コンプレフロスで速くなる!?

2019年9月27日機材

コンプレフロス

筋膜リリース

筋肉を包み込んでいる繊維質の膜である筋膜。筋外膜、筋周膜、筋内膜を総称して筋膜と言う。筋肉がスムーズに動き、理想的な動作をするためには、筋膜の滑りの良さが必要です。
慢性的な運動不足や、長時間同じ姿勢での生活や仕事が続いて老廃物が溜まると、筋膜が癒着してしまい体が固くなり痛みを感じるようになってしまう。
この癒着した筋膜の滑りを良くして痛みを緩和し、可動域の拡大や筋肉疲労の回復に効果があると言われている。これが筋膜リリースと言われるものです。

筋膜リリースという考え方は、様々なスポーツの疲労回復とコンディショニングに応用されてきている。

身体のセルフケア

トリガーポイントに代表されるようなローラー式のセルフマッサージツール。リカバリーウェア。目的は異なるけれど、疲労軽減やパフォーマンス向上を目的としたコンプレッションウェアなどのグッズやウェアがある。

リカバリー系の用具ではストレッチポールをたまに使っている。コンプレッションウェアは登山でたまに着用するくらい。身体のケアにはどちらかと言うと無頓着だった。
ストレッチは行っているけれど、用具に頼る感覚はなかった。無頓着なくせに肩こりが酷く、倦怠感が抜けなくなってきた。短時間で効果がありそうな方法として見つけたのが、このコンプレフロス。

コンプレフロスはサンクト・ジャパンが販売しているフロスバンドの商品名である。

フロスバンド

コンプレフロスbyサンクトバンド

加圧して一気に血流を開放して流すことで疲労感を解消する。体が軽くなり柔軟性が増す効果もあると言う。

コンプレフロスの輸入販売代理店は株式会社サンクト・ジャパン

株式会社サンクト・ジャパンの代表取締役社長は、元サッカー日本代表の秋田豊。所属チーム移籍や監督歴もあるけれども、鹿島アントラーズとサッカー日本代表の秋田豊なんですよね。僕の記憶に残っているのが。

コンプレフロス巻き方の基本
  • 心臓から遠いところから、心臓に近い方に向かって巻く。
  • 50%増(1.5倍)の長さになる強さで、バンドを引っ張りながら巻く。
  • ※怪我の直後、皮膚の弱い人などは、まずは30%の強度で使用して様子をみてください。
  • コンプレフロスの半分(1/2)が重なるように巻く。
  • コンプレフロスを巻いてから、自動運動と他動運動を2分間行い、コンプレフロスを外す。
  • ※自動運動=ストレッチ、スクワット、ウォーミングアップ等。他動運動=マッサージ、トレーナーによる施術等

コンプレフロスを巻いて圧をかけ、その状態で筋肉をほぐしたり、ストレッチなどの簡単な運動をするだけで、圧迫後の開放による血流やリンパ流が促進されて、筋肉が柔らかくなるとされている最新のコンディショニングツール。2分間で済む、というのも良さそうなポイント。実質はその前後に”巻く”と”外す”時間が必要になるけれど、巻き慣れれば短時間で済む。

コンプレフロス種類

バンドの強度は4種類。幅は1インチ、2インチ、3インチの3種で長さは2m。2インチだけ3.5mの長尺もある。腿に使うなら2インチ幅3.5m長が必要。腕や下肢なら2インチ2mの長さがあれば足りる。

コンプレフロスを試してみた。

  • 被験者
  • 中年男性
  • 仕事の疲れが慢性的に抜けなくなってきた。
  • 身体の柔軟性が無い。関節は固い。
  • 慢性的な肩こりの自覚症状あり。首回りも硬い、バキバキ。
  • 整体やマッサージに行くと「長時間パソコン使ってますね」と言われる。

就寝前にコンプレフロスを二の腕から肩にかけて巻く。巻いた状態で2分間のストレッチ→外してからもストレッチ。目的は肩甲骨周りの柔軟性。
それなのに二の腕に巻くのは、後述の新宿京王百貨店トレーニングピット・ショップスタッフさんに教わった方法。試しにも太ももに巻いてみる。これを毎日継続してみた。

太もも

1.5倍にゴムが伸びる強さで巻くと、締め付けられて腿が細くなってる。しかし青い包帯で巻かれたミイラのようで、お世辞にもカッコイイ姿とは言えない。気恥ずかしくて外出は出来ない姿である。

