ワークマンのサイクルジャージを買ってみた。

2021年3月30日

元々はガテン系の現場で働く人を支えてきたワークマン。

朝早くから働く人達のためにお店の営業時間、開店時間も早かったりする。

コスパの良い作業着を売っているお店というイメージで、以前ならばワークマンには全く縁がなかった人も多かったのではないでしょうか。

そんなワークマンが、登山やアウトドア向けのウェアを展開し始めて久しい。一般衣料、アウトドアウェアとして人気が高まってきています。そして、このたび自転車用のウェアにも進出。

ワークマンはサイクルウェアの価格破壊!旋風を巻き起こすのか!?

実際に購入して使ってみた使用感や、その長所も短所も余すことなく記事にします。

買ったのは1か月以上前ですが、暖かくなりいよいよこのウェアの出番。寒いと吸汗性能などがわからないので、ようやくレポできるようになりました。

MOVE ACTIVE CYCLE ジャージ No.1413

ワークマンACTIVE CYCLEジャージ

カラーはネオネイビー、ネオグリーン、ネオイエロー、ネオパープル、ネオグレー、ネオホワイトの6色展開。
※前面のみ。背面や襟袖はどのカラー展開でも黒になります。

ワークマン・サイクルジャージの特徴

生地は発汗性に優れたポリエステル100%。薄手の夏向きの生地。

生地の脇の下に当たる箇所には、格子状の透ける薄手の素材が使われていて、発汗性を意識した作り。

背面のポケットだけでなくサイドポケットが左右両側に2つ。背面中央に一回り容量の大きいジッパー付きのポケットが追加されています。左側サイドポケットもジッパー仕様。

胸のFind-Outロゴは反射素材プリント。背面ジッパーとポケット両脇の3か所にも反射素材が使われています。

価格はなんと!驚きの激安価格、税込み1,500円!である。

ブランドウェアの約10分の1のお値段!

自転車ウェアの固定概念を崩壊させることができるのか?
それではワークマン・サイクルジャージをインプレッション!

シマノパーツに例えればデュラエースとクラリスやターニーとの比較インプレッションのようなもの。

それでは始めます。

ワークマン・サイクルジャージのインプレッション。その長所と短所。

サイズ感は身の丈も長めでゆったりめの作り。パールイズミのワンサイズ下に相当(ワークマンMサイズがパールイズミLサイズに相当)。
※そもそもパールイズミが小さめのサイズ感ではあります。

伸縮性最大の素材でピッタリフィットする着るとシワやたるみが全く無い最近のレーシングウェアとは異なります。

空気抵抗を考慮するレースではなく、僕も含めてサイクリング用途には、このゆったり感は締め付けられる感覚が無くて快適な着心地が得られるはず。

長所

基本は抑えてある。1,500円という価格を考えると、コストパフォーマンスは最高。

ポケットの数が多い。側面にもポケットがあるのは◎!

ワークマンMOVE ACTIVE CYCLEジャージ

ポリエステル100%の素材。これが他の素材が使われていたりすると、発汗性最悪になりかねない。

ゆったりした裁断で圧迫感の無い快適な着心地。

生地の伸縮性も価格からすると充分と言える。

短所

ポケットが浅い

スマホがはみ出してしまう。もう2~3cm深さがあればベスト。

ワークマンCycleジャージ
チャック付きポケットにはスマートフォンが収まる深さがあります。

【ワークマンvsパールイズミ】サイクルジャージのポケットを比較

ワークマンvsパールイズミ。サイクルジャージのポケット比較
左:ワークマン。右:パールイズミ

パールイズミと比較してバックポケットが浅い。その分ポケットの数は多いけど。※ジッパーで閉まるポケットとパールイズミが同等の深さ。

そして1番の違いは、ワークマンのポケットは生地が平たいまま縫われているのに対し、パールイズミはポケットが膨らむことを想定して袋状に縫製されていること。
背面3つのバックポケットはパールイズミと比較すると容量は少ないです。

袖が短い

他社製半袖アンダーウェアよりも袖が短いので、半袖アンダーウェアの袖が見えてしまうぞ。※暖かくなってきたらノースリーブアンダーを着るようになるからいいんだけど。

ワークマンサイクルジャージ2

ゆったりした作りは良いのだが(サイクリング用途を顧客層に想定しているだろうし)、袖口がゆったりでブカブカ。アームウォーマーがライド中に下がってきてしまう。
※アームウォーマーの種類によって、ずり下がってくるとは限りません。
裾には滑り止め加工がされているので、袖口にも同じ素材を使って袖口だけでもタイトフィットにすると良いのでは。

他社製サイクルウェアは袖が長くタイトフィットな作りになっている。尚更ワークマンとの袖の長さの違いを感じてしまう。

数百円程度価格が上がったとしても、ポケットと袖は改良して頂きたい。

あと、前傾姿勢を深くすると、背中側の肩回りの生地が少し突っ張る感じ。サイクリング用途の想定で、深い前傾姿勢を想定していないカッティングなのだろうなと思います。
ブラケットポジションで上半身を起こしている姿勢では、全く違和感は感じられません。

デザインは、、、価格を考えると仕方ないのかも・・・。

女性用サイズが無い

Twitterで女性サイクリストからご意見を頂いて気が付きました。

レディースモデルやサイズが無いんですぅ

基本的にワークマンのサイクルウェアは男性用M~3Lのサイズラインナップ。レディースモデルがありません。
ワークマンMサイズはパールイズミ男性用Lサイズ相当。これでは女性に着れるサイズが無い・・・。

ワークマン女子のラインナップにサイクルウェアを展開するしかなさそう。

デザインの改善と女性用の展開は今後に期待したいところです。

[Morethan] サイクルジャージ メンズ (M/ダークブルー/半袖) サイクリングウェア (UVカット/ポケット付き/抗菌 軽量) HVP-016
[Morethan] サイクルジャージ メンズ (M/ダークブルー/半袖) サイクリングウェア (UVカット/ポケット付き/抗菌 軽量) HVP-016

使用感まとめ

あえて短所も挙げましたが、価格差6倍以上~10倍の既存ウェアブランドのサイクルジャージとの比較です。

税込み1,500円という爆安激安価格を考慮すると、重箱の隅を突いているようなもの。コストパフォーマンスは最高レベルと言っても過言ではありません。

これから暑くなる夏に向けて、汗をかく季節にはサイクルウェアは何着か持っていたいものです。
真夏は気温の上がる日中は避けて、朝と夕方にライドを分けると1日で2着必要になったりします。真夏ライドの発汗量はハンパないのです。

初めてのサイクルウェアとしてもお財布に優しい。買い増しウェアとしてもコスパ良し。

細かいことはいいんだよ。
何てったって1,500円なんだから。

これからの季節に向けてワークマンのサイクルジャージはお勧めです。

MOVE ACTIVE CYCLE ジャージ No.1413は限定生産らしいのですが、柄を変えたりマイナーチェンジで発売を続けてほしい製品です。

今後のワークマンのサイクルウェア展開に注目です。

アンダーウェアの価格破壊おたふく手袋のウェアもお勧めです。

ワークマン秋冬モデルのレビュー記事

2022年モデルで新色が追加

2022年1月追記

新色が追加された2022年春夏モデルが店頭に並び始めました。

https://twitter.com/workman_saitama/status/1481207406537605121

ポケットの浅さ等の改良はなく、色柄の追加のみ。価格は据え置きになっています。