2023サイクルモード東京に行ってきました Part2

2023年4月19日2024年3月10日

サイクルモード東京2023

前回の記事の続きになります。サイクルモード東京2023で気になった出展の残りを紹介。

CHERUBIM

ハンドメイドバイシクルコレクションコーナーで気になったバイクがケルビム・レーサー

T47BBを採用してBBシェルを大口径化。チェーンステーをBBシェルの上側にロー付け。そしてチェーンステーを水平にマウントする。

フレームオーダーなのでハンガー下がり何mmは指定変更可能ですが、通常のハンガー下がり(65~70mm前後)のままでチェーンステーを水平に出来るそうです。

チェーンステーに長さや太さ肉厚など全く同じパイプを使っても、剛性感や加速性が全く変わってくるとか。

当然、剛性感や加速感は向上しますが、振動吸収性=乗り心地は従来のフレームが上なので、用途や目的をはっきりさせてオーダーしてほしいとのことです。

確かに説明を伺ってみれば『斜めになっているパイプを曲げる=釣り竿が曲がる状態と似ている』と『真っ直ぐなパイプを圧縮する』のとでは負荷の掛かり方が違うのは容易に想像できます。

Racer – CHERUBIM

Racer 現代を走る。最高峰のレーシングモデルCHERUBIMの遺伝子とは？それは「速さへの探求」Racerはフ ...

 http://www.cherubim.jp/racer

ケルビムの独創的なアイデアには感心させられます。

試乗できる機会があれば、是非乗ってみたいバイクです。

Muc-off

相変わらずド派手で目立つ展示のMac-off

認知度も上がりケミカルメーカーとして日本国内でも定番の一角を担うようになりました。

ディスクブレーキや塗装面など自転車の全ての場所に使えるパンクパウダーバイククリーナーの試供品30g=1L用を頂きました。

市販のパンクパウダーバイククリーナーは30g=1L用で1パック×4本入り

追ってブログ記事に書く予定です。

GARMIN

つい先日、発表されたばかりの新製品GARMIN Edge 840 & 540 (ソーラー含む)が早速展示されていました。

先行してモデルチェンジされた1040も同様ですが、多機能化された追加機能の活用方法などを中心に竹谷賢二さんが解説するトークショーが催されていました。

ガーミン(GARMIN) Edge 840 Bundle サイクルコンピューター センサーセット タッチスクリーン搭載 【日本正規品】

posted with カエレバ

ガーミン公式オンラインストア

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ヴィンテージバイクマーケット

営業歴ン十年の老舗ショップがクラシックパーツを展示販売するコーナー

何十年前にタイムスリップしたような、、、または蚤の市と言った雰囲気。

画像のカトーサイクルほか計7店が出店していました。

何十年も前に生産中止となっている部品なので、個人オークションでは相当なプレミア価格になっている部品も少なくありません。
このエリアでは妥当と思える価格で販売されていました。

旧車は現代の部品では規格が合わないため代用が効かないものも少なくない。雰囲気も合わないので入手に困ることも多々あります。

このような場で探してみるのも良いですね。

LOOK & ベルナール・イノー繋がりで80年代ツールTOSHIBA賞ジャージは欲しかったです。
サイズが合わなかったので買いませんでしたが・・・。

GROWTAC

機械式ディスクブレーキキャリパーEQUELが好評のグロータック。

他社には無いアイデア商品の開発と、コストパフォーマンスに優れた製品を輸入販売。

2023年5月中旬以降発売予定のMagene EXAR TPUチューブ

重量は僅か36g！

税込み1,650円というポリウレタンチューブ再安値を更新して話題になっています。

バルブ長は60mm又は75mmの2種類が用意されています。コアは抜けないので延長は不可。

根元の接合部はしっかりと補強され、価格が安くても構造に手抜かり無しと言った印象を受けました。

また、耐熱温度も高くリムブレーキカーボンリムにも使用可能であるとのこと。

カーボンリムやパワーメーター、コントロールレバーも注目を集めていました。

GT-OILも気になるチェーンオイルなのです。試してみたいな～。

IRC

IRCタイヤはフォーミュラPROチューブレスとアスピーテPROを中心に展示。

ASPITE PROを使うKINANレーシングチーム畑中選手の「昔の機材は当時の使い方、今の機材は今の使い方が間違いなくある」は名言だと思う。

キナン畑中、孫崎が語るレーシングクリンチャーの進化　iRCのASPITE PROの実力に迫る

チューブラーからチューブレスへ。目まぐるしく変化するロードレース界のレーシングタイヤだが、一部チ ...

 https://www.cyclowired.jp/microsite/node/385491

ディスクブレーキの普及からリム内幅が広がりタイヤも太くなってきている。チューブレスタイヤやフックレスリムも増えてきています。

ひと口にロードバイクと括られていてもホイールとタイヤの仕様は様々で、現在進行形で多様化と変化が進んでいる真っただ中にある。

「ロードバイクの空気圧は〇Bar」

一言でまとめてしまうのは、あまりにも無意味。タイヤやホイールの仕様と体重や好みに合わせた『自分自身と自分のバイクに合わせた最適な空気圧』を見つけましょう。

PIRELLI

サイクルモード直前に価格改正で値下げを発表したピレリ。

このご時世にプライスダウンは嬉しいですね。

SmaChari

HONDA×ホダカ×ワイズロードのコラボから生まれたSmaChari

専用ユニットを備えた電動アシスト自転車＋スマートフォン＋専用アプリでサイクルライフをサポートするコンセプト。

ホダカ製クロスバイクに取り付けられた専用ユニットを備えた電動アシスト自転車とスマホにインストールしたアプリで利用可能。
販売はワイズロード。

将来的にはアプリ単体利用も視野に入れているそうです。

SmaChari : スマチャリ | Honda公式サイト

それは、自転車を進化させる新しい仕組み。電動サイクル × コネクテッド ツナガルことで、自転車の世界 ...

 https://www.honda.co.jp/SmaChari/

GPS位置情報を基に家族や友人間で位置情報やルートの共有。待ち合わせや見守り、盗難対策にも有効な仕組みにもなっています。

アシストパワーをスマホからコントロールしたり、AIによる自動最適化も可能。

SmaChariアプリ利用者間で繋がりを持ったり、魅力的なライドルートや目的地を共有したり・・・。

ソフトウェア=アプリ次第で更なる進展も期待できます。

今後の普及と発展に注目していきたいシステムです。

JTEKT鬼ベアリング

MATRIX POWERTAGチームが使用するJTEKT鬼ベアリング。

無負荷状態ですがその回転性能を体感できるディスプレイ。

モニターのグラフ後半が、赤=MAVIC純正標準ベアリング、青=鬼ベアリングです。

ロードバイクホイール用ベアリング | 鬼ベアリング | 株式会社ジェイテクト

鬼ベアリングは極限のスピードを求めて開発されたロードバイクホイール用ベアリングです。ロードバイク ...

 https://koyo.jtekt.co.jp/products/onibearing/

イベントに出展している場合に限られますが、実走での試乗も可能です。

興味があれば試乗して実際に体感してみることをお勧めします。

その他

電動キックボードの出展が多かったのも時代の流れでしょうか。

またジテンシャ×旅フェアでは自治体出展のサイクリングコースや観光地紹介のエリアも目につきました。

4月15日(土)会場から午後4時ごろまで、試乗はしないでブースのみを周り、気になる製品は説明を伺いつつ楽しんできたサイクルモードのレポートでした。