LOOK BIKES2020年モデル

2019年11月8日

LOOK2020年モデル・ラインナップ

LOOK日本総代理店ユーロスポーツインテグレーションのWEBサイトが更新されました。

プロショップ向けの2020年モデル展示会は9月末に行われていて、海外では情報が先行していたので、情報は既に発信されていました。日本向けのWEBサイトが2020年モデルのラインナップにようやく更新されました。

基本的に毎年モデルチェンジはしないスタンスのLOOK。このあたりも個人的には好感がもてるところ。継続モデルは値上げもなく、カラーリングの変更に留まっています。

LOOKロードバイク2020年モデルのラインナップ

795ブレードRS

LOOK 795 BLADE RS

フレーム販売のみ。完成車ラインナップは無し。ディスクブレーキモデル795 BLADE RS DISCとキャリパーブレーキモデル795 BLADE RSがラインナップ。

ボトムブラケットはBB386規格。税別41万円。

795ブレードRS専用シートポスト、エアロポスト2はサドル後退幅に関わるポジションを大きく変更可能なことがウリ。シートアングル73.8~76.3度まで可変、別売りキットを使用すると71.8~78.4度まで可変可能になる。平坦路主体のトライアスロン等でライディングポジションの優先順位が高い人には良さそうです。

30mm幅ワイドリムも収まるクリアランスを確保。今では他のメーカーも当たり前のようになっているけれど、フレームサイズごとに肉厚と剛性を調整して設計されている。

シマノDAコンポにコリマホイールでペダル無しキャリパーブレーキで7.42kgって結構重い気がする。オールラウンドロードバイクとしては、個人的にはちょっとどうかな~?と思ってしまいます。乗りやすいフレームだとの話を聞きますけれど。いや・・・エンジンが劣化していなかったら=僕の事です、これのディスク仕様が欲しいかも・・・

ピナレロ・ドグマF10やF12も完成車状態だと決して軽くはないんですよね。カタログスペックでは785 HUEZ RSとフロントフォークを除いたフレーム重量は90gしか違わないのに、完成車になるとかなり重量が違うのが不思議。
今年のツールドフランス山岳コースで、イネオスがシマノホイールをスポンサードされているにもかかわらず、ライトウェイトのホイールを使っていました。根拠のない想像だけれど超軽量ホイールを履いても、UCIルールの6.8kgを下回らない、重りを積む必要が無いのがトレンド?になっているのだろうか?

785 HUEZ RS

LOOK 785 HUEZ RS

フレーム販売のみ。完成車ラインナップは無し。ディスクブレーキモデル785 HUEZ RS DISCとキャリパーブレーキモデル785 HUEZ RSがラインナップ。税別38万円。

ZED2クランクが付属したBB65仕様がラインナップから無くなりました。ボトムブラケットはBB86規格のみになった。

軽量ヒルクライムスペシャルとして、オールラウンドロードバイクとして抜群の完成度を誇る785 HUEZ RS。

僕のお気に入りの愛車でもあります。2020年度は実質モデルチェンジなしで、カラーリングの変更のみに留まります。ココをこうして欲しいとか、改善点や不満なところが見当たらない、完成度の高いバランスの取れたフレームです。

ちなみに僕の785 HUEZ RSはキャリパーブレーキ仕様デュラエース9070Di2(スプロケットのみアルテグラ)、ペダル、Wボトルケージ、インフレーター,ガーミンエッジ1000付きの実走状態での完成車重量は6.82kg。特別な軽量パーツは何も使っていないのにこの軽さです。軽さは正義だ!がヒルクライムに限らず実感できるバイクです。

ディスクブレーキモデルには乗ったことがないので、キャリパーブレーキモデルと乗り味が異なるのかどうか。興味津々です。

785 HUEZ

LOOK 785 HUEZ DISC

785 HUEZ RSの弟分。フレームスケルトンは全く同じで、カーボン素材だけが異なります。非レース派やロングライド派にお勧め。

シマノ・アルテグラ仕様と105仕様の完成車販売のみになります。フレーム単体の販売が無くなる。ディスクブレーキモデル785 HUEZ DISCとキャリパーブレーキモデル785 HUEZがラインナップ。ペダルは別売り。

個人的には785 HUEZのフレーム単体は継続販売して欲しかったです。グレードアップのフレーム組み換え需要に応えられる、良いフレームだと思っていたのでちょっと残念です。おそらくほとんどのショップさんはオーバーホール代=フレーム組み換え工賃になっているのではないかと思う。ホイールやコンポーネントをグレードアップして、次はいよいよフレームというユーザーの格好のターゲットになるんじゃないかな。30万円を切る定価のフレームに工賃加えて消費税10%加えても、30万円台半ばで好みの部品構成になっているLOOKに乗れるって凄い事だと思う。

785 HUEZを選択肢に入れている人って、ホイール、タイヤ等やハンドルバー等のポジションに関わる部品構成などが、ある程度かもしれないけれど、好みが既に決まってきているんじゃないかという気がします。

785 HUEZ完成車はチェーンホイールは52×36Tが標準で付いてくる。コンパクト50×34Tに変えたい人だっているだろうし。完成車価格はバラ完よりお買い得ではありますけど。8万円ちょっとの価格差なら、フレーム単体で組む人はほとんど785 HUEZ RSを選んでいたのかしら?非RSのフレーム単体あまり売れていなかったのかな?剛性の違いで選択できるって良いなーと思っていたのに。

765オプティマム

LOOK 765 OPTIMUM

シマノ・アルテグラ仕様と105仕様(チェーンホイールはRS510)の完成車販売のみ。キャリパーブレーキモデルのみのラインナップ。ペダルは別売り。

ボトムブラケットはPF30規格。

105仕様29万円(税抜)で乗り始められるLOOK!ヘッドチューブが長くてスタックが高い785 HUEZよりも更にヘッドチューブが長い、コンフォートエンデュランスに特化したフレームジオメトリー。

まとめ

プロチームカラー、通称モンドリアンカラー(こちらの呼び方が一般的になってる)がプロチームホワイトグロッシーのみになり、プロチームブラックグロッシーがラインナップから外れた。

見た目は特異、乗るとバランスの良い普通のバイク795 LIGHT RSがラインナップから外れた。

タイムトライアル専用モデル796 MONOBLADE RSもディスコン。トラック競技モデルは継続されている。一応カタログにはラインナップされていたけれど、実物は見たことがないマウンテンバイクは国内ラインナップから無くなる。

BB65仕様ZED2クランク付モデルが2020年モデルからは完全に消えた。

ディスクブレーキモデルは全ラインナップ共に、ローター径F160mm,R140mm。リアエンド幅は142mmの12mm径スルーアクスル。MAVICが提唱するスピードリリース規格を採用している。

2020年モデルのLOOKはフレーム自体の変更はなし。カラーリングの変更とラインナップがかなり整理されたという印象です。

Team NIPPOデルコ・マルセイユ

UCIプロコンチネンタルチームのデルコ・マルセイユ・プロヴァンスは来シーズン日本企業のNIPPOがメインスポンサーになり、チーム名はNIPPOデルコ・マルセイユとなる。石上優大、岡篤志、中根英登の日本人選手が移籍発表済み。そして11月8日には別府史之の移籍が発表された。ロードレースの現場にいるチームスタッフがいるのでNTTよりも動きが早いですね。

自転車とペダルはLOOKが供給している。2020年のオリンピックイヤーに大注目のチームになった。