スーパーチーム La Vie Claire
GCN+ドキュメンタリー|SuperTeams La Vie Claire
1984年に設立されロードレースの歴史を塗り替えたLa Vie Claire
チームオーナーはやり手実業家バルナール・タピ
ベルナール・イノー、グレッグ・レモン、アンドリュー・ハンプステン、スティーブ・バウアーら時代を代表する選手を揃え、1980年代のロードレースを圧巻した。
1989年には日本の東芝がメインスポンサーにもなっている。
ロードレースの本場ヨーロッパのみならずNHK総合テレビでツール・ド・フランスが放送され、その影響は日本へも及んだ。
日本国内で世界初のビンディングペダルLOOK PP65の発売が開始されると、当時のロード乗りは全員!買って使っていたのでした。
モンドリアンをモチーフしたチームウェアも斬新でした。
現在まで、これほど売れたプロチームジャージがあるのだろうか。
スーパーチーム:ラ・ヴィ・クレール
— GCN Japan (@gcnjapan) July 20, 2023
80年代半ばに見出しを独占したチーム、ラ・ヴィ・クレール。物議を醸したオーナーのもと、2大スターの内部権力闘争を抱えつつ100勝以上を挙げ、レースとファッションのルールを変えたチームに迫る。#GCNドキュメンタリー#ロードレース#ロードバイク#GCNjapanpic.twitter.com/3EOE5IQ8ZC
La Vie Claireはベルナール・タピが所有する自然食品の製造販売する企業。
LOOK社も当時はベルナール・タピ・スポーツグループ資本傘下にありました。
1985年世界初のビンディングペダルLOOK PP65が登場。
今では当たり前となった心拍計の導入もLa Vie Claireから始まった。
1986年にはカーボンフレームが初めてルール・ド・フランスを制する。
※総合1位グレッグ・レモン、総合2位ベルナール・イノーのワンツーフニッシュ!
ビンディングペダルもカーボンフレームもLa Vie ClaireとLOOKから始まった。
80年代のロードレース界を圧巻し、一世を風靡したのでした。
その時代の先端を進み、流行を作っていったLa Vie Claireチームを追った45分のドキュメンタリー。
当時のレース映像を交えながらの解説は必見です。興味深く面白かった。
ベルナール・タピはフランス人ながらアメリカ的なやり手実業家。アディダスを買収したりプロサッカーチームも所有。政治や俳優業にも進出し、ツールの期間中は毎日のようにイノー、レモンらと共にメディアに顔を出す。
プロスポーツチームを所有して徹底的に口出しする。スター選手と供にメディア出演。
楽天三木谷会長も真っ青になるような人物です。三木谷会長は政治家や俳優にはなっていまいので。
一部では詐欺師とまで批判された、それまでのロードレース界には居なかった人物である。
タピへの賛否はさておき、そのプロモーション能力で地味だったロードレース界を変え、新たな1ページを刻んだことは間違いありません。
タピ、イノー、レモンが目立ちすぎて、あまり語られることのないチーム監督パウロ・ケヒリに関しての情報も必見。
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