ロードバイク・タイヤの適正空気圧

2019年12月8日

ロングライド派にお勧めの空気圧

MICHELIN版簡易編

世界で最も古い企業キャラクターであるビバンダム(ミシュランマン)が分かりやすいグラフでタイヤの適正空気圧を教えてくれています。

ミシュラン・ロードバイクタイヤ推奨空気圧

20Cから28Cまでの太さのタイヤを使用する際の、適正空気圧をライダーの体重別によってグラフ化。一目で把握できるので、手軽に取り入れられるのではないでしょうか。

25Cタイヤが普及してきた現在「あれ?空気圧高過ぎだったんじゃね?」という人が多いのではないでしょうか。僕も25Cタイヤを使い始めたばかりの頃は23Cと変わらない100psi程度入れてたので、偉そうな事は言えませんけれども。

小柄で体重が軽い人でも、タイヤ指定空気圧の上限120PSIとか・・・入れ過ぎな人が多い印象です。

このグラフで示された空気圧=700×25Cタイヤ使用でライダーの体重が64kgの場合、ミシュランが推奨する適正空気圧は約85psi。100psiから85psiまで空気圧を落としても、体感できるほど路面抵抗は増えず重くは感じません。
振動吸収性=乗り心地の良さが際立ち、疲れにくく快適になります。ロングライド派やゆるポタ派には特にお勧めします。

距離の短いロードレースや短時間での強度を上げたトレーニングの場合は、もがいた時に一瞬反応が遅れているような、タイヤのヨレを感じてパワーをロスしているように感じられます。
この場合は乗車時間が短時間なので「長時間乗っていると振動で疲労が早まる」ことは考慮しなくて良い。ミシュランマンの推奨空気圧よりも高くして構わないと思います。
但し路面がウェットの場合にはグリップを少しでも上げるために、普段よりも空気圧は下げた方が良いです。
ロードレースでは、コーナーでスリップして落車→他の人を巻き込んでしまう場合も想定できますから。

MAVIC版|MyMAVICアプリを使った適正空気圧算出方法

アンドロイド

iPhone

リム内幅、タイヤ太さ、ライダーの体重、自転車の重量等をアプリに入力すると適正空気圧が算出されます。路面がドライなのかウェットなのか等の選択肢もあり、より細かく空気圧をセッティングしたい人向け。

インターネットに接続されていないと使えないのがこのアプリの欠点。

スマホアプリMyMAVICをインストール。アプリ起動後に「Calculate my tyre pressure」をタップ。

選択項目は

1.PERFORMANCE、VERSATILE、COMFORT

パフォーマンス=短距離のサーキットロードレースなど、バーサタイル=万能、コンフォート=ロングライドやゆるポタ

2.TUBE TYPE、TUBULAR、TUBERESS

チューブレスをクリンチャーと同じ空気圧で乗ってるサイクリストもいたり…

3.WEATHER(DRY or WET or MIXED)

ウェット路面ではグリップを稼ぐために空気圧を落とします。

4.RIM WIDTH(13mm~26mm)リム内幅

5.TYRE WIDTH(23C~50C)

6.BRAKE TYPE(RIM or DISC)

リムブレーキかディスクブレーキかで適正空気圧を変える。

7.ライダーの体重

8.自転車の車両重量

以上を選択入力し「Calculate」をタップすると、適正空気圧が前輪後輪それぞれ別に算出されます。

MAVICホイール(リム)を使っていなくても、リムの内幅(外幅ではありません)が判っていれば算出可能です。MAVICユーザーでなくても使えるアプリです。

パフォーマンスを選択しても、やはりMyMAVICアプリでも低めの空気圧が算出されます。あるタイヤメーカーの中の人は「日本人は空気圧を高くし過ぎている。タイヤの性能を充分に発揮できているとは言えない。」と言っていました。

僕はチューブレスタイヤで荒れた路面を走る場合、ロングライドで瞬間的な速さを求めない場合などは、フロント70psi程度まで落とすときもあります。特にチューブレスタイヤでは、低圧でも走行抵抗が増えて重くなるような感覚がない。
乗り心地重視でのセッティングではMyMAVICアプリで算出された推奨空気圧がお勧めです。路面からの振動で手が痺れる人にもお勧めします。

SIRICAの実験

路面の荒れや振動は、どの程度抵抗に影響するのか?

空気圧は上げれば上げるほど良い訳ではないという話。

https://blog.silca.cc/part-4b-rolling-resistance-and-impedance

ここではライダーの体重やタイヤの太さが不明ですが、100psiがブレークポイント=変換点となり、それ以上に空気圧を上げても逆に走行抵抗は増えてしまうという実験結果。

【タイヤの科学】ロードバイクのタイヤは速く走るほど低い空気圧が良いという話

愛三工業レーシング所属、大前翔選手のブログ|Roadbike Academy

まとめ

空気圧を高くすればするほど、タイヤが細いほど走行抵抗が減り軽く走れる訳でもありません。25Cタイヤの方が転がり抵抗は少ない。快適なライドを楽しむためにも空気圧を是非見直してみてください。空気圧を0.2barずつ変えて乗ってみて、自分の感覚で試してみるのも良い方法だと思います。

むしろ、ある程度低めの空気圧の方が振動吸収性が増し、快適なライドが楽しめます。

ミシュランやマビックの空気圧推奨値は乗り心地が良くなり、安定感が増します。荒れた路面のダウンヒルなどでも、バイクコントロールがしやすくなります。

乗り心地重視、ダウンヒルが苦手、ロングライドで手や肩の疲労が早く振動が苦手な人なども、ミシュランやマビックの空気圧推奨値は試す価値があると思います。

タイヤやホイールを変えると、走りの感覚が大きく変わります。それと同様に空気圧を変えても走行感は大きく変わります。特に高圧で乗っている人(レース除く)は、空気圧を見直してみると良いのではないでしょうか。

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