KTCトルクレンチ・デジラチェ
組み付けのトルク管理に、もはや必需品とも言えるトルクレンチ。
軽量パーツや薄肉カーボンフレームなど、デリケートな部品やフレームを不用意に傷めたり壊したりしないように。
また、ネジの締付不足で部品が緩んでは、破損や怪我にも繋がってしまいます。
セルフメンテ派、セルフ組み立て派のサイクリストの必需品になってきています。
KTCデジタルトルクレンチGEK030-C3A
KTCデジタルトルクレンチには数多くのラインナップがあります。
その中でスポーツバイク用途、自転車用として選ぶのなら、このGEK(R)030-C3A以外には考えられません。
スペック
ソケット差込角:9.5mm、9.5sq (3/8in)
トルク測定範囲:2~30N・m
適用ボルト:M4~M10
全長:211mm
京都機械工具(KTC) 9.5SQ 充電式 デジタルトルクレンチ デジラチェ トルク範囲12-60Nm GEKR060-R3自動車、オートバイ、重機や船舶などで使うような大きなトルク測定や柄の長さは必要ありません。
ボルトのサイズもこれらと比較すると小さいサイズでしか使いません。
スポーツバイクのトルク測定範囲や適応ボルトを考慮すると、最初に揃えるならGEK(R)030-C3A一択なのです。
M4ボルトに対応していて、2N・mから測れるデジラチェのラインアップの中で、ロードバイク(スポーツバイク)用途で選ぶならGEK(R)030-C3Aがお勧め。
自転車用途必須条件の小トルクタイプ、2N・mから測れてM4対応のデジラチェには6.5sqのGEKR030-R2Aもあります。
測定精度も柄の長さも全く変わりはありません。
しかし6.5sqはステムやシートクランプなど小トルク箇所の使い勝手は良いですが、シマノ・ホローテック2左クランク12~14N・mなど10N・mを超える用途に6.5sq(1/4in)ソケットは小さくて頼りない。
ソケットも9.5sq(3/8in)で揃えることをお勧めします。
自転車用途なら、ほとんど差込ソケット変換アダプター無しで使えますから。
ペダル(35N・m~)やスレッドBB(30N・m~)、フィキシングボルト(35N・m)を除いて、スポーツバイク用途ほとんど全ての箇所を賄えます。
※各締付トルクは1例です。正しくは使用部品の説明書を参照してください。
国産工具メーカーの中でブランド力は若干落ちる?TONEですが、その分コスパも良くてお勧め出来る信頼性の高い工具です。
トルクレンチを使うとハンドツールでネジを絞めた感覚=この程度かな、と実際のトルク指定(数値)にズレがあることにも気がつきます。
感覚を補正し、適切な組み付けのためにも、揃えておきたい工具です。
但し過信や数値絶対主義は禁物です。ネジ山が傷んでいたり、ネジ山が合っていないのに曲がってムリヤリ締めたりしては、トルクレンチの表示と実際の固定や締め付け加減が大きく異なってしまいます。
トルクレンチを使う以前の問題として「適切なネジの締めかた」が重要です。前提条件となります。
KTCのアフターサービス
日本の工具専門メーカーとして、またMade in Japan日本製の信頼感
トルクレンチは使用頻度や経過年数にも依りますが、測定精度に狂いが発生してしまう場合があり得ます。
KTCデジタルトルクレンチは精度確認、校正及び修理サービス、校正証明書の発行など、日本国内の工具専門メーカーならではの保証とアフターサービスが受けられます。
決して安い買い物とは言えないトルクレンチ。
永く安心して使用していくためにも必要なサービスだと思います。
プロとは違ってアマチュア趣味の使用頻度では「工具は一生モノ」的な感覚がありますよね。
だからこそ良いものを選びたいです。
某PARK TOOL製トルクレンチなど海外製には校正サービスや修理の対応はありません。
新型の品番はGEKR030-C3A
2020年にマイナーチェンジされ、新型はUSB充電式に!より便利になりました。
旧型のGEK030-C3Aはボタン電池CR2354を1個使用。少々特殊・・・自転車関係ではCR2032以外のボタン電池は特殊だと感じてしまうので、、、。
電池以外のスペックはGEK030-C3AとGEKR030-C3Aは全く同じで変わりはありません。
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