

実走して最初の感覚は、母指球でペダルを踏む感覚が無くなって、3つの突起でペダルを踏んでいるように感じました。

いつも通りのペダリングなのに母指球から足の指先を使っていない。言い換えると母指球から指先までの負担が少ない。

そして、ふくらはぎの負担も軽くなっている感覚がありました。ふくらはぎが攣りやすいサイクリストにも効果があるかもしれません。

最初は3つの突起で踏んでいるような若干の違和感も乗っているうちに慣れてきて、足裏全体でペダルを踏んでいる感覚に変わり違和感も無くなってきます。

個人的にはSPDペダルやクランクブラザーズの小さいペダルとクリートは「小さな物を踏んでるな」と言う感覚があって、あまり好みではありません。
IRERUDAKE RiCAMインソールの足裏全体で広く受け止める感覚は好みです。

ダンシングでの引き脚の感覚も変わり踵で引くと言うよりも、シューズと一体になった足裏全体で引き脚を使っているよう。

特に下死点の6時の位置から12時位までの引き脚の感覚が大きく変化しました。

意図的に大げさにバイクを振った際の足裏とシューズの一体感も秀逸!

この一体感が軽いダート走行やコーナリングで重心位置をつかみ易く、バイクとの一体感も増して安定感と安心感に繋がったように感じました。
※本格的なオフロード走行は試していませんが効果はありそうに想像できます。

今までビンディングシューズ付属のインソールで特に不満や痛みもなく、過去にシダスを試した時は厚みがあり過ぎてシューズがきつくなってしまい、逆に長距離長時間ライドでは痛みが出る始末・・・。

インソールに懐疑的なスタンスだったのですが、IRERUDAKE RiCAMインソールは使える!

先にも述べたようにストップ&ゴーの繰り返しになるようなサッカー、バスケ、テニス、卓球等々の球技スポーツや、スケートや野球、ゴルフなどでは、自転車よりももっと効果を体感できるのではと感じられる安定感と一体感があります。

欠かせない無くてはならないアイテムではありませんが、ペダリングやバイクコントロールの質が上がり、違いが分かりやすい特徴的な特許と使用感を持つIRERUDAKE RiCAMインソール。

インソールのくせに(失礼!)違いや変化がはっきりしていて、サイクリストに限らず全てのスポーツに試してみる価値はあると思える製品です。