ロードバイクのペダル

2019年10月14日

ビンディングペダルとビンディングシューズ

固いソールを備えペダリングによる力を加えても、ロスなくペダルにパワーを伝えるビンディングシューズ。シューズの位置を固定=効率よくペダリングできる適切な位置に固定して、速く、そして効率的にペダリングができるビンディングペダル。引き足も使えるようになります。

脱エントリーライダーの初めの一歩が、ビンディングペダルと専用シューズではないでしょうか。

サイクルングロードにある半円状の車止めで「引き足で後輪を持ち上げて向きを変えるのがカッコイイ!」と言っていたビキナーさんもいたなー。

シマノSPD-SL

豊富なバリエーション。消耗品であるのクリートの耐久性の高さと入手のしやすさ。シューズとペダルが固定されてしまうのが怖いというエントリーライダー向きに、固定力の弱いタイプ、ライトアクションのLAモデルやPD-RS500などの種類も増え、更に選びやすくなったと思う。ライトアクションモデルのリリーステンションは約3分の2の柔らかさになる。

僕はタイムを使っていますが、長所と短所を併せ持っているので、タイムは誰にでもお勧めできるペダルではありません。ビンディングペダルはシマノSPD-SLを基準に選んで良いと思う。
人とかぶりたくないとか、膝が痛くなるとか、脱シマノを目論む少数派の人だけが他のビンディングペダルを選べばいいと思うのです。

ベアリングのガタも出にくくて耐久性もある。クリートの固定強度=リリース時のスプリングテンションのアジャストが簡単にできるのもシマノならでは。

流石にデュラエースはシャフトのベアリングは回転も軽い。新品のうちからクルクルと軽く回る。
ボトムブラケットも同様だけれど、シマノは防水性や耐久性重視の設計のために、防水シールの接触抵抗のために新品のペダルだと回転が少々重く(デュラエース以外)、ペダルのつま先側が上を向いてくれない。
このために最初のキャッチでペダルを拾いにくく、クリートが嵌め難い場合がある。使っているうちに回転が軽くなっていき、ちゃんとペダルは上を向いてくれるようになっていきます。

SPD-SLクリート

Amazonでは「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」「類似商品と比較する」にシマノSPD-SL互換の格安類似品クリートが多数表示されます。所謂コピー商品で偽物です。知人が値段に釣られてこの類似品クリート使ったところ、あっという間にすり減って使えなくなってしまった。後述するタイムのクリートよりも遥かに寿命が短い。購入の際はご注意ください。

シマノSPD

元々はMTB用途。歩きやすいシューズと組み合わせられるので、ツーリング派や観光派はロードバイクでも、このSPDペダルを使う人もいる。気兼ねなく歩けることがSPDの最大のメリット。

僕はSPDペダルに慣れていないので、SPD-SLよりクリートが小さいSPDは嵌め難く感じてしまう。慣れてしまえば問題ない範囲だと思うけれど。タイムやSPD-SLと比較すると、小さなものを踏んでいる感もありますね。
歩けるシューズなのでロードバイク用のシューズと比較するとかなり重い。ペダリング最優先ならSPD-SLです。ダンシングで引き足を強く使う時には、特にペダル+シューズの重さの違いはかなり感じる。
MTBライダーはシマノSPDペダルは泥詰まりし易いと言って、クランクブラザーズを使っていたけど、今はどうなんだろう?MTBは詳しくないので最新事情はわかりません。

TIME

長所

はめ易く外しやすい。凄く楽ちん。リリース時の外しやすさはシマノ・ライトアクションより上。

平らな広い面を踏んでペダリングしている安定感。違和感のない自然な踏み心地の感覚がある。シマノ固定赤クリートでもへっちゃらな僕だけれど、この自然な踏み心地が気に入っています。
自転車はLOOKなのに・・・。LOOK 785 HUEZ RSを手に入れる前に、所有している複数台のロードバイクのペダルをタイムに交換済みだったんです。

特長的なフローティング機構。クリートのつま先側を中心軸にした円弧の動きではなくてクリート後端が中心軸となりつま先が動く。それだけでなくシューズが左右に平行移動するフローティング機構も備えている。
タイムでないと膝が痛くなるという人もいる。このフローティング機構のおかげで、少々ラフな感じでシューズにクリートを取り付けても問題なく使える。前後位置をきちんと合わせれば、少々の角度差は吸収してしまう。

