ワコーズ・シリコーンルブリカント

2020年1月3日メンテナンス

WAKO’Sシリコーンスプレー

ロードレースに限らずシクロクロスやMTB、ヒルクライム等の自転車イベントや販売店での洗車セミナー等、各所で大活躍のワコーズ。洗車セミナーでは自転車をきれいに洗車してから注油の流れを手際よく解説しながら実演してくれています。

ここでは実演洗車セミナーでは使われていないシリコーンルブリカント・スプレーを紹介します。洗車から注油の流れのメンテナンス作業では使いません。しかしロードバイクに限らずスポーツバイクの組み付けには、とても重要な役割を果たしてくれています。WAKO’Sシリコーンスプレーは、僕にとって必要不可欠なアイテムになっています。

「シリコン」じゃなくて正確には「シリコーン」です。

特徴

無溶剤

内容量|420ml

成分|ブタン/シリコーンオイル

さて、その用途は?缶に[業務用]と但し書きがあるけれど、アマチュアが使ってもいいんじゃない?

インナー&アウターワイヤーに塗布する

バイクを組むときやワイヤー交換の際に、ワイヤーにシリコンスプレーを吹き付けて塗布する。アウターワイヤーにノズルを穴に差し込んでスプレー。インナーワイヤーにも吹き付ける。明らかにブレーキの引きが軽くなり、動作がスムーズになります。シフトワイヤーに塗布しても同様にシフトチェンジの動作が軽くスムーズになります。

ワイヤー交換の際には、ワイヤーの選択も重要で、最低限ステンレス製のインナーワイヤーがお勧めです。できればPTFEコートなどインナーワイヤーにコーティングされていると尚良しです。入門用完成車付属のジャグワイヤーの廉価品などは、表面がザラついているためか抵抗がかなりあって、引きが重くなってしまっていますよね。

良質なワイヤーを選んだら組み付ける前に、インナー&アウターワイヤーにワコーズ・シリコーンルブリカントをスプレーします。細いノズルが付いているけれど周囲に飛び散るので、作業は屋外か室内作業であれば新聞紙を敷いて、その上での吹き付け作業がお勧めです。

インナーワイヤーのメーカーや種類、コーティングの有無を問わず、全てのインナーワイヤーの引きがスムーズに軽くなり、フリクションが軽減されます。劇的と言っていいほど軽くなる場合もあり。

他の用途は?

シマノ・デュアルピポット・キャリパーブレーキ

シマノ105以上のグレードのデュアルピポット・キャリパーブレーキには、ブレーキアーチのたわみや変形防止のためにローラーがあります。ここはホコリや汚れが溜まりやすく、掃除もしにくい箇所。
メンテナンスを怠ると溜まった汚れや油切れが原因となって、ブレーキの引きが重くなってしまいます。最悪ローラーが回らなくなってしまう事も。こうなるとせっかく105以上の性能の良いブレーキアーチを使っていても、本来の性能を発揮しているとは言えません。

この箇所は潤滑を考えると清掃後に少量の潤滑油を注油すれば良いのです。しかし汚れが溜まりやすく掃除がしにくい箇所であるため、ホコリや汚れが付着しにくいシリコーンスプレーをシュッとひと吹き。ここでもフリクションが軽減され動きが軽く滑らかになります。

ちなみにシリコーンスプレー前の掃除には綿棒を使っています。奥まった狭い箇所でも綿棒なら届きます。油汚れが酷いときにはパーツクリーナー等をしみ込ませてから掃除します。

注意事項

ブレーキシューやリム等には吹きかけないように注意しましょう。ブレーキが効かなくなって危険です。万一これらの箇所に吹き付けてしまったら、ワコーズ・マルチクリーナー等で洗浄後に良く拭き取ってください。

その他の用途

泥んこ遊びになるMTBやシクロクロスで走行前に泥が溜まりやすい箇所、BB周辺、フォーククラウン周辺、泥除けの裏側等にワコーズ・シリコーンルブリカントをスプレーしておく。泥が溜まりにくくなります。

まとめ

余計な添加剤が含まれていない。ゴムや樹脂、ウレタン等の素材を傷めることがない。むしろそれらの保護剤として作用します。他社シリコンスプレーと比較して耐久性が高く、効果が非常に長持ちします。
ノーブランドの格安シリコンスプレーと比較すると価格はお高めです。しかし価格に見合った品質と耐久性を備えているのがワコーズ・シリコーンルブリカントだと思います。

油圧ディスク&電動コンポーネントで組んだバイクには、使い道があまりない事が唯一の欠点ですね。

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