ソロ。ぼっちライドについて
3密回避やソーシャルディスタンスの確保、コロナ禍における運動の楽しみ方のひとつとして、単独走サイクリングはリスクを減らしつつ運動を習慣づけられる有効な手段であると考えます。
そしてこれは家族ライドや少人数でのグループライド、チーム錬などを否定するものではありません。
ソロライドとはなにか、単独走とはなにか。深く考察することによって、自己の知識や経験値、判断力の蓄積と同時に、他者との関わりのありがたみや、助けてもらったときの感謝の気持ちがより理解できるとも考えます。
単独走は自分で計画して自ら行動する
いつどこに行くか。計画から準備、そして出発から帰宅までのライドの過程。その全てを自己の判断と体力で完結させるのが単独走であると思う。
それが5km先にあるカフェライドであっても、400kmノンストップロングライドでも。
走行距離や獲得標高の難易度を競い合うだけがソロライドではありません。
速さを競うならレースに出場して競い合えば良い。
あくまでも自分の楽しみのために。
楽しかったと感じられるライドができれば、それが無事に帰宅して完結したのならば、
例え3km先にある公園に初めて行ったライドであっても、新しい発見と感動が得られれば、それが充実したソロライドなんだと思えるのです。
優劣や速さを競う必要はない。自己の充実感のためのライドであるべきなのです。
自分が楽しいと感じられる行き先を探すところから、ソロライドが始まる。
グラベルロードでのオフロードツーリングやデイキャンプなども、楽しみ方の派生形として増えてきていますね。
自転車が球技や他の多くのスポーツと異なるところが、スポーツを楽しむ場所が決まっていない点です。
だからこそ「どこを走ればいいの?」と迷いやすい反面、「自由に楽しめる」「新しい発見」が得られる趣味でありスポーツであると思います。
ご近所散策ゆるポタでも、カフェライドでも、ガチの高強度トレーニングでも、自分自身で楽しめる走り方を見つければ良い。デイキャンプはサイクルチェアリングと最近では言うらしいです。写真や食事とクロスオーバーさせても良い。
計画
どこに行くのか、目的地は?それを決める段階からソロライドが始まっています。
Google MAPを見て探す。Twitterを始めSNSを参考にしたりきっかけにしても良い。雑誌で情報を得ても構わない。
美味しそうなスイーツがあるカフェでも、走行距離を目的にしても、峠の頂上を目的にしても、何を目的にしても構わない。
好きなように、自分が納得して楽しめる計画を立て準備するところからソロライドが始まります。
自分で行きたい場所を探し、計画し、実行する。それが大切。
何度か訪れたことのある場所の再訪も、時間が変われば、季節が変われば、新たな発見と感動があるかもしれません。
また、行き先を決めない散策ライドも楽しいものです。
目的地も過程の道順も何も決めない。気の赴くままのポタリングもまた楽しい。
経験値とスキル
自転車、スポーツバイクに於けるソロライドに必要なスキルとして、メカトラブルに対する備えがある。
メカトラブルの中で、最も高い頻度で想定できるのがパンク。乗り始めたばかりの初心者さんは別として、パンク修理(ライド中はチューブ交換)は最初に覚えておきたい作業になります。
次にネジの緩みなどに携帯工具で対処することが挙げられるでしょうか。
装備に加えて、気温や走行距離に応じてドリンクや補給食を準備することも必要です。
走行距離や獲得標高、斜度に応じたペース配分。
天候や気温に応じて服装を決めることも。
事前にバイクのコンディションに異常や不備が無いか、確認や点検整備をしておくことも。
始めから完璧に出来る人なんていない。経験を重ねることによって、スキルが高まっていく。
1歩づつでも、少しづつでも、確実に成長していくことが大切なのではないかと思います。
楽しいだけでは続けることは難しい。知識や技術を身に付けていくことも必要だと思います。
登山における単独
登山や冒険のジャンルでは、単独について多くの議論がなされており、単独行を極めている先人も多い。
その精神や行動哲学など、学べることも多い。
山岳ガイドやシェルパのお供がついて荷物や食料を運んでもらい、計画から行動までお膳立てをして貰って登る世界最高峰エベレストよりも、自ら計画しベースキャンプより上では誰からのサポートも無い単独行又はアルパインスタイルで、エベレストよりも傾斜のきつい難易度の高いルートを自ら選択して登る方が、より純度の高い登山を成し遂げたとして高い評価を受ける。
いや、評価のためにそのような登山をしている訳ではないであろう。
楽しいから、自分が納得できる登山スタイルを突き詰めた結果として、単独行やアルパインスタイルがあるのだと思う。
難易度の高いクライミングは危険も伴う。その挑戦の過程で多くの命が失われている。
だからこそ哲学的ともいえる考察が、『単独』について行われているのだろう。
ライフスタイルも含めて単独行を極めている山野井泰史氏。その登山哲学を知るには沢木耕太郎著『凍』がお勧めです。
単独もここまで突き詰めると高潔。
遭難や事故があれば、その検証も活発に行われているのが登山のジャンル。要救助者を非難することがその目的ではありません。人命を最優先するからこそ、再発防止のために検証や議論が行われています。
遭難や不慮の事故が人命に直結する登山だからこそだと思います。
検証や議論は、決して非難や誹謗中傷ではありません。
再発防止のために、登山者各自のスキルアップの為に必要なことなのです。
批判や非難が目的ではありません。再発防止やスキルアップの過程において避けられないことなのではないでしょうか。
人の振り見て我が振り直せ、ってやつかな。
僅かな批判も許さない、批判することを否定して、批判を批判する人がいるけれども、感情を落ち着かせて自己防衛しているだけに終わってしまう例も多い。
学習することよりも、感情を優先してしまっては、得られないものがあると思うのです。
世間一般で注目を集めている人が批判に晒されると、、、
「妬んでいる」「嫉妬している」と言っている人が居るけれど、そうではないんだよな。ピント外れ。
サイクリングを信じない人たち、批判ばかりする人たち、懐疑論者に言いたい。大きな夢を見られない人を気の毒に思う。奇跡を信じない人を残念に思う。
ランス・アームストロング
ランス・アームストロングの元チームメイト、フランキー・アンドリューの妻、ベッツィの証言を引用しよう。
アメリカ人はランスが偉大な英雄だからと言う理由で、彼のおとぎ話を信じたがっている。でも私は彼の本当の姿を知っている。彼は詐欺師なのよ。
ベッツィ・アンドリュー
私は真実を証言しただけ。
なぜ真実を証言する人が苦しまなければならないのだろうか。本末転倒である。
冒険の共有の本当の目的は、否定という壁を少しでもなくすことができたらと思っています。
栗城史多
ランス・アームストロングや栗城史多に向けられていた批判。最終的にどちらが正しかったのだろうか。
このような嘘つきに共感し、応援し、前向きになることは果たして正解だったのだろうか。
楽しむこととスキルアップを両立して取り組んでいきたいところです。
明るく前向きに楽しめれば、それだけで良いのでしょうか。
楽しんでいる人達を否定している訳ではありません。
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