UCIがレース中止を要請。東京オリンピック自転車競技の代表は?
世界選手権が終了しオリンピックポイントが公表されたトラックレースを中心に記事を書く予定でしたが、UCIからのニュースがあり中途半端な点もありますが公開しておきます。
修正しつつ、新着情報があれば追加していく予定です。
3月18日までの情報によると、4月末までのレース開催中止とポイント付与停止。再開が決定した場合はグランツールとモニュメントレースのスケジュールを優先する。2020年のレースシーズンは11月1日まで延長。
2020トラック世界選手権が終了し、世界選手権でのポイントを加算したオリンピック・ポイントランキングが発表された。
UCI国際自転車競技連合トラック種目ランキング
オリンピック・ポイントランキングは下の方。通常のUCIランキングとは別なのでご注意を
モアケイデンス| 世界選手権後のオリンピックポイント公開 オリンピック出場枠は最終確定待ち
選考対象レースは2月末に行われた世界選手権で全て終了し確定待ち。日本語解説付きなので、こちらが把握しやすいです。
それにしても男子チームスプリントの選考外ランキング9位はホントに残念。チームスプリントのオリンピックランキングで8位以内に入れば、スプリントとケイリンの個人種目でも出場枠が増えただけにホント悔しい。
直前のワールドカップで2連勝して、期待していただけに尚更複雑な心境であります。
シンデレラストーリーの波に乗った梶原悠未選手。波に乗り損ねてしまった男子チームスプリント。
日本人選手の東京オリンピック出場枠は?
男子短距離種目
ケイリンとスプリント2種目で2人
女子短距離種目
ケイリンとスプリント2種目で1人
中距離種目
オムニアムで男子女子それぞれ1人づつ
最有力候補は女子は2020トラック世界選手権で優勝した梶原悠未選手。男子は橋本英也選手でしょう。
公式発表待ちですが、ポイントと選考ルールから確定と言っても良いのは、自転車競技トラック種目で合計5人の出場になる可能性が高いです。
但しチームスプリントで日本よりもランキング上位にいるロシア。ドーピング問題でオリンピック出場を辞退する、または代表権剥奪の可能性が高い。日本が繰り上げ8位になり、棚ぼたで素直に喜べませんが出場できる可能性は残されています。
ロードレースの出場枠争いは?
増田成幸選手と中根英登選手のポイント争いに注目が集まる最中、ニュースが飛び込んできました。
世界規模で拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を考慮してUCI(国際自転車競技連合)が感染拡大地域でのUCIレース中止を要求した。期間は少なくとも4月3日までで延長の可能性も有り。 公平性を期すために3月3日まで遡った期間のポイントも停止。
新型コロナウイルス流行に対するWHOのパンデミック宣言を受けてUCIがコロナウイルスの危険にさらされている地域におけるレースの中止を要請しました。
— J SPORTS☀️サイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) March 15, 2020
合わせてアスリートたちの公平性の観点から3/15より短くとも4/3までの期間のポイントを停止する旨も発表しています。#jspocyclehttps://t.co/2lOyRoTbg2
3月18日追加 レース開催中止期間が4月末までに延長する決定
UCIレース中止勧告|栗村修さんのブログ
あくまでも要請であり強制ではないということですが・・・
代表権争い真っただ中でのこと。
中根英登選手のツイート
このタイミングで欧州ではなくたまたま日本の自宅に居るというのは運が良い。シーズン最初のこの時期は自宅に帰れたとしても、レースの合間でという感じでランカウイとかTd台湾とかアジアのレースに出たらすぐに欧州に戻っていた。1日でも早く事態が収まりますように🙏 https://t.co/SGeUsbjuPO
— Hideto Nakane 中根 英登 (@hideto_252) March 15, 2020
選考レースが中断してしまいましたがNIPPOデルコ・ワンプロヴァンス所属、僕と同じくLOOKに乗っている中根選手が選ばれたら嬉しい(個人の感想です)。
小林海(マリノ)選手のツイート
この状況は欧州にいる外国人には難しい状況だなあ。ヨーロッパの選手達はSNSに外でトレーニングなどが出来ないから家にいよう。家族と一緒にいれる良い機会だと。でも俺達はこっちにそんな物が無い人が殆ど。改めてアウェイだなと思い知らされる。俺みたいな欧州8年目の風来坊ならまだしも。。。
— Marino Kobayashi (@MRNkobayashi) March 15, 2020
自転車競技、ロードレースに限らずあらゆるスポーツのオリンピック代表選考に影響が出ています。
東京オリンピック開催延期が発表されました。
UCIも日本政府、組織委員会、及び国際オリンピック委員会の決定を支持する意向を表明。
UCI statement concerning the postponement of the Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games and the resumption of the cycling season https://t.co/HAuzSwL8ptpic.twitter.com/4gSB9B9pyb
— UCI_media (@UCI_media) March 24, 2020
選手もTwitterで続々と声を上げています。それぞれの立場を考えると、意見の方向が異なってはいても「全部の意見が正しい」と言えそう。
安倍首相、東京五輪延期を容認 「アスリート第一」
— Nitta Yudai 人力75.298km/h (@yudai_nitta) March 23, 2020
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様々な考えがあると思いますが、僕としては仕事休んでオリンピック目指してる以上、予定通りオリンピックが終わりお仕事したい。
決まった日程に合わせるのがプロだと思う。
https://t.co/LFBuy8VqoB
延期発表の数日前の新田祐大選手のツイート。賛成や反対、様々な想いがこめられた意見が寄せられました。
新田選手は相反する意見にもリツイートして、あえて目立つようにしています。僕は新田選手個人の立場からリプしました。しかし「代表選手としての立場も考えて発言して欲しい。中止が妥当では。」の意見にも賛同できる気持ちもありました。
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