2024サイクルモード東京に行ってきました part1
4月6日(土)~7日(日)東京ビッグサイトで開催されたサイクルモード東京に行ってきました。
全ての出品やブースを取り上げることは出来ませんが、気になったブースや製品などをレポートします。
開催前から「シマノが居ない!」と話題になっていました。何故だろ?
オーストリッチ
生地や縫製の良さで使い易さと高い耐久性を誇る、信頼のオーストリッチのバッグや輪行袋。
日本のモノ作りを象徴するような真面目で堅実なメーカーでもあります。
POTARIフロントバッグライトの横幅が狭くて太い、新型バリエーションモデルが展示されていました。
ブースでは常に社長が輪行講習会を行っていました。
スギノ
キャパシティブースター・シマノ12速用
デュラエース用と105&アルテグラ用は品番が異なるので購入の際は注意です。
セラミックベアリング、ガイドプーリー12T、テンションプーリー16Tの偏心プーリー
ディレーラーのプーリーゲージはシマノ純正そのままで、チェーンの長さも純正の状態から変えないでアップグレード可能なビッグプーリーです。
トップからローギヤまで歯先とガイドプーリーの距離は常に一定。デモを見る限り動きもスムーズ。
サイクロイド12速用
11速用を使っていますが、ペダリングが合えば明らかに軽く登りは楽になります。
ヒルクライム好きのサイクリストで興味があれば、サイクロイド楕円ギヤは是非試してみて欲しい製品です。
Sugino(スギノ) CY4-SHC レッド 34T チェーンリング 1枚iRC
キナンレーシング山本元喜選手の実車が展示されていました。
iRCタイヤとは関係ない話で申し訳ないけど、リアディレーラーはアルテグラ、トライピークのテンションプーリーはナローワイドの歯先形状になってるのね。
フォーミュラPROチューブレスは1世代前のモデルまでしか使ったことがありませんが、RBCCのもちっとして走行抵抗の軽さはありませんが、路面を手のひらで確かめているようなグリップ感のつかみ易さは好きですね。
フォーミュラPROやアスピーテのビードはケブラーを使っていない、と以前のショーでiRCの中の人から話を伺っていました。
「ベクトラン?スペクトラ?」と質問を投げかけてみましたが企業秘密だそうです。
ケブラーよりコストも安く性能も優れた素材である、と言うことだけは伺うことが出来ました。
そしてワールドツアーで某ZIPPフックレスのタイヤ外れ問題が起きていますが、iRCははめるときは固いかもしれないがそのようなトラブルが起きないように設計とR&Dを行っている、との説明でした。
OGK-Kabuto
カブトのヘルメット。ヘルメット着用努力義務に合わせてか、ライトユーザー向け、一般層向けヘルメットの展示が多かったです。
横幅が狭くない日本人の頭の形に合った形状。SGマーク認証。
認証無しの格安ヘルメットより、装着感も良く安全性の面でも信頼のおけるヘルメットの購入をお勧めします。
OGK KABUTO(オージーケーカブト) 自転車 ヘルメット LIBERO(リベロ) チャコール サイズ :54cm~57cm(未満) SG認証バイザー付きのVITTも評判は良いですね。
オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット VITT (ヴィット) カラー:G-4マットブラックネイビー サイズ:XL/XXL 頭囲:(60-63cm) JCF公認Panaracer
全面的に刷新されたPanaracerグラベルキング
用途やリム内幅、好みに合わせてバリエーションも豊富。
タイヤレバー、チューブ、チューブレスリムテープ、空気入れ、シーラントなどもパナレーサー製品は安心して使える製品が多いのでお勧め。
パナレーサー(Panaracer) 用品 タイヤレバー 3本セット PTLグロータックEQUAL
ついに待望のEQUAL多調整型ビンディングペダル発売開始!
Qファクター中央52mmからプラスマイナス4mm(48~56mm)、カント角0.5°刻みでマイナス4°~プラス4°、スタックハイトは13.5~22mmまでの間で可変調整が可能。
シマノSPD-SLクリート対応。
グr-タックはMagene製品も取り扱っています。
Magene EXTR TPUチューブ。リムブレーキカーボンリムでも使用可能。
[2個セット] Magene(マージーン) EXAR TPUチューブ 700C 36g (60mm)WheelTop EDSワイヤレス電動コンポーネント
話題のワイヤレス電動変速システムWheelTop EDS
実物を目にするのも触ってみるのもこれが初めて。
ワイヤー引きレバーにEQUALキャリパーの組み合わせでのローラー台試乗になります。
コントロールレバーはブラケットの大きさはシマノDi2ディスクブレーキ用STIと比較して特に違和感もなく気にならないレベル。
リーチアジャスター無しのワイヤー引きレバーでは、下ハンを握ったとき中指の長さ8.3cmグローブMサイズの手では第1関節の先がようやくレバーに掛かる程度。
下ハンではレバーが遠すぎました。アジャスト量が相当に多いリーチアジャスターでないと、手が小さいと相当に使いにくいと思われます。
試乗中ホダカの中の人は、しきりに「変速性能はシマノDi2と比べないでね」「今ディレーラーは何を使っていますか?」と気にしていました。
SNSで「シマノDi2より劣る」と散々言われてしまっていたからかも・・・
流石にデュラエースDi2と比較してしまうのは酷ですが、確実に変速するしレースで使わないなら実用上は全く問題ないレベルです。
最新のカンパニョーロの試乗体験はありませんが、一昔前のカンパ位の変速性能はあります。
シマノDi2のようにディレーラーが一旦オーバーストロークして適正位置に戻る動作はしないとのこと。
フロントディレーラーのオートトリム機能は備えています。オートトリム機能があるだけでも電動変速のメリットは感じられますね。
購買ターゲットとしてもシマノDi2キラーではなくて、11速以下のバイクを持っている既存ユーザーのアップグレードや非レース派サイクリスト向けの製品だと思います。
何よりも顧客対応がしっかりしているホダカが輸入代理店となっていて、保証やアフターも安心できること。
シマノ以外に選択肢が増えたことは歓迎すべきことですね。
BROMPTON
BROMPTON折りたたみ。おしゃれなディスプレイ。
7.9kgチタン製バイクも展示されていました。
ここまでのまとめ
2024サイクルモード東京出展ブースの中から、主に国内メーカーと輸入代理店を中心に紹介しました。
ブースでの質問や製品解説を伺った会話の印象として、プロモーションや販促を前面に押し出すことが無く、製品説明や技術説明をとても丁寧にユーザーに向けて解説発信してくれること。
国内メーカーの製品開発に対する真摯な姿勢、誠実さや信頼性を改めて確認することができた訪問でした。
サイクルモードはプロモーション手段や出展ブースが年々変化してきてはいますが、メーカー技術者や開発者からこのような話を聞ける数少ない機会だと思います。
続きはpart2で!
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