MAVICの買収先が決定

2020年7月23日

MAVIC買収先決定

新たにMAVICのオーナーになったのは、フランスのホームセンターチェーン店Bourrelierグループ

これまでの経緯

5月初旬、仏MAVIC社が管財人の管理下に置かれ新たなオーナーを探す、というニュースが飛び込む!

MAVICがアメアスポーツグループから離れたときの経緯や株主が不明瞭とのことで、管財人の管理下に置かれました。

商事裁判所で過去の経緯を明らかにしていくと共に、会社のスポンサー、新たな株主を探すというもの。

商事裁判所の管理下に置かれたことで、SNSでは「MAVICが倒産!?」と噂されてしまっていましたが・・。

MAVIC救済に14社が名乗りを上げ、その中に我らがサイクリストの永遠のヒーロー、ベルナール・イノーの姿も!

MAVIC社再建案を提出した14社のうち、FOX(MTBサスペンションメーカーのあのFOX)が出資を辞退。

新たにMAVICのオーナーになったのは、フランスのホームセンターチェーン店Bourrelierグループ

7月23日現在、Cyclingnews.com以外報道されていないのが気がかりではありますが

グルノーブルの商事裁判所でMAVICの新しい所有者が承認された。

新たにMAVICのオーナーになったのは、フランスのホームセンターチェーン店Bourrelierグループ。

ミュチュエル・アルケア銀行の元CEOとDidier Poulmaire(管財人となっている弁護士)そしてBernard Hinaultを含むグループには決まらなかった。

Bourrelierグループが提案しているMAVICの再建案は、

ホイール、リム、ハブの製造及び販売に事業を集中する。

従業員をおよそ半数の105人に削減。

感想とまとめ

ベルナール・イノーのグループに決まれば、業界的にもロードバイク愛好家にとっても盛り上がったと思う。しかし、こればかりは仕方ないよね。

元々MAVICはリムメーカー。アメアスポーツグループの一員となってからウェアも販売されていたけれども、アメアを離れればサロモンの技術や素材を生かせなくなってしまう。MAVICが独自に展開していくよりも、撤退が正解だと思う。

サロモンと同じ素材のアンダーウェアなど、品質は良かったのだけれど。シューズは愛用しているだけに、無くなってしまうと残念だなあ。

タイヤ、USTチューブレスも元々ハッチンソンのOEM。UST規格さえ続けてくれればOK。UST規格自体が消滅してしまったら泣くw

レースのサポートは継続するのだろうか?

2021年度のモデルチェンジや新製品はあるのだろうか?

今後の動向を見守っていきたい。