ロードレース・集団のモラルって?
「レース中、怒鳴られて怖かった」
— 鋼の薬剤師@ACTIVIKEプロテインの中の人 (@roadtocycle) April 21, 2024
と言うツイートが年に何回かバズるけど、本当に危ないから指摘してくれている良い声すらも、怖いで全て片付けられてしまうから指摘する人が減り危険な人が増えるんだろうな。
確かに怖いのは怖い、でも後から教えたとしても正しく認識できない事もあるから難しい。 https://t.co/vNFXoP3b1x
これには完全同意で頷くしかありません。
ZWIFTでトレーニングを積み、フィジカルは強いが実走経験が少ないサイクリストの参加が増えた。
昔は既存のショップ主催チームに所属することが当たり前だった。今は気の合う仲間内だけで実業団登録チームを立ち上げられる。気の合う仲間内だけで行動するから指摘や改善がなされなくなった。
集団内で重鎮と言うかご意見番的な存在のリーダーが居なくなった。
などなど、様々な原因が語られています。
先日も某サイクルモード公式動画でユーチューバーさんのレース動画が物議を醸しました。
この動画に対してフォロワー数千人、界隈で発言力のある人物が「批判されたりレース中に怒鳴られたり怒られたりするから、僕はロードレースに出ないんだ」と発言して多くの共感を呼んでいました。
そこが本題じゃないんよ。怒鳴られたたり怒られたるするのが嫌なら
怒鳴られるような走り方や行動を改め改善すれば良いだけなんだ。
ロードレースの集団は運命共同体
集団全体の流れや動き、他者を落車させない落車に巻き込まない安全性よりも、個人の感情や価値観を優先させてしまうのはおかしいのではないか。
朝の通勤ラッシュ、駅で人の流れを無視して周囲に迷惑な歩き方をしたり、荷物や手を振り回したりしたら、電車待ちのホームで割り込みしたら、エスカレーターで人混みを縫うように走ったら・・・それは注意されてもおかしくないですよね。
行動自体を改めていくべき事であって「注意されて気分を害した、嫌だった」ことが本題ではないんです。
レース中の落車は最悪の場合大怪我や死亡事故、また200万のロードバイク全損とか、大事故になってしまう可能性も無きにしも非ず。
ロードレースの集団の中で危険な行為をしないことは、一般公道での安全な走行にも繋がります。
ふらついて真っ直ぐ走らない、予測不可能な急なライン変更、蛇行や斜行・・・etcをしない。
レースでも一般公道でも安全な走り方の共通項があります。
会社でも上司が例え正しくあっても、言い方や怒り方だけが取りだたされパワハラとなってしまう時代です。
野球やサッカーなどメジャーなプロスポーツの現場でも、あらゆるカテゴリーで指導方法が議論されています。
誰もが完璧な人間ではないし、初めから万全なスキルや知識を持っている人間などいない。
集団の倫理や安全性よりも個人の感情が取りだたされ優先されてしまい、それだけで話が終わってしまう。
そこに成長や発展はないと感じてしまうのは僕だけでしょうか。
凄くも無いし大した経験も影響力もないお前が言うなと言われそうですが・・・。
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