東京オリンピック自転車競技男子個人ロードレース
この状況での五輪開催の是非は別として、選手と競技は応援しています。
政治的な判断や運営と競技に出場する代表選手は無関係。純粋に競技に的を絞って記事にします。
Twitterでは山中湖周辺でトレーニング中の各国の代表選手に近づいたツイートと画像が散見。と言うか非常に多い。増えている。
中にはサポートカーからボトル貰ったとか、暫くトレインに入って追走したり、、、
五輪出場予定の自転車選手やチームスタッフは『バブル方式』によって大会関係者以外と接触しないように努力しています。
ツール・ド・フランスを途中でリタイヤして東京オリンピックに参加する選手も多い。世界トップレベルの選手を間近で見たい気持ちは理解できますが、万が一にも選手に感染者が出てしまったら・・・
公道でトレーニングせざるを得ない自転車ロードレース。運営側、関係者側に選手と観客を完全に隔離分離する強制力はない。それは出来ない。
平時なら話は別ですが、この状況で「見たい」気持ちは抑えなければと思います。
禁止に出来ないからファンは自身で可能な限りのリスクを排除し自粛すべきではないかと。
「僕(私)は選手との距離を取っている。近づいてはいない」
あなたのSNSへの投稿を見て「僕も直接見に行こう」と、そしてその中には不注意に近づく人が出て来る可能性まで考える必要があるのではないでしょうか。
状況が状況なので映像を通じて観戦すべきだと思います。
日程
2021年7月24日(土)午前11時~午後6時15分終了予定
距離244km獲得標高4,865m。登った坂の高さの合計が4,865mと富士山の標高を優に超える難コース。
東京オリンピック自転車競技全種目競技日程
インターネットライブ配信
自転車競技ロードレースは男女ともにテレビ放送はありません。インターネットライブ配信になります。
東京オリンピック自転車競技男子個人ロードレース|gorin.jp 民放オリンピック公式動画サイト
2021年7月24日(土)午前10時50分配信開始(ライブ配信終了後は視聴できません)
NHK東京オリンピック2020|自転車競技男子個人ロードレース
メニューバーから競技種目選択可
NHK BS1で翌25日午前4~8時の放送内、女子個人ロードレースは26日午前3時5分~6時20分の東京オリンピック・デイリーハイライト放送内でダイジェスト有り。
NHK BS1ロードレース解説はブリヂストン飯島誠さん。
自転車競技ロードレース各国出場選手一覧
代表選手一覧作成は別府始 ( @HajimeBeppu ) さん
随時更新!東京オリンピック自転車ロードレース/個人タイムトライアル スタートリスト|MoreCadence
ジャパンカップとツール・ド・フランス埼玉クリテリウムの中止が発表された今年、この豪華メンバーでのレースは楽しみで仕方ありません。
自転車競技男子個人ロードレース・アーカイブ
ライブ放送分フル。DRMオンにして見ることができます。
ダイジェスト。NHK BS1放送分のダイジェスト。解説は飯島誠さん。
競技結果
1.リチャル・カラパス(エクアドル・INEOS) 6:05:26
2.ワウト・ファン アールト(ベルギー・ユンボヴィスマ) +1:07
3.タデイ・ポガチャル(スロベニア・UAEチームエミレーツ) +1:07
35.新城幸也(日本・) +10:12
84.増田成幸(日本・宇都宮ブリッツェン) +19:50
金メダルのカラパスは1週間前に終わったばかりのツール・ド・フランスで総合3位。銅メダルのポカチャルはツール・ド・フランス総合優勝。 銀メダルのファン アールトは区間4勝で最終ステージのシャンゼリゼでも勝っている。
上位陣は疲労というものを知らないのか!?
東京オリンピックとツール・ド・フランスの日程が発表されたとき、余りにも日程が近いので五輪参加選手はツール・ド・フランスを欠場するだろうと予想されていました。ツール・ド・フランスで総合狙えないパンチャー系の選手は途中でリタイヤして東京オリンピックに向けて調整する選手も多かった。
しかし、この結果には驚きを禁じ得ない。
フランスで所属チームごとに走っていた選手が中1週間で祖国に戻り、今度は国別対抗のオリンピックで日本に移動。
準備と移動だけでも目が回りそう。とてもベストコンディションで臨めるとは考えられなかった。
レースは最後の勝負所、三国峠で牽制し合ってしまった後続と、渾身の力で逃げを打ったカラパスとの差が結果に結びつきました。追走集団はポカチャルとファンアールトを意識し過ぎて集団のペースが上がり切らなかった。
新城選手と増田選手も最後の勝負が掛かる三国峠までメイン集団に残り完走を果たしました。
銀メダリストとなった ワウト・ファン アールト(ベルギー)の走行データがSTRAVAに公開されています。
ケイデンスが平均で90rpmって、やっぱりプロは凄い。集団内で走っているときはペダリング止めてる時間も多いのに。回している時のケイデンスがいかに高いのか。
無観客SNS五輪
沿道での観戦自粛が呼びかけられ、放送はインターネットのライブ配信。日本語での実況解説無し、という条件だったにも関わらず競技時間中はすっとTwitterのトレンド1位!
僕もTwitterで普段からのフォロワーさん達と遣り取りしながら観戦を楽しみました。しかしロードバイクに乗っていない人達、普段はロードレースを見ない多くのネット民が男子ロードレースを観戦。
この盛り上がりに繋がりました。
サイクリストの中には事前に五輪コースを走り、その過酷さを体感した人もいる。最後の勝負所となった三国峠は最大勾配20%前後の急斜面。
神社の境内を走ったり、都会から住宅地を経て山間部へ。そして山中湖と富士スピードウェイ。絶妙なカメラアングルと編集で、多くの観戦者を楽しませてくれました。
五輪は世界共通の映像となるため、中継用の飛行機がフランスから来ていたこともTwitterを通じて知りました。
Jプロツアーの映像を見たことのある人ならご存知だと思いますが、生放送を山間部で行うと電波状況が悪いので、中継の映像が途切れてしまう場合が多いのです。
オリンピックでは、流石にそのようなことが無かったのは、これが理由だったのです。
男子の翌日に行われた女子ロードレースでは、前半から逃げを打ったオーストリアのアナ・キーゼンホファー選手が金メダル。 キーゼンホファー選手は論文も多数書いている数学の研究が本職。プロレーサーではないこともSNSを通じて知ったことです。
現地の空気や雰囲気を直接肌で感じることは出来ませんが、知らなかったことや自分の得意分野や専門外の情報を補完して新たな発見や知識が得られるネットでのスポーツ観戦。
なかなか楽しいものですね。
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