荒川下流域は荒サイじゃないよ!
荒川緊急用河川敷道路
荒川河口から笹目橋まで約30kmの区間は、国土交通省管轄で緊急用河川敷道路と定められています。
荒川サイクリングロードではありません。
緊急用河川敷道路は、災害時の救助救命活動や緊急物資輸送を目的に整備されています。
平常時は一般に開放し、多くの方々に利用されています。
いずれも自転車専用の道路ではありません。
#荒川#緊急用河川敷道路 での #ロードバイク による高速走行に危険を感じたとする通報が急増しています。
— 国土交通省 荒川下流河川事務所 (@mlit_arakawa_ka) June 2, 2023
自転車の種別によらず、視界に他の利用者がいたり、道路に出て来そうな場所では、間隔を開けていつでも止まれる速度で通過しましょう。https://t.co/eP9e4U888Lpic.twitter.com/3JuZLlgK03
自転車、歩行者等は、お互いに接触しないよう十分に配慮しましょう。
特に自転車は衝突した際、大事故につながる事があるので注意し、周辺に歩行者がいるときは歩行者を優先して徐行しましょう。
https://www.ktr.mlit.go.jp/arage/arage00138.html
あくまで「平常時は一般に開放された緊急用河川敷道路」なんですね。
そして「視界に他の利用者がいたら」間隔を空けて徐行、とサイクリストの感覚よりも遠くから歩行者に配慮し徐行しないと、歩行者は恐怖感や危険を感じることがわかります。
SNSでは、、、
X(旧Twitter)などを中心に、SNSでは通称となってしまっていたり短い単語で済むことから、つい「荒サイ」とポストしてしまうサイクリストの多いこと。
そして〇〇km/h巡行とか追い風で〇〇km/h出したとかのツイートを残念ながらよく見かけてしまいます。
マナーとして「周囲に歩行者がいるときは徐行」「視界に他の利用者がいたら、いつでも止まれる速度で」とされているのに・・・。
僕自身も以前「荒川笹目橋から下流は緊急用河川敷道路。荒サイじゃないよ」とツイートしたところ、サイクリストではない一般の人からマナーやモラルに関してのお叱りを受けたことがあります。
荒川を走るのは年間に数回程度。それなりにマナーを守って走っているつもりではありますが、サイクリストを代表!?するような形で謝るしかありませんでした。
そしてまた、、、
きっかけはこのツイート
ロードバイク女子にツキイチして話しかけるおじさんもおじさんですが、、、、荒川下流域を「荒サイ」。そして28~29km/hで、とツイート。
サイクリストとしては返す言葉もありませんよね。一般歩行者からしたらもっともな言い分です。
我々サイクリストは意識を改めごめんなさいするしかないような・・・。
元ツイに対しサイクリストは、ツキイチおじさんに迷惑を被る女子ローディーにしか反応していない。
プロショップのアカウントすら同様・・・。
荒川緊急用河川敷道路利用マナーやルールはどうでもいいことなのだろうか?
一般利用者から苦情を言われてもなんとも思わないのだろうか?
特定個人を晒したり、論争に発展することを目的とはしていません。荒川緊急用河川敷道路のルールやマナーを守り、利用者がお互いに共存できることを目的としたいですよね。
1人1人のサイクリストが、サイクリストではない一般の河川敷利用者の目にどのように映っているのか。どのような目で見られているのか。意識してマナーを守る手助けになれば・・・と。
これからもサイクリストが荒川緊急用河川敷道路を利用できる為に。
片山右京さん主幹グッドチャリズムは、定期的に荒川河川事務所や地元警察署と共同でマナーアップキャンペーンを開催。荒川を利用しているサイクリストへ向けてルールやマナー徹底の啓蒙活動を行っています。
サイクリスト自身が自らの首を絞め、楽しく走れる”場所”を狭めるような行動は慎みたいと思います。
補足
けんたさんのYouTube動画内では河川事務所所長が「荒川サイクリングロードと呼んで構わない」と語られています。
しかし僕のスタンスとしては、国土交通省の定める大規模自転車道をサイクリングロードとします。
大規模自転車道は県道として整備が始まり、1,000人/日の自転車通行料を見込んで整備など、他の河川敷道路や遊歩道とは設計や生い立ちが異なります。
荒川緊急用河川敷道路は、あくまで緊急時を想定してのことであるが自動車の侵入を目的としている。
また「サイクリングロード」と呼んでしまうと、自転車優先サイクリスト優先との誤解を生じかねない。
荒川下流河川事務所公式YouTube動画では、省略形「荒サイ」なら構わない認識なよう。
しかし初コラボ、初の試みということもあり河川事務所からサイクリストに対して、もっと言いたいことはあるが控えて先ずはサイクリストの言い分を聞こう、耳を傾けるに留めておこうとしている様子。
普段から荒川を走っているのに、サイクリスト代表として『インフルエンサー』として紹介されているのに「知らなかった」って何なんだよ!
とも思わなくもない。しかしパネラーを非難しても前進はないです。
サイクリスト1人1人が自分自身の問題として考える必要のあること。
これから全ての河川敷利用者にとって良い方向へ向かうことを願っています。
XOSS GPS サイクルコンピュータ スピード ケイデンスセンサーセット ワイヤレス Bluetooth ANT+対応(G+2,Vortex 2pcs)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません