スターサーバーにWordPress高速化設定が追加されたんだぞ!

2020年2月16日

WordPressの処理速度を最大8倍まで向上させるPHP高速化設定

スターサーバーにWordPress高速化設定機能が追加されました。2020年2月12日よりの新機能です。


PHP高速化設定機能はWebサイトを高速化、安定化させるための機能です。
サーバー管理ツール上より、必要に応じてPHP高速化設定を変更することができます。
※エコノミープランを除く全スターサーバー契約プランに適応。

対象PHPバージョンはPHP 7.3X以上又はPHP 7.2X以上。対象以下のバージョン使用時には、事前にPHPのバージョンアップを済ませておきましょう。

「スターサーバー管理ツール」内「ホームページ」⇒「「PHPバージョン設定」よりPHPのバージョンアップが出来ます。
PHPのバージョンは古いと何も良い事なし。セキュリティ面の不安要素と応答速度が遅いのです。絶対にバージョンアップはしておくべきです。

また高速化のメリットのみならず、大量アクセスへの耐性がより強化されます。

なぜWEBサイトの高速化が必要なのか

訪問者は時間を無駄にしたくない。言い方は悪いけどせっかち(僕も含めて)
スマートフォンからの訪問が増えていること。
理想は2秒以内に表示してブログが読め、スクロール等の操作が可能になること。
WEBページの表示に3秒以上掛かると53%のユーザーが閲覧を中止して離脱してしまう。※Googleの発表による。
5秒以上になると直帰率が38%にも増える。

WEBページの表示は早ければ早いに越した事は無く、検索順位にも影響していると言われています。

早速PHP高速化設定をやってみた

元々Google Pagespeed Insight でモバイル&パソコンで100点満点が自慢のこのブログですが、PHP高速化設定を試してみました。

ほかに自慢できることはないのかよ?
あ~ん?

Pagespeed Insight100点の設定方法の説明記事

まずはスターサーバー管理ツールにログイン

スターサーバー・サーバー管理ツール
サーバー管理ツールをクリックして次に進む
左メニューのホームページ⇒PHP高速化設定へ進む

対象ドメインを選択

スターサーバーPHP高速化設定
初期設定値OFFからONをクリック。

設定変更(確認)をクリック

変更後の状態「ON」を確認の上で「設定変更(確定)」をクリック

これにて完了。確認画面へ移る。

スターサーバーWordPress高速化設定
現在の状態がPHP高速化設定ONになっていることを確認

これにて設定完了。設定変更が反映されるまで5分前後かかる模様。

WordPress高速化設定、その結果は如何に

Before:WordPress高速化設定前

ページスピードインサイト100点満点
PHP高速化設定前でもモバイル&パソコン共に100点満点!

After:WordPress高速化設定後。点数は元々良しとして(何様?)時間短縮を達成できるかどうか。

時間をおいてPagespeed Insightで測定してみました。速度インデックスが0.1秒縮まったw
回線の混雑具合で変動するような誤差程度かもしれない。
残念なことに、別件でひとつ問題が発生してしまいました。

セキュリティプラグインWordfenceに異変発生

このブログにはWordfenceセキュリティプラグインを使用しています。不正アクセスに対して防御力が高く、信頼性の高いセキュリティプラグインです。
WAF(ウェブアプリケーションファイヤーウォール)が無償提供されていないスターサーバーでは、WAF機能も備えている能力の高いセキュリティプラグインが必須だと判断しています。

php.ini
Web ApplicationFirewallの能力低下!!

注意事項:本機能(スターサーバーphp高速化設定)利用中は、php.iniの一部項目が無効となります。

Wordfenceはphp.iniが必要なことを迂闊にも忘れてしまっていました。

.htacessに追記する方法

Wordfenceとスターサーバーphp高速化設定の併用では、WordfenceのWAF機能に弊害が発生して警告が出ます。

【DOWTTACCESS】をクリックし、【プログラムで開く】をクリック

### BEGIN GTranslate config ###
RewriteRule ^(af|sq|am|ar|hy|az|eu|be|bn|bs|bg|ca|ceb|ny|zh-CN|zh-TW|co|hr|cs|da|nl|en|eo|et|tl|fi|fr|fy|gl|ka|de|el|gu|ht|ha|haw|iw|hi|hmn|hu|is|ig|id|ga|it|ja|jw|kn|kk|km|ko|ku|ky|lo|la|lv|lt|lb|mk|mg|ms|ml|mt|mi|mr|mn|my|ne|no|ps|fa|pl|pt|pa|ro|ru|sm|gd|sr|st|sn|sd|si|sk|sl|so|es|su|sw|sv|tg|ta|te|th|tr|uk|ur|uz|vi|cy|xh|yi|yo|zu)/(af|sq|am|ar|hy|az|eu|be|bn|bs|bg|ca|ceb|ny|zh-CN|zh-TW|co|hr|cs|da|nl|en|eo|et|tl|fi|fr|fy|gl|ka|de|el|gu|ht|ha|haw|iw|hi|hmn|hu|is|ig|id|ga|it|ja|jw|kn|kk|km|ko|ku|ky|lo|la|lv|lt|lb|mk|mg|ms|ml|mt|mi|mr|mn|my|ne|no|ps|fa|pl|pt|pa|ro|ru|sm|gd|sr|st|sn|sd|si|sk|sl|so|es|su|sw|sv|tg|ta|te|th|tr|uk|ur|uz|vi|cy|xh|yi|yo|zu)/(.*)$ /$1/$3 [R=301,L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteRule ^(af|sq|am|ar|hy|az|eu|be|bn|bs|bg|ca|ceb|ny|zh-CN|zh-TW|co|hr|cs|da|nl|en|eo|et|tl|fi|fr|fy|gl|ka|de|el|gu|ht|ha|haw|iw|hi|hmn|hu|is|ig|id|ga|it|ja|jw|kn|kk|km|ko|ku|ky|lo|la|lv|lt|lb|mk|mg|ms|ml|mt|mi|mr|mn|my|ne|no|ps|fa|pl|pt|pa|ro|ru|sm|gd|sr|st|sn|sd|si|sk|sl|so|es|su|sw|sv|tg|ta|te|th|tr|uk|ur|uz|vi|cy|xh|yi|yo|zu)/(.*)$ /wp-content/plugins/google-language-translator/url_addon/gtranslate.php?glang=$1&gurl=$2 [L,QSA]
RewriteRule ^(af|sq|am|ar|hy|az|eu|be|bn|bs|bg|ca|ceb|ny|zh-CN|zh-TW|co|hr|cs|da|nl|en|eo|et|tl|fi|fr|fy|gl|ka|de|el|gu|ht|ha|haw|iw|hi|hmn|hu|is|ig|id|ga|it|ja|jw|kn|kk|km|ko|ku|ky|lo|la|lv|lt|lb|mk|mg|ms|ml|mt|mi|mr|mn|my|ne|no|ps|fa|pl|pt|pa|ro|ru|sm|gd|sr|st|sn|sd|si|sk|sl|so|es|su|sw|sv|tg|ta|te|th|tr|uk|ur|uz|vi|cy|xh|yi|yo|zu)$ /$1/ [R=301,L]
### END GTranslate config ###

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]



# BEGIN WordPress
# `BEGIN WordPress` から `END WordPress` までのディレクティブ (行) は
# 動的に生成され、WordPress フィルターによってのみ修正が可能です。
# これらのマーカー間にあるディレクティブへのいかなる変更も上書きされてしまいます。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>

# END WordPress



# Wordfence WAF
<Files ".user.ini">
<IfModule mod_authz_core.c>
	Require all denied
</IfModule>
<IfModule !mod_authz_core.c>
	Order deny,allow
	Deny from all
</IfModule>
</Files>

# END Wordfence WAF

#####wpcomment_nojpdeny#####
SetEnvIf Request_URI ".*" WpCommentDeny
#####end:wpcomment_nojpdeny#####

.htaccessに追記して完了です。

Wordfenceファイヤーウォール
WAF復活しました。

スターサーバーのWordPress高速化設定は、ルクセリタスやコクーンのようにテーマで高速化機能が備わっていて、元々表示が早ければその効果は薄い。
Wordfenceのようにuser.iniを動かしているプラグインは、プラグインの動作に支障が発生する。

高速化に対応していないテーマで既にブログを運営、記事も増えテーマ変更もままならない。このようなブログには試してみる価値はあるのではないかと思う。
元々高速化してあったこのブログでは、目に見えた効果が得られなかっただけ。
全てのWordPressブログに有効とは言えないまでも、サーバーの提供するサービスとして意味のある取り組みではないでしょうか。

以前書いたスターサーバー解説記事