IRCマーベラMTBタイヤ

2023年9月21日

IRCマーベラ27.5×2.25タイヤ

ファンライド&街乗りMTBタイヤとしてダイヤ目のセミスリックパターンを採用しつつ、砂地用シクロクロスタイヤSERAC CX SANDと同じトレッドパターンなので、グラベルライドや多少の不整地にも対応するIRCマーベラMTBタイヤ。

舗装路メインだが荒れた路面でのグリップが極端に悪くなるのも困る。走行抵抗の軽さと乗り心地、それと安心感を両立させたトータルバランスの優れた街乗りMTBタイヤです。

IRCマーベラ27.5×2.25(650×54B)

スペック

サイズ:27.5×2.25(650×54B)、29×2.25(700×2.25)も有り

ビード:アラミド繊維(折り畳み可)

適正空気圧:2.5~3.0kgf/㎠(40~45PSI)

ケーシング:120TPI

重量:545g(650×54B)

メーカー希望小売価格:7,920円(税込み、1本)

高級ロードバイクタイヤ並みの120TPIケーシングで、しなやかな乗り心地を確保しているところもポイントが高い。

しなやかで柔らかいタイヤなので、空気圧を変えると乗り味が大きく変わります。

路面状況や走行感の好みに合わせて、空気圧を変えてみることをお勧めします。

インプレッション

用途や好みにマッチしていれば、個人的には5点満点中4.5点!

5点満点中4.5点

実は以前から使っていたIRCマーベラ。

3年超の使用で擦り減ってきたため、結果として同じタイヤを選ぶことになりました。

IRCマーベラ27.5×2.25

ここまで使って初めてパンク1回

27.5インチで街乗り中心に使えるセミスリックタイヤの選択肢が意外と少ない。

あっても細身(1.75以下)のタイヤなので、2.1以上の太さで乗り心地と安心感が欲しいという希望にそぐわない。

速さや軽さを極限に求めるような使い方ではなくて、段差や浮き砂利、舗装の荒れなど悪条件を含めた街乗りで安心感や安定感のある太めのセミスリックタイヤが27.5サイズでは少ないです。

時々軽いオフロード走行もするとは言え普段使いなので、もう少し価格の安いタイヤでも良かったのですが、結局は継続してIRCマーベラを選択することとなりました。

断面形状が丸なのもクセのない走行感に貢献しています。

特に耐パンク性能を謳っている訳ではなく、耐パンクベルトを使っているタイヤではないようですが、パターンがすり減って、ほぼ無くなってくるまでパンクはしなかった。
ガラス片が散乱する路肩を何度か走らざるを得ない状況もありましたが、擦り減って寿命が来るまでの間、パンクは1回だけ。

ウェット路面や砂利などを含め舗装路の走行条件全般でグリップも高く安心感があります。

振動吸収性=乗り心地も良好の一言に尽きる。

サイドカットやトレッド面のひび割れなどもありませんでした。
※IRC製タイヤは低価格帯では細かなひび割れ等の報告があるようです。しかしマーベラは大丈夫でした。

お勧めはできませんが指定空気圧より高い55PSI程度まで空気圧を上げても問題は起きませんでした。
55PSIまで空気圧を上げママチャリ的に自然低下を待つズボラスタイルでも異状なしでした。
※本来の柔らかな乗り心地が少なくなったと感じ、モッチリした走行感から硬さを伴った軽やかな走行感に変わります。

実測重量

メーカー公称545gのIRCマーベラ27.5×2.25

その実測重量はというと、、、

538gと533.5g。2本共メーカーのカタログ公称値545gよりも軽いという結果になりました。

ロードバイクのタイヤ程、重量を気にする必要はありませんが・・・。

まとめ

IRCマーベラ27.5×2.25

舗装路中心に走り、速さを求めてはいない。乗り心地やグリップなどトータルバランスに優れていて、耐パンク性や耐摩耗性も良好。

選択肢が少ないので消去法で選んだような形になってしまいましたが、その性能にはとても満足しているタイヤです。

IRCマーベラはオンロード中心に走るような使用用途とマッチしていれば、とても優秀な良いタイヤだと思います。

IRC TIRE (アイ・アール・シー) 自転車 タイヤ MARBELLA マーベラ HE 27×2.25
IRC TIRE (アイ・アール・シー) 自転車 タイヤ MARBELLA マーベラ HE 27×2.25