クリンチャー vs チューブレス vs チューブラー

2020年12月4日

ロードバイクのタイヤはクリンチャー、チューブレス、チューブラーと構造によって3種類あります。

MAVICキシリウムPROカーボンSL UST

どれがいいの?何を選べばいいの?

自分なりに使ってみて感じたことをまとめてみます。

足回り=タイヤとホイールの感じ方は目的によって(レースで使う、ヒルクライムでタイムを縮めたい、平地主体のサイクリング、アップダウンの多いロングライド・・・etc)変わってきます。

そして感じ方はひとそれぞれに個人差がある。体重や巡航速度の違い。加速の軽さを重視するかグリップを重視するか乗り心地を重視するのか。

ホイールもタイヤも様々な要素の総合的なバランスの上で成り立っています。

1点突出型タイプには欠点が目立つものも多いです。

走行感は軽いけれども乗り心地は良くない。軽量で加速は良いけれどパンクしやすく耐久性はない、減りが少なく長持ちするけれどグリップは悪いなど。

グリップ性能は安全性にも繋がります。振動吸収性の良さは上質な走りと疲労軽減に繋がります。

そして同じメーカーでもグレードによって、大幅に性能が異なるのがタイヤです。予算の許す限り良いタイヤを使うことをおすすめします。

参考になれば幸いです。

クリンチャー、チューブレス、チューブラーの違い

タイヤやチューブ、ホイールのモデルによって大幅に変わり一概には言えないところもありますが、実際に使ってみてそれぞれの特徴を一般論としてまとめた個人的な所感です。

クリンチャータイヤ

ロードバイクの基本中の基本,定番といえるクリンチャータイヤ。

ランニングコスト、パンクしたときの対応のしやすさ、運用面を考慮するとクリンチャータイヤを基本と基準にして良いと思う。

予算が許す限り良いタイヤを選べば、グリップや走行抵抗には全く不足はない。

平均点の高い万能選手。優等生。

特にディープリムではホイールの総重量と外周部の慣性質量が増えてしまうが、ローハイトリムならヒルクライムでも充分に使える軽量なホイールもある。

軽量化や乗り心地向上のために、ラテックスチューブや軽量なチューブをインストールするチューニングが可能。

代表的なクリンチャータイヤ

コンチネンタルGP5000

Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 (700×25c) [並行輸入品]
Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 (700×25c) [並行輸入品]

ピレリP0ベロ

2本セット PIRELLI(ピレリ) P ZERO VELO 限定カラー スペシャル・エディション 700×25c (イエロー・スペシャルエディション) [並行輸入品]
2本セット PIRELLI(ピレリ) P ZERO VELO 限定カラー スペシャル・エディション 700×25c (イエロー・スペシャルエディション) [並行輸入品]

新製品ピレリPゼロ・ロード

PIRELLI(ピレリ) P ZERO ROAD ロードクリンチャータイヤ 700C [ブラック 700x26C]
PIRELLI(ピレリ) P ZERO ROAD ロードクリンチャータイヤ 700C [ブラック 700x26C]

チューブラータイヤ

構造上、ホイールとトータルでは最軽量。レースで使うとき用としてお勧め。

勝負パンツ。

良いタイヤを選ばないとグリップや乗り心地の良さなど、レース用としてチューブラーの良さが生かされない。

レース以外の用途、サイクリング中でのパンク修理は扱い技術がないと面倒。修理後は完全に同じ接着力ではないために、タイヤが走行中に外れないようにコーナリングを始め手加減して走る必要も有ります。
慣れればタイヤを取り付けるのは比較的簡単(コンチネンタル等硬いタイヤは除く)。しかし剥がす時が大変。

パンクしたらタイヤ交換になるため、お財布に優しくない。

運用にチューブラーならではのコツと経験が必要。

高品質なチューブラータイヤはラテックスチューブがほとんど。空気漏れが早い。

タイヤサイドも薄く軽量なため、空気が抜けてタイヤが潰れたまま無造作に保管しておくと、タイヤが劣化したりパンクしてしまう場合も。
良質なチューブラータイヤは繊細で取扱いがデリケートなタイヤが多い。

代表的なチューブラータイヤ

Vittriaコルサスピード

ビットリア(Vittoria) コルサ・スピード チューブラー G2.0700x25c ブラック (タイヤサイド アメ色)バルブコア脱着可
ビットリア(Vittoria) コルサ・スピード チューブラー G2.0700x25c ブラック (タイヤサイド アメ色)バルブコア脱着可

チューブレスタイヤ

低圧でも走行抵抗は軽い。

乗り心地は最高。良質なチューブラータイヤに準じる。

グリップ良し。グリップ感=あとどのくらい余裕があるかとか、限界点も掴みやすい。
ウェットグリップ、浮き砂利などの悪条件でのグリップ低下が最も少ない。

単純に振動吸収性が良いというだけではなく、接地感が高くグリップの感触が掴みやすく安心感がある。
ドタバタと暴れたり、浮くような感覚が減り、挙動の安定した落ち着いた走行感になる。

