GARMIN Edgeサイクルコンピュータの使いこなし
スクリーンショット・消費電力を抑えてバッテリーを長持ちさせる・知られざるバッテリー容量
多くのサイクリストに愛用されているメジャーな多機能サイクルコンピュータGARMIN。初期設定を済ませたら最低限の操作は直観的に行えます。
しかし余りにも多機能すぎるのと、取扱説明書=操作マニュアルが分厚過ぎて全ては覚えられません。独特な用語も少なくないため、意外に知られていない機能やバッテリー消費を抑える方法、そしてメーカーで公表されていないバッテリー容量を調べたので、覚え書きとしてまとめておきます。
GARMIN Edge 1000Jの操作方法を基準に記載しています。他の機種では若干異なる場合がありますが基本操作は同じです。
スクリーンショットを保存する
設定⇒システム⇒ディスプレイ⇒スクリーンショット、と辿り『スクリーンショット』を有効にします。
システムをタップ
スクリーンショットをタップしてオン(グリーン点灯)にする。
ラップボタンを押すたびにスクリーンショットが保存されます。※電源ボタンを押してスクリーンショット保存になる機種も有ります。
保存されたスクリーンショットはBMP形式でGarmin/scrnフォルダ内に保存されます。※保存フォルダはGarmin\Screenshotsとなっている機種も有り。
GARMIN Edgeの取扱説明書にはスクリーンショットの目次がありません。分厚い取扱説明書(操作マニュアル)から探すのが大変なのです。
機種によって若干の操作方法の違いがあるので取扱説明書『システム』の項目から探してみてください。システム項目にスクリーンショット保存の方法操作マニュアルが記載されています。
ガーミン(GARMIN) Edge 840 Solar 太陽光充電機能付きサイクルコンピューター 本体のみ タッチスクリーン搭載 自転車用ナビ GPS搭載 スタミナ測定 010-02695-26 【日本正規品】消費電力を抑えてバッテリーを長持ちさせる
GPSの捕捉設定
新型GPSチップ採用による4衛星測位システム(GPS,みちびき,GLONASS,Galileo)採用で、現行のGARMIN EdgeシリーズはGPS衛星を多数捕捉して走行データの精度を上げています。
GPS信号を数多く受信しているため、バッテリー消費が増えてしまっている場合があります。
捕捉GPSの種類(数)を減らして設定をしておくと、消費電力が抑えられる場合があります。
※ビルの谷間や山間部で高度を含めた高精度のGPS捕捉が必要な使用状況を除く。使用状況に合わせて設定してください。
設定方法は機種によって若干異なりますが、工具マークの『設定』⇒『システム』⇒『GPS』と辿るか
又は画面上のメニューを下にスクロール。GARMIN操作マニュアルにはコネクションページとして説明有り。
衛星捕捉中をタップ(電源を入れたばかりなので)
WASS/MSASモードをオフにする。『GPSモード』をタップして
『GPS』をタップして選択。GPS+GLONASSは最も消費電力が大きいので選択しないようにします。
GPSモード(GPS捕捉設定)の中では最も省電力モードになります。
僕の使用状況では市街地や開けているサイクリングロードでの走行なら、GPS捕捉信号を一つに絞っても問題ありませんでした。
その他、ワイヤレス通信、Bluetooth、Wi-Fiなどで使っていない機能があれば無効に設定してオフにしておきます。
ガーミン(GARMIN) Edge 540 Bundle サイクルコンピューター スピードセンサー/ケイデンスセンサー/心拍センサーセット 自転車用ナビ GPS搭載 スタミナ測定 010-02694-16 【日本正規品】バックライトの明るさ設定
バックライトはデフォルトで有効(オン)になっています。
便利なバックライトも実は電力消費が意外に激しい。
設定⇒システム⇒ディスプレイ⇒と辿り『バックライトレベル』で明るさを手動調節。夜間走行の頻度が高ければ、視認性に差し障りが無い最低の明るさに設定しておきます。
または『バックライト点灯』をオフにしたり表示時間を短く設定すると、バッテリーを長持ちさせることが出来ます。
GARMIN Edgeシリーズのバッテリー容量
スペックでは使用時間のみが公表され、バッテリー容量が公表されていないGARMIN Edgeシリーズのバッテリー容量は
GARMINサイクルコンピュータ | バッテリー容量(mAh) |
Edge 130 | 180mAh |
Edge 510 | 900mAh |
Edge 520 (PLUS) | 700mAh |
Edge 530 | 1000mAh |
Edge 800 | 1100mAh |
Edge810 | 1100mAh |
Edge 820 | 700mAh |
Edge 830 | 1000mAh |
Edge 1000 | 1100mAh |
Edge 1030 | 1900mAh |
Edge純正拡張バッテリーパック | 3100mAh |
となっています。
一般的なライドでは走行中にバッテリーが無くなってしまう心配はありませんが、ブルベ等の超ロングライドや充電回数が増えてバッテリーがへたって容量が減り劣化してくると不満が残る容量ではあります。
約1,000回の充電を繰り返すと、容量が約半分に減ってしまうリチウムイオンバッテリーの特性を恨んでも仕方ないのかもしれません。
充電回数を減らし長期間使えるようにするためにはバッテリー容量は大きいに越したことはない。しかし重量が増え重くなってしまう。
マイナーチェンジでバッテリー容量は減っているのに使用時間が伸びていたケースもあります。消費電力が改良されているのでしょう。
GARMINとしては使用時間と重量のバランスを踏まえて設計していると推測は出来ますが。
利用者が多いEdge 530のバッテリー交換は税込み20,790円、Edge 830は税込み31,790円。Edge 1030に至っては税込み41,800円もする!僕の使っているEdge 1000Jに至っては修理サービス(バッテリー交換)自体が終了しています。
バッテリー交換が必要になった時点で新機種に買い替えるユーザーが多いのにも頷けます。
電話バッテリー Garmin Edge 820 Edge 520 Edge 500 200 205 GPS Cycling GPS Computer Battery対応用バッテリー 互換用電池 Garmin 361-00043-00バッテリー Laptop Battery決してお勧めはしませんがAmazonでは謎にGARMIN Edgeシリーズの互換バッテリーが売られていたりします。
自分で分解&バッテリー交換はメーカーで推奨している方法ではありませんし、僕自身試したことはありませんが動作しなかったり定格通りの動作時間ではなく短くなってしまったりする報告事例があるようです。
Aliexpressで「GARMIN Edge バッテリー」と検索するとGarmin刻印の入ったEdgeシリーズのバッテリーが多数!
精巧に作られた偽物なのか、はたまた製造下請け工場の横流しなのかは不明です(すっとぼけ)。
自己責任でGARMIN Edgeシリーズのバッテリー交換をする場合、手先の器用さと緻密な作業が要求されます。
もしもバッテリー交換をセルフ作業で行う場合は、くれぐれも自身の判断で自己責任で行ってください。
バッテリー容量低下を計測してみた
Route R多機能通電チェッカーを使用して、使用時間が初期よりも短くなり「少しバッテリーがヘタってきたかな~」と感じるようになったガーミンのバッテリー容量を測ってみました。
完全に空の状態(0%)から充電スタート!
2時間10分で100%満充電完了。
1019mAhという結果になりました。新品時の容量は1200mAhです。
約8.5%の容量低下です。この位でも使用時間が短くなったと感じるのですね。
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