ツール・ド・フランス観客との接触事故について
ツール・ド・フランス第15ステージ、スマホを持った手を伸ばして撮影しようとした観客に選手が接触。
大規模な集団落車が発生してしまいました。およそ20人の選手が巻き込まれた模様。
Arm toeschouwer raakt renner. Toeschouwer lijkt te filmen en beweegt arm terug naar links. pic.twitter.com/amP2RB6UHw
— Martijn Hendriks (@hendriksmj) July 16, 2023
CNNでもニュースで取り上げられました。
別府史之さんのツイートも拡散されて議論を呼んでいます。
ツールドフランスの観客について…
— 別府 史之 FUMY BEPPU (@Fumybeppu) July 18, 2023
決して感情的になることも無く『観戦者もレースの一部』として、観客を責める事無く選手側の覚悟を感じます。
例えが適切ではないかもしれませんが、格闘技やラグビーやサッカーなどコンタクトスポーツに臨む選手の意識に近いのかもしれません。
パリ~ルーベのような過酷な石畳のレースに臨むのも、同じような意味で覚悟が必要なのだと想像します。
最悪の場合、死亡事故さえ起こってしまう。
一昔前プロロードレースではヘルメットすら被っていなかった。
古代オリンピック発祥の格闘技から続く、観る者と観られる者の意識が、多かれ少なかれ選手にも観客にも存在する。
ボクシングも後遺症が残らないよう、レフリーストップが一昔前よりも早くなっている。
機材やトレーニングメニューの進化で高速化したロードレース。いざ事故や落車が起きると怪我も大きく酷くなってしまう。
アクシデントを含めた全てがロードレースであり、だからこそドラマが生まれる。
しかし、落車や事故は避けられない場合もあるが、減らす努力は必要なのではないか。
カメラの変化
スマートフォンで誰でも手軽に画像や動画を撮影できるようになりました。それもかなりの高画質で。
1眼レフカメラであれば、ファインダーを覗いていないと撮影できません。今回の落車事故のように手を走路に伸ばして撮影も、スマートフォンの普及があったからこそ。
ツール・ド・フランスのようなラインレース、ましてやステージレースのコース全てにバリアを設置したり警備員を配置するなどほぼほぼ不可能なこと。
個人的には観客1人1人が意識するしか方法は無いのかと思うところ。
2021ツール・ド・フランス大規模集団落車以来の大きな議論を呼んでいます。
レースに出場することの無い一般サイクリストでも公道を走る以上、貰い事故に巻き込まれてしまう可能性はゼロではありません。
観客の規制が必要以上に進んでしまうのは望みませんが、何かしらの対策が必要な時期に来ているのではないでしょうか。
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