ウェット路面や舗装が荒れている、砂利や砂が浮いているなど悪条件になればなるほど、対クリンチャー比で走行感の良さやグリップの良さが分かる。

走行フィーリングが良いので、走りの上質感を求める向きには超お勧め。

タイヤとホイールの組み合わせによっては、脱着が超固くて大変。相性の良い組み合わせを探す必要あり。チューブレスタイヤならではのコツが必要。
MAVIC USTシステム又はシマノホイール+IRCチューブレスタイヤはお勧め。
リムテープ不要のホイールがリムテープに由来するトラブルや、タイヤ脱着の難易度的にもお勧めです。

僕は「タイヤどれがいいかな~」と無造作に選ばないで
取り付け取り外しの容易さを含めて、使うチューブレスタイヤを決めてしまってます。

パンクしにくいが、いざパンクしたときは修理が大変。コンチネンタルGP5000チューブレスタイヤは着脱がとても硬いです。出先のパンク修理が個人では不可能ではないかと思える。
※まだタイヤが新しいうちで伸びが無い場合。シーラントで塞がらないパンクの場合。ある程度試用期間が経過するとタイヤが伸びるので外しやすくなる。

シーラントを必要とするチューブレスレディは特に運用にコツを必要とする。

シーラントが1か所に偏って固まってしまうと、ダウンヒルの高速域でウォブル現象が発生してしまう場合も。

フックレスリムが登場して軽量で魅力的なホイールが新たに開発されています。互換性の問題と選択肢が今のところ限られてしまう場合もあり。

代表的なチューブレスタイヤ

IRCフォーミュラPRO RBCC

アイアールシータイヤ(IRC tire) 自転車 タイヤ FORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS RBCC フォーミュラ プロ フックレス チューブレス アールビーシーシー 700×28C ブラック 1本
アイアールシータイヤ(IRC tire) 自転車 タイヤ FORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS RBCC フォーミュラ プロ フックレス チューブレス アールビーシーシー 700×28C ブラック 1本

パナレーサー・アジリストTLR

パナレーサー(Panaracer) アジリスト TLR 700×25C チューブレスレディ 黒 F725TR-AG-B
パナレーサー(Panaracer) アジリスト TLR 700×25C チューブレスレディ 黒 F725TR-AG-B

個人的所感

チューブラーは普段履きには使いたくない。レース専用。決戦用としては優れている。

しかしそのレースに今後出ることもなさそう・・・なのでチューブラーホイールは手放しました。

クリンチャーは総合的に見て、普及率が高いのも頷ける安定感。ランニングコストとタイヤ&チューブの交換やパンク修理のしやすさ、タイヤ選択肢の種類の豊富さなどロードバイクタイヤの基準となる。

ラテックスチューブを入れれば、空気漏れは早いけれども走行感の向上も可能。ホイール、タイヤ、チューブの選択肢も多いので好みに合ったものが見つかりやすい。

ロードレースでなければ、エンデューロなどのイベント系の大会ならクリンチャーでも充分だと思える。

チューブレスは、その卓越した走行感から、早いか遅いかの比較ではなく走行感は1番好みに合う。

用途が無くなったチューブラーは手放したので、今後はチューブレスを中心に据えてクリンチャーを併用しながらライドを楽しみたい。

人に勧めるなら、、、パンクを初めとしてタイヤやホイール周りのトラブルは、ライド中に最も高い頻度で想定できるトラブルです。
取扱いに独特の知識と技術が必要になるチューブラーやチューブレスよりも、無難なクリンチャーをお勧めします。

パンクしてしまったときに、自分の技量でリカバリーできる(又は覚えて出来るようになる)ことも機材選びには重要だと思います。
※もちろん最初から誰もが出来る訳ではありません。乗り始めたばかりでチューブ交換できない初心者さんを非難するものではありません。

シーラントマルニ・クイックショットで全てのパンク(穴の大きさを問わず)パンクが塞がるとは限りません。パンクの穴が幸い小さかったので塞がってラッキーくらいに思っておいた方が良いです。
チューブレスでもスペアチューブ、チューブラーならスペアタイヤ携行はマストだと思います。

チューブレスは試してみた事があるけれど「ビート上げられない」「パンクしたら自分でリカバリーできない」でクリンチャーに戻した。
チューブラータイヤは使っているけれど自分で張替え出来ないサイクリストも少なくありません。
出来るだけ自分のバイクのトラブルは自分自身でリカバリーできるように、パンクなどは特に、、、扱いきれる機材を選ぶのも重要な選択項目だと思います。