短所

クリートが異常なまでに減りが早い。

歩いたり、スタートの際に地面に着いている足で蹴るように走り始めると、凄まじくクリートの減りが早くて寿命が短い。シマノ比10分の1(当社比)と言っても大げさではないくらい減りが早い。
クリートのつま先側の爪がささくれ立ってくると、ペダルに嵌め難くなってくる。クリートがはまってもペダリングの感触に違和感を感じるようになる。
クリートつま先側のささくれ初期は、ニッパーでささくれを切って使っています。少し使用期間を延ばせる。

タイムのペダルに限りませんが、停車時に足を着く左足側のクリートの減りが早い。タイムのクリートはQファクター調整の為に左右の区別がある。シマノのように左のクリートだけ交換という訳にいかない。

ペダル本体のQファクターはシマノSPD-SLと同寸だけれど、クリートの左右の取付調整幅が狭い。実質クランクとシューズの間に結構な隙間が空くことになり、シューズ基準の実質的なQファクターはシマノよりも広くなってしまう。TIMEペダルのQファクターは53mm。シマノ105やアルテグラも同寸の53mm。デュラエースは1mmだけ狭い52mm。しかし、実質的なQファクターはシマノ比で片足3~4mmは広くなってしまう。

以前シマノSPD-SLを使っていた時は固定の赤クリートでも問題なく、ペダリングで足をこじらないタイプの僕は、ギリギリまでクランク側にシューズを寄せて、実質的なQファクターが最大限狭くなるようにクリートをセットしていました。ペダルをタイムに変えて暫くの間は、この実質的なQファクターの広さにかなり違和感を感じました。今は慣れましたが。

身長の低い人や女性、Qファクターをなるべく狭くしたい人にタイムは向かないと思う。はめ易く外しやすいのとフローティングのメリットは大きいのですけれどね。

使用者が少ないので友人のバイクを「ちょっと試しに乗らせて」とはいかない。又はその逆のパターンでタイムペダルの僕のバイクを「ちょっと乗ってみなよ」もできない。

その他のメーカー

LOOK、スピードプレイ等があります。使ったことが無いので言及はしません。

シマノSPD-SLペダルの剛体感を嫌う人は、LOOKかTIMEを選ぶ傾向があるみたいです。

LOOKやTIMEのペダルはガタが出るのが早い。ペダル本体のシールドベアリング圧入部にガタが出ます。但しガタと言っても小さなもので、使い続けてもそのガタは大きく成長しない。ペダルはそのまま使い続ける事が出来ます。

LOOKペダル

スピードプレイ

クランクブラザーズ

バリエーションも豊富で、泥詰まりもしにくい構造。MTBにはいつか使ってみたいペダルです。

ビンディングシューズ

足に合う合わないがあるので、試し履きを必ずしてから選ぶべきだと思う。長時間履き続けるのでフット感は大事です。
痛くなってしまってはせっかくのライドが楽しいものではなくなって、苦痛になってしまっては元も子もない。お勧めメーカーというより各自に合ったシューズを選ぶべきだと思う。

個人差があるかもしれないけれども、相性のいいシューズのメーカーとサイズが決まっていれば、試し履きしないで買っても大丈夫になる・・・はずです。しかし・・・

とある販売店で聞いた話

シューズやウェア、ヘルメット等のサイズ物。リアル店舗で試着をしたり店員さんに相談やらアドバイスをして貰っているにも関わらず、購入は通販でという人が増えているそうです。試着や相談までしたのなら、そのお店で買うべきじゃないかと僕なんかは思うのですが。

店内でスマホを取り出してその場で価格を比較してるお客さんも多いそうです。これは僕も見かける。
ほかには「知り合いに〇〇のホイールを譲って貰えることになったんですけど、良い物なんですか?どう思います?」
海外通販で買う事は黙っていて「AとBとどっちを買おうか迷っているんですけど?」このような相談をショップに持ちかけられる事も多いそうです。また、通販で買った物の使い方だけを質問されたりとか。

リアル店舗が海外通販買い物アドバイザーの役割を努めなければならないの!?

通販の普及でこのようなお客さんが増えているそうです。どこで何を買おうが、知り合いから何を貰おうが個人の自由です。
しかし自由の利だけを享受して、通販や個人売買の足りないところだけをリアル店舗に求めて、店員さんの手を煩わせて時間を使わせ、そのお店にはお金を落とさない。
モラルやマナーの問題だと思うけれども、何かが違うと感じるのは僕だけでしょうか?

イベント会場でデモや試乗会も盛んに行われています。並行輸入ではない正規輸入代理店が人手と時間と費用を掛けて行っています。
僕も通販を利用しているので、偉そうな事を言える立場ではないかもしれません。しかしユーザーも自身の言動や行動を考えなければいけないのではないかと思います。

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