シマノ11速カセットスプロケットは何を選ぶべき?
11速カセットスプロケットのバリエーションと互換性
デュラエース及びアルテグラは12速モデルの新型になっていますが、現行品で選択可能な11速カセットスプロケットは、
グレード | カセットスプロケット品番 |
デュラエース | CS-R9100、CS-9000(旧モデル) |
アルテグラ | CS-R8000(CS-HG800-11)、CS-6800(旧モデル) |
105 | CS-R7000(CS-HG-700-11)、CS-5800(旧モデル) |
と3種類のグレードから選択可能となっています。CS-HG800-11とCS-HG700-11はロー最大ギヤ34Tの11~34T。
品番は異なりますがグレードとしてはCS-HG800-11がアルテグラ、CS-HG700-11は105となります。
基本的に11速モデルのロードバイク用コンポーネント間には互換性が確保されていて、どのグレードで組み合わせても問題ありません。
しかし使用しているリアディレーラーによって、トータルキャパシティと使用可能なローギヤの歯数が定められています。その範囲内で歯数やギヤ比を選べることになります。
例を挙げると、
ショートゲージのリアディレーラー、アルテグラRD-8000-SSと105RD-7000-SSで使用可能な11速カセットスプロケットは、11~25Tから11~30Tの間に収まっている歯数まで。
11~32Tや11~34Tの通称乙女ギヤと呼ばれるローギヤは、ショートゲージSSリアディレーラーではキャパシティ不足で使えません。
ロングゲージのリアディレーラー、アルテグラRD-8000-GSと105RD-7000-GSで使用可能な11速カセットスプロケットは、11~28Tから11~34Tの間に収まっている歯数まで。
11~25TやCS-6800等の旧モデルにラインナップされている13~25Tなどは使用不可。ロー最大ギヤ28T以上から組み合わせ可能になっています。
ロングゲージのリアディレーラでも旧モデルのRD-6800-GSやRD-5800GSは使用可能な最大ローギヤは32Tまで。34TのCS-HG800-11やCS-HG700-11は使うことが出来ません。
その他シマノ製リアディレーラーとの互換性やキャパシティの確認はシマノ公式互換性情報やシマノ公式マニュアル&技術資料でご確認ください。
105リアディレーラーRD-7000-GSにアルテグラCS-R8000カセットスプロケット11~32Tの組み合わせや、アルテグラリアディレーラーRD-8000-SSに105カセットスプロケットCS-R7000の11~28Tの組み合わせ等も可能です。
リアディレーラーとの互換性が確保された歯数のスプロケットであれば、シマノ製11速カセットスプロケットはどのグレード間で組み合わせてもOK!
互換性が確保されているのだから、用途や目的に合ったギヤ比=歯数であることは前提として、どのグレードを選ぶかが問題になります。
シマノ(SHIMANO) CS-R7000 11S 11-32T 12346802582 スプロケット ICSR700011132お勧めはアルテグラ11速カセットスプロケット
アルテグラCS-R8000又はCS-6800
この画像の撮影のために、スプロケットの掃除を頑張りました。
1.スプロケット取り外してWAKO’Sチェーンクリーナーを吹き付けてしばらく放置。
2.古い歯ブラシで丁寧に全体をブラッシング(ココ重要)。
3.WAKO’Sフォーミングマルチクリーナーを吹き付け。
4.水洗い。その後乾燥と拭き上げ。
ロー側にチタン製スプロケットを使い軽量なデュラエースとの差は、ホイールの回転部中心付近に位置する為に使用感や軽さの違いを感じません。
価格差を考慮してアルテグラスプロケットはお勧めです。
シマノ CS-R8000 11S 11-32T 12346802582 ICSR800011132
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