シマノが無線ディレーラーの特許を申請

シマノ無線リアディレーラー特許1

シマノが無線式リアディレーラーの特許を2024年3月21日にアメリカ特許庁に申請(US 2024/0092456A1)。

road.ccの記事で、その情報が知られることとなりました。

road.cc記事公開の1日前にも、この特許に追加申請がなされていて、現在進行形で開発が進んでいる模様が伺えます。

FIG.2図の36、点線の四角い直方体が電源となるバッテリー。

シマノ無線リアディレーラー特許2

FIG.3図の32番がモーターユニット。

ワイヤレスが基本だがフロントディレーラー及び単体バッテリーと有線接続の可能になる仕様。

シマノワイヤレスリアディレーラー特許3

STIデュアルコントロールレバーのみワイヤレス接続、バッテリー及び前後のディレーラーは有線接続になる現行の12速シマノDi2システム。

1度組んでしまえばエレクトリックケーブルの交換はほぼ必要無いし、エレクロリックワイヤーは急角度で折り曲げても壊れない。
有線接続でも個人的には不満はない。バッテリーの総数が増えて、それぞれの充電を気にする必要が無く1か所気にするだけで済むし。
しかしスラムを始めライバルメーカーはワイヤレス接続を推し進めている現状があります。

独断と偏見による予想

Road.ccの記事ではオフロードコンポーネントGRXで先に発売されるのではないかと予想しています。

しかし僕は徐々にフロントシングル化が進むロード用、ワールドツアーで使われるデュラエースが先行して発売されるのではないかと予想しています。

特許画像の形状そのものをそのまま鵜呑みにはできないものの、リアディレーラーの基本形状はRD-9070に回帰したようなダブルテンション、厳密にはダブルテンションかどうかわかりませんが形状は同じになっています。

フロントシングル化で、又はフロントダブルでも様々な歯数のスプロケットに対応し易いのはダブルテンションのリアディレーラー。

シャドータイプ・シングルテンションが全ての面で優れているとは言えないと考えています。

ワイヤレス接続モデルがいつ発売されるのか、どのモデルで先行するか、現状では全くの推測に過ぎませんが、
今後も注意して見守っていきたいと思います。