コンプレフロスを腿に巻いてスクワットとストレッチ。前屈の柔軟性が増す事例があるようだけれど、僕の場合は使用前使用後で大きな変化はなし。
コンプレフロスを外した直後は足の動きが軽く感じる。しかしこれは、大リーグボール養成ギブスのような負荷を外したのだから、軽く感じるのは当たり前。特に効果は実感できなかった。

なんとなく肩が軽くなり、可動域が広がったような実感はあった。僅かにだけど疲労感も少なくなったような気もする。ストレッチだけを行ったときよりも効果は感じられたけれど、しかしフラシーボかもしれない。劇的な変化はない。まだ半信半疑であった。

ロードバイクに乗る。巡行が楽に。

コンプレフロス巻きを毎日継続した数日後にロードバイクに乗る。あれ?ドロップハンドルの下ハンやブラケットエアロフォームの深い前傾姿勢が楽だ。はっきりと違いと効果が実感できた。
しかし、たまたま体調が良かっただけなのかもしれないとも思った。けれども、その後も深い前傾姿勢が楽になった状態は継続している。

ある程度の速度域以上、およそ時速25~30km以上での巡行が楽になった。しかしこれは肉体的なパフォーマンスが向上したのではなくて、前傾姿勢が深くなったことによって空気抵抗が減ったことが理由だと思う。
ブラケットポジションで手首を内側に捻り、腕を絞って空気抵抗が軽減されたときと同じような感覚。無理なく苦しくもなく、今までよりも深い前傾姿勢を保てるようになった。

肩甲骨サスペンションが使えるようになった。とは言っても僕のレベルは低く新城幸也選手を10とすると、僕は今まで限りなくゼロに近かったのが2か3のレベルになった感じ。それでも進歩はしたし、路面からの振動が緩和されたので楽になった。

これはいいかもしれない。

コンプレフロス巻きを数日サボると元に戻ってしまう。継続は力なり、なんだな。

コンプレフロスの購入

販売店は非常に少ない。

サンクトジャパン直販の通信販売。しかし今時SSLになっていない。個人情報を入力するにはセキュリティ面で不安がある。直販を利用するならFAX注文で銀行振込みがお勧め。

ロフトでサンクトジャパン製品を扱っているようなので、ロフトを3軒周ってみたけれど、どこもサンクトジャパンの健康グッズが少量ならんでいるのみ。お目当てのコンプレフロスは無かった。

実物の強度を確認したかったので、通信販売ではなく実店舗で買いたかった。新宿京王百貨店5Fトレーニングピットで取り扱っているらしいという情報を得て行ってみたところ、店頭在庫もあり京王百貨店新宿店で購入しました。
ショップスタッフさんの話によると、サンクトジャパンの講習を受けて認可を得ないと販売できないらしい。

「肩甲骨周りの柔軟性と言うけれど肩や肩甲骨にたすき掛けに巻くよりも、二の腕から肩にかけてグルグル巻きで効果が出る場合が多い。」という話も聞いてきた。実店舗で買って正解だったように思う。実店舗は商品と一緒にノウハウも付いてくるのが嬉しい。

Amazonで販売されているのはコンプレフロスの類似品

品質の差は比較したことが無いのでわかりません。

効果とまとめ

効果には個人差がある。筋膜リリースは医学的にエビデンスがきちんと得られている理論でもない。必ずしも効果が保証されているものではない。
元々ロードバイクで深い前傾ポジションのフォームが無理なくとれていれば不要なものかもしれない。しかし僕にとっては効果が実感できたので、今のところ継続して使用中です。

ストレッチひとつとっても諸説あり、自分に合った方法を試行錯誤しながら見つけていく必要があると思う。ロードバイクのポジショニングも正解はひとつではない。その人にとっての最適解があり、1人1人に当てはまる適切な答えは違うもの。

愛車LOOK 785 HUEZ RSのハンドルを下げてポジション変えてみても良いかな。ヘッドチューブの長い785 HUEZなので、ハンドルを下げるにはステムを交換しなくては。ステム下にはコラムスペーサー使っていないのです。

コンプレフロスも僕のように自己流の独学よりも、適切で効果的な巻き方を習った方が近道かもしれない。施術にコンプレフロスを使っている接骨院やパーソナルトレーナーも増えてきている。

その後の変化や気が付いた点があれば書き加えていこうと思います。

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