おたふく手袋吸汗速乾アンダーウェア
汗を素早く肌面から外へ移動させ、汗冷えやべたつきを軽減する吸汗性や速乾性を備えたアンダーウェア。
サイクリングの際、着用しなくても用が足りてしまいますが、汗によるべたつきの不快感を抑えたり、多量に汗をかいた後のダウンヒルや休息中の汗冷えを軽減します。
発汗の多い夏場はもちろんのこと、肌寒くなってくる季節でも山場を含むロングライド、気温差が激しいときやヒルクライムとダウンヒルで体感温度の差が激しいライドなど、天候やコースの条件が悪くなればなるほどアンダーウェアのありがたみが分かります。
ライド中の体調管理に一役買ってくれる優れもののアンダーウェアから、コストパフォーマンスに優れたおたふく手袋の3Dファーストレイヤーをご紹介。
おたふく手袋3Dファーストレイヤー
僕が使ってみたのはノースリーブの3DファーストレイヤーJW-520
サイズ感は極標準的で大きくもなく小さくも無し。吸汗性アンダーウェアは肌面にフィットして機能を発揮するため、大きすぎるサイズを選ぶのは宜しくありません。
おたふく手袋ボディタフネス3Dファーストレイヤーの特徴
有名どころアウトドアブランドのアンダーウェアと比較して爆安とも言えるおたふく手袋3Dファーストレイヤー。
しかし素材にも、その作りにも様々な工夫がなされています。
素材
発汗を伴うスポーツやアウトドアウェアの定番素材ポリプロピレンがメインで65%の混紡率
ポリプロピレン | 65% |
ポリエステル | 20% |
ポリウレタン | 15% |
デュアルファブリック
肌面側に水分を含まない性質のポリプロピレン、外側には吸汗性に優れたポリエステルを使用。
異種素材の組み合わせによる2層構造のファブリックが高い吸汗性と速乾性を可能に。汗を素早く肌面から外側へと移動させ肌面を快適に保ちます。
3D構造
肌面のポリプロピレンは目の粗い立体的なメッシュ構造。外側は薄いポリエステル生地。
消臭加工
匂いの気になる首と脇の周囲に消臭効果のある糸を使用。
使用感
5月下旬から本製品をひと夏4か月間使ってみた使用感。
比較対象はパールイズミ、ミレーの通称網シャツ=ドライナミックメッシュアンダー、MAVICホットライドの普段着用しているファーストレイヤー3社。そしてファーストレイヤーを着用しないサイクルジャージのみ。
おたふく手袋 オールシーズンインナー 半袖 丸首 3Dファーストレイヤー [吸汗速乾 消臭 メッシュ コンプレッション メンズ] JW-521 ブラック L寒暖差のさほど大ききくない平野部のライドであれば、その性能は充分。とてもコスパの良いファーストレイヤーです。
但しデュアルファブリックの2層構造、外側の素材が吸汗性のあるポリエステルのため汗を含み、多量に発汗する状況では濡れた感覚が肌に残ります。
汗冷えが最悪の場合、低体温症に関わってくる登山用アンダーウェアでは
ポリエステルとメリノウール混紡が多いですね。
ポリプロピレン100%のファーストレイヤーとの比較では、薄っすら汗をかく使用状況での着用感はさほど変わらないものの、多量に発汗する使用状況では吸汗性と速乾性に差があることは拭えません。
速乾性=肌面に汗を残さない性能に関しては
ミレー網シャツ>MAVIC>パールイズミ>おたふく手袋
生地の伸縮性と濡れたときの脱ぎやすさは、ミレー網シャツ>MAVIC>>パールイズミ=おたふく手袋
網目構造のため良く伸びて濡れても肌に張り付かないミレーがダントツ。MAVICのアンダーウェアも見た目は普通ですが伸縮性に優れています。
こうして比較するとおたふく手袋劣ってる?と思われてしまうかもしれませんが、価格で4~5倍以上のウェアとの比較です。
着るか着ないかでは大違い。価格を考慮するとおたふく手袋3Dファーストレイヤーは優れたファーストレイヤーだと思います。
※吸汗性及び速乾性は重ね着するウェアの性能によって変わります。
寒暖差の極端に激しい、環境の厳しい登山や山岳コースのライドなら、ミレーやMAVICのファーストレイヤーを選択します。しかしさほど気象条件が厳しくない情況やゆるポタサイクリングなら、おたふく手袋で充分だと感じます。
着用中の違和感は全く感じませんが、サイクリング専用ウェアではないので、背中側の丈が長く作られてはいません。
この点では自転車専用ウェアで前傾姿勢に合わせてカッティングされている、MAVICとパールイズミが優れています。
消臭効果については縫い糸だけに使用されているので、特にその効果は感じられませんでした。
何故ファーストレイヤーと呼ぶのか
肌に直接着る吸汗速乾性ウェアは、運動中に汗をかきやすい夏場だけのウェアではありません。
季節を問わず着た方が良いのです。夏場はべたつきの不快感を軽減し、冬場は汗冷えを防ぐ。
季節を問わず肌に直接触れるように着ることを推奨し、保温のためのウェアではない。だからファーストレイヤー。
無くても用が足りてしまうと思われがちなファーストレイヤー。しかし着るか着ないかで大違いなのです。
特に気象条件が厳しくなるほど、多量に発汗する激しい運動ほど着るべきウェアで、レイヤリングとして必要になりつつあるのです。
また最近のサイクルウェアは生地が薄く、色が薄いと尚更透けやすく作られています。ファーストレイヤーを着ることによって透け予防にもなるのは隠れた効果の一つです。
厳しい気象条件の中で多量に発汗する使用状況でなければ高価なファーストレイヤーである必要は無く、おたふく手袋で充分と感じます。
過酷な使用条件になるほどおたふく手袋のデュアルファブリック2層構造が仇となってしまい汗を含んでしまうため、1流ブランドのアンダーウェア(ファーストレイヤー)を選択すべきです。
夏場よりもむしろあまり汗をかかない使用状況での冬場のファーストレイヤーとして、これからの季節の活躍を期待しています。
おたふく手袋 オールシーズンインナー 半袖 丸首 3Dファーストレイヤー [吸汗速乾 消臭 メッシュ コンプレッション メンズ] JW-521 ブラック L購入は2021年5月26日。このときノースリーブのJW-520はAmazonでは1,248円。2021年9月現在50%OFFの918円に値下げされています。今がお買い得かも!
おたふく手袋ボディタフネス3Dファーストレイヤーは、価格を考えるとコスパに優れたおすすめのアンダーウェアです。
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