全日本自転車競技選手権大会・男子個人&チームチームパシュート日本記録更新

2019年9月21日

チームブリヂストンサイクリングが日本記録を更新

チームパシュート日本記録

4km個人パシュートでは窪木一茂選手が4分15秒889のタイムで日本記録を更新して優勝!

4km団体パシュートではチームブリヂストンサイクリングが3分57秒488のタイムで日本記録を更新して優勝!

沢田桂太郎選手は1kmTTで1分02秒590の大会新記録で優勝!

4km個人パシュート:窪木一茂選手

9月14日~16日の3日間で開催された全日本自転車競技選手権大会トラックレース。

初日9月14日に行われた4km個人パシュートでは、チームブリヂストンサイクリングの窪木一茂選手が、自身の日本記録をおよそ5秒更新して4分15秒889という記録を叩き出して優勝。
5秒も!日本記録を縮めるだけでも凄いことだけれど、このタイムはオリンピックレコード4分15秒031に、あと僅か0.858秒差に迫る驚異的に素晴らしいタイムです。

オリンピックレコード保持者は2012年ロンドンオリンピックで記録したイギリスのブラッドリー・ウィギンス。その輝かしい戦績から大英帝国勲章を受章している。ウィギンスはイギリス王室からサーの称号を授与されているので正式な名前はSir Bradley Marc Wiggins。

サーの称号を持つ自転車競技界のスーパースター、ブラッドリー・ウィギンスとのタイム差が僅か1秒以内ですよ!凄い!

世界とは大きな隔たりのあった日本のトラック競技中距離種目に、輝く光が差し込めてきたようです。

女子エリート・3km個人パシュートでは、梶原悠未選手が3分33秒740の日本新記録で優勝している。大会新記録、日本新記録連発の大会でもあったのです。東京オリンピックを来年に控え、期待が持てる記録ラッシュです。

男子チームパシュート:チームブリヂストンサイクリング

最終日16日の最終種目、男子エリート・4kmチームパシュート決勝で、TEAM BRIDGESTONE Cyclingがそれまでの日本記録を約0.3秒更新する3分57秒488のタイムで圧勝!日本記録を更新した。

メンバーは今村俊介、橋本英也、窪木一茂、近谷涼の4人。予選は沢田桂太郎、橋本英也、窪木一茂、近谷涼の4人でレースに臨んだ。

動画は当日のライブ放送、男子チームパシュート決勝スタートの4時間32分22秒から

チームブリヂストンサイクリングはこの大会で、まだ市販さていない新型トラックフレームを投入。ハンドルバー(DHバー)もおそらくプロトタイプだろう。動画のアイキャッチ画像は何故か現行アンカー・トラックフレームになっているけれど。

予選では昨年2月にマレーシアで出した3分57秒801という日本記録に、あと0.09秒と迫る3分57秒89のタイムで決勝進出を決めた。決勝は予選を走った個人1kmTT日本新記録保持者の沢田桂太郎選手から、今村俊介選手にメンバーチェンジ。

決勝での対戦相手、日本大学を追い抜くときの速度差がハンパない!凄いな。

追い抜くときの場内アナウンスで「追い越し禁止です!日本大学、追い越し禁止です!」と言っているけれど、正確には「日本大学は(対戦相手に追い抜かれるときは)先頭交代禁止です。」が正確だと思う。
日大を追い抜いた時点で順位が決まり勝敗は決したけれど、そのまま走り続けて日本記録を更新するタイムでゴールした。

周長250mのJKA250バンクで4kmチームパシュートは16周。およそ1.5周で先頭交代してる。

サイクルスポーツjp

モアケイデンス

シクロワイアード

東京オリンピックに向けて

バンク(走路)が異なるので単純な比較はできないけれど、3分57秒488のタイムはリオ五輪なら5位、あと2.10秒縮めれば銅メダルのタイムだ。世界のトップからは距離感がある自転車競技の中距離種目で、世界を視野に入れられる素晴らしい結果だと思う。

男子チームパシュートのオリンピックレコードはイギリスがロンドンオリンピックで記録した3分51秒659。
チームブリヂストンサイクリングは優勝と日本記録更新は当たり前と考えていて、3分54秒台を狙っていたようだ。54秒台のタイムはオリンピックなら銀メダル相当になる。

現在男子チームパシュートでの日本のオリンピックランキングは14位。東京オリンピックの出場枠は8ヶ国8チーム。
開催国枠のない自転車競技トラック種目では、これからアジア選手権と世界選手権での好成績、アジア選手権では優勝と、ワールドカップ・フル参戦でポイントを稼いで、是非とも東京オリンピックに出場してほしいです。

窪木選手と橋本選手の2人で東京オリンピック・オムニアム出場が実現すれば、2人の実力とチームプレーでメダルの可能性も充分にあると思う。

新型トラックフレームお披露目

2020年度アンカー発表会の場で、橋本英也、窪木一茂、中野浩一強化委員長のトークショー

過去に日本の中距離種目でこれほど期待が持てる事があっただろうか。夢や希望でなく実現可能な手が届く位置にきている。東京オリンピックでの活躍とメダル獲得を願っています。

2020トラック世界選手権ベルリン

追加情報

2020トラック世界選手権inベルリン大会初日の男子チームパシュート予選(チームブリヂストンサイクリング:沢田桂太郎、今村駿介、窪木一茂、近谷涼)
結果は9位と決勝ラウンドに進むことは叶いませんでしたが、3分52秒956のタイムで日本記録を更新しました。