モンドリアン展に行ってきました。

新宿SOMPO美術館で開催されているモンドリアン展に行ってきました。
1872年生まれのモンドリアン生誕150年を記念して、オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点を始め、国内外の美術館所蔵のモンドリアン作品及び関連作品20点がまとめて展示されています。
日本国内でのモンドリアン展開催は23年ぶりだそうです。
LOOKといえばモンドリアン。モンドリアンといえばLOOKなのです。
これは是非見に行かなければ、ということで行ってきました。
新宿のような人の多い場所に行くのは1年以上ぶりなのです。雨予報と電車の混まない時間帯を見越して、いざ新宿へ。
モンドリアン展

ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian 1872-1944)
開催:2021年3月23日~6月6日(日曜日)
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜日 ※5月3日は開館
場所:東京都新宿区西新宿1-26-1 SOMPO美術館
事前に来場日時を指定して予約する日時指定入場制。当日窓口でのチケット購入は空きがある日時のみに限定。
緊急事態宣言が解除されたとは言えコロナ禍での開催故に、事前に日時を指定して住所、氏名、電話番号、メールアドレスの個人情報を登録する日時指定入場制となっています。
公式サイト『来館のご案内|お客様へご協力のお願い』にあるように、万が一来館者やスタッフに感染者が発生した場合に「感染経路不明」とならないような配慮でしょう。

入館の際にも入場を30分毎に区切る入館人数制限、アルコール消毒と検温、エレベーターの人数制限、ソーシャルディスタンスの確保は徹底されていました。
以降、7月10日(土)から9月20日(月・祝)まで愛知県豊田市美術館に巡回となっています。
モンドリアン作品の展示品
オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点を始め、国内外の美術館所蔵のモンドリアン作品及び関連作品20点がまとめて展示。
初期の風景画、具象画からモンドリアンの作風を代表する抽象画のコンポジションまで。

コンポジションの原画を見るのは、生まれて初めて。
2回目があるかどうかもわからないからね。
館内撮影禁止となっていましたが、このコーナーだけが撮影可になっていました。

サイクリスト以外の人にとってはモンドリアン=LOOKというよりも、モンドリアン=サンローランでしょう。
ベルナール・イノーやグレッグ・レモンが所属していたLa Vie Claireのウェアが展示されていたら嬉しいのだけれど。
木の連作を追うとモンドリアンの具象から抽象への変遷が最も理解し易い。この変遷を理解しやすいように追う展示がされている訳ではありませんが。
初期の風景画の具象から直線と3原色による抽象の極みコンポジションまで、数多くのモンドリアン作品を観賞してきました。
インターネットメディアに触れる機会が多くなると、どうしても
ブログをやっていると尚更、、、
直線よりも曲線を描く方が難易度が高い。
原色は使わない。
アクセントカラーの適切な比率は70%:25%:5%
などなどWEBデザインの配色の基本、この考え方に囚われ過ぎてしまい、ここから抜け出せなくなってしまう。
厳密には赤青黄の3色は3原色ではないのです。しかし、3原色からいかようにも全ての色を作り出すことができる。
直線を変化させれば、どのような曲線も描ける。
つまり直線と3原色は全ての事象を内包しているのではないか。
美術芸術には疎くても抽象画に込められた意味と、モンドリアン作品の変遷が分かってきたような気がしました。
1940年にニューヨークに移住したモンドリアン。ジャズの影響も受けたそうだけれど、特にどのミュージシャンだったかなどは検索しても不明。
ブロードウェイ・ブギ・ウギや遺作となったヴィクトリー・ブギウギの作品名にあるように、ブルースから派生したスウィングまたはシャッフルのリズムによる反復フレーズ。
ブロードウェイ・ブギ・ウギやヴィクトリー・ブギウギは、反復し規則性があるようにも見える。
大編成のビッグバンドが演奏する、聴衆が楽しく踊るために演奏されたスイングジャズのようにも見える。
しかし、熱い即興演奏のビバップの影響も少なからず受けているような気がするのは気のせいでしょうか。
抽象画とコード進行に共通点があるような。
モダンジャズしか聴かないので、正しい分析とは言えないかもしれませんけれど。
モンドリアングッズ
併設の売店でさまざまなモンドリアンカラーのグッズが販売されていました。





エコバック、トートバック、クリアファイル、メモ帳、コースター、マスク、クッションカバーなどなど

購入したグッズの一部。これで全部じゃないです。他にも・・・いろいろと買ってきてしまいました。
モンドリアングッズの一部は公式サイトの通信販売から購入可能です。
モンドリアンの代表作とも言える、赤黄青のコンポジションはオランダのデン・ハーグ美術館の所蔵。
このような機会でもないと、僕を含め見る機会がない人がほとんどなのではないでしょうか。
少しでも好奇心が湧き興味があれば、是非とも訪れてみてください。
美術品50点をオランダから輸送するのって、相当な費用が掛かるのでしょうね。
ゴッホのひまわりや東郷青児などのSOMPO美術館所蔵常設展示品も見られます。
パンフレットのデザインも秀逸。

蛇足ですが、、、
新宿に出向いたついでにと言ってはなんですが、ノンフィクション作家の高野秀行氏の記事『祖国が軍事クーデターに揺れる「東京のミャンマー人」たちの本当の声』にあるミャンマー料理店ゴールデンバガンにも行ってみました。
同じ新宿区内とは言えSOMPO美術館から徒歩で結構な距離なのですが、初めてのミャンマー料理を楽しみにして。
しかし、、、


や、休みじゃねーか!?

何言ってるんだよ、オマエは!
お店のホームページに『日曜祝日休み』って、ちゃんと書いてあるだろ!
1年以上ぶりに繁華街へ出かけ、こちらも1年以上ぶりに革靴で1万歩以上歩いた末の顛末でした。
田舎者は困りますねーw
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