NTT Procycring teamドラミニが南アフリカの国立公園内で拘束され骨折

2019年12月28日

入部正太朗選手のチームメイト、ニコラス・ドラミニ選手が国立公園のレンジャーに拘束され骨折

ディメンションデータ(来季NTTプロサイクリング)のニコラス・ドラミニ選手(南アフリカ)が腕を骨折したというニュースが入ってきた。原因はトレーニング中に国立公園役人に暴力的に拘束されたことによるもの。SNSにはその際撮影された動画がアップロードされ、全世界で大きな波紋を呼んでいる。

テーブルマウンテン国立公園内をドラミニ選手がトレーニングで通過した際、役人に呼び止められてからの出来事。

BBCでもニュースになっています。

Nic Dlamini(Nicholas Dlamini)

ニコラス・ドラミニ選手のプロフィール。ディメンションデータ所属時。NTT ProcyclingのWEBサイトは現在作成中の模様です。

ドラミニ選手は下部育成チームを経て、2018年にディメンションデータのメンバーとなった現在24歳の若手選手。今年のブェルタ・ア・エスパーニャで南アフリカ選手として初の完走。NTTプロサイクリングの体制発表に合わせて来日し、オリンピックコースの試走なども行なっていた。

問題の動画

まるで犯罪者を拘束しているように見えます。許せん。

公園側は、ドラミニ選手が

1.要求された書類を提示しなかった。

2.入場料を支払わずに公園に入った疑いがある。と言っている。

しかしもし仮にそれが事実であれ、プロスポーツ選手の腕を折る必要は、どんな理由があろうともないはずです。

NTTプロサイクリングチームは、事態の説明を求めると共に、オリンピックイヤーを間近に控えたドラミニ選手が、不必要な怪我でトレーニングが出来なくなってしまった事に、怒りの声明を発表している。

  • 関係する役人に対する即時懲戒手続きの実施。
  • ニコラスと目撃者の両方に対する全面的な謝罪。目撃者はこの事件を撮影している間、役人によって明らかに脅迫された。
  • NTT Pro Cyclingは、あらゆる形態の暴力を完全に非難し、チームメイトがこのように扱われるのを見て非常に苦しんでいることを明確にしたいと考えています。

公園側に断固たる要求を突き付けている。