厳選!ワードプレス無料テーマお勧め3選
吹き出しや広告挿入の機能もプラグイン不要だよ。無料でも高性能なWordPressテーマを試してみてね。
ワードプレスブログのデザインを決めるテーマ。テンプレートとも言われています。ワードプレスブログでは外観の見た目だけではなく、機能やユーザビリティにも影響します。サイトの表示される速度もテーマによって大幅に変わります。デザインだけでなく、出来る事こと、出来ないこと、使い勝手がテーマによって変わってくるのです。
ここでは勝手にお勧め!ワードプレスブログ・テーマのTOP3を選んでみました。
10も20もお勧めしたら、逆に迷ってしまいますよね。
選定条件
無料であること。
有料テーマの方が機能が豊富で検索上位に表示されやすい、といった解説も見受けられますがそんな事はありません。重要なのは発信するコンテンツが如何にユーザーにとって有益で役に立ったかどうかです。有料テーマでなければ検索上位に表示されない、なんてことは100%ありません。断言します。
無料テーマでもビギナーには使いこなせないほどの充分すぎる機能を備え、ユーザーの好みや用途に合わせた様々なカスタマイズも可能で、表示速度も速い。そんな優れた無料テーマが増えてきています。
構造化データマークアップなども、むしろ優れた無料テーマの方が上という場合も。機能も充分過ぎるほどで、初めてワードプレスブログを始める人が、いきなり全てを使いこなす事は難しいくらいの多彩な機能とカスタマイズ性が備わっている無料テーマがあります。
今や当たり前になったスマートフォン、タブレット対応のレスポンシブWEBデザイン。Googleが推奨するモバイルファーストインデックス、レスポンシブデザインに準拠している。
内部SEO対策済み。
All in One SEO Pack等のSEO対策プラグインが不要。むしろ使わない方が良い。
表示速度が速い。
Googleページスピードインサイトで90~100点が取れる高速化がテーマに実装されていること。Googleサーチコンソールにも試験運用版ですが「速度」の項目が追加されました。
多機能であること。
SNSシェアボタンや吹き出し、広告の挿入等の機能も、プラグイン不要でテーマに備わっていること。
プラグインを減らせる大きなメリットがあります。
子テーマやデザインスキンで外観やレイアウト等のサイトデザインが変更可能であること。
cssを触らなくてもカラーやデザイン、レイアウトが変えられること。知識や技術も不要だし服を着替えたり、髪型を変えるようにイメージチェンジも出来ます。
管理画面からユーザーの好みに合わせて設定変更可能な項目が多いこと。
WordPressグーテンベルグ・ブロックエディターに対応済みなこと。
WordPressやプラグイン、エディターは、早いサイクルで進化しています。このペースに付いていけていない有料テーマも散見します。
後述するお勧めWordPressテーマのルクセリタスとコクーンには、スマートフォンからの閲覧を高速化しオフラインでもアプリのように動作するPWAの機能も備わっています。
※当ブログはPWAに対応しています。
テーマのバージョンアップ等で実装されている機能が変更されている場合もあります。現時点での実際の機能やテーマの特徴は、公式サイトでご確認ください。
ルクセリタス
トップバッターとしてお勧めするWordPressテーマは、このブログでも使用しているLuxeritas。
表示速度がとにかく高速。多機能で必要最小限のプラグインでブログを運営できる。
Googleが提供しているページスピードインサイトで高得点をアピールしているテーマが増えてきています。
しかし実際の運用状態で100点満点が取れるテーマは流石にまだまだとても少ないです。画像や広告で得点が下がってしまう場合が多いですね。
高性能ハイスペックサーバーでブーストアップも可能ですが、格安サーバーでハイスコアをマーク出来るのは素直に凄いです。
後述のコクーンと共に表示速度向上のための設定項目があります。画像サイズの適正化と共に設定を詰めると、ページスピードインサイトの得点を上げていく事が可能です。
カスタマイズ性も高く機能も豊富で不足はない、それどころか充分すぎて凄過ぎると個人的には感じている優れたテーマです。
管理画面からこんな事まで出来るんだ!と驚きの連続です。始めから全てを使いこなしたり、デザインやレイアウト、配色に拘りすぎないように注意が必要かもしれません。
ブログを開設して運営しながら外観を自分好みに詰めていけば良いのではないでしょうか。
テーマ作者さんの著作権表示を消すことができません。別途配布されている有料プラグインで消すことが可能です。些細な事かもしれませんが、気になる人は気になるかもしれません。
ルクセリタスで出来る!あんなことやこんなこと
これがルクセリタスの機能の全てではありません。運用しながら徐々に活用していきましょう。
Twitterで相互フォローになったルクセリタスのユーザーさんを紹介。
いなかのさん @inakanostyle『いなかの式積立投資術』
サクライパンダさん @Pandasakurai1 『語学学習&留学 サクライパンダのブログ』
日本とカザフのハーフでマルチリンガルのサクライパンダさん(日本語/英語/ロシア語/フランス語/イタリア語)が経験を基にアメリカ留学・チェコ留学・オペア留学・旅行知識・UoPeople・語学学習 ・生活情報等ユニークな情報を発信していきます。
Cocoon
公式サイトにはフォーラムも有り、ユーザー間のコミュニケーションや解説サポートも充実。初心者でも迷いにくくて使いやすいのはコクーンの方でしょう。
分からないこと、行き詰まって困ってしまった・・・こんなときにユーザーが多くて質問しやすい、回答を得やすいことは大きなメリットです。
ルクセリタスにないコクーンの機能は、テーマ作者さんの著作権表示を消すことができます。Googleアナリティクスコード挿入にプラグイン不要。アナリティクスコードを入力するだけで設定可能です。
ルクセリタスを使っていなかったらコクーンを選んでいただろうな、と思えるほど優れたテーマで甲乙付けがたい。ルクセリタスとコクーンがWordPressテーマの東と西の両横綱ではないでしょうか。
Twitterで相互フォローになったCocoonのユーザーさんを紹介。
ゆうさん @yu_etpirica 『ゆうブログ』転職情報中心の雑記ブログ
ユウさん @yousroom123 『ユウの部屋』ライフスタイルやSNS、ブログ運用の雑記ブログ
ももぞうさん @mmz55_com 『ももぞう55ブログ』生活経験からの中国広州情報を中心としたブログ
Twitterでは味のあるかわいらしいイラストを書かれています。
同じテーマを使っていても、個性や違いが生まれることが興味深いですね。
LION BLOG & LION MEDIA
テーマそのもののページスピードインサイト得点は高く、表示の体感速度も速いです。しかし実際の運用状態では得点が下がりがち。多機能で優秀なテーマであることには間違いはないので、機能とデザインが好みに合えばお勧めのテーマです。
テーマ作者さんの著作権表示を消すことができます。
日本人の作者が日本人の為に作ったテーマ
以上、紹介した3つのお勧めするワードプレステーマは、全て自由販売のテーマでワードプレス公式サイトでは配布されていません。公式サイトで配布されていないテーマは通称野良テーマなどと呼ばれたりもしています。
ワードプレス公式サイトでテーマを配布するためには、国際化(英語化)が必要になるのは当然と言えば当然です。
テーマ作者さんにとって英語化は高いハードルではないでしょう。しかし、ユーザーにとって有意義で便利な機能がテーマに付加されていてはいけないようです。
これら付加価値のある機能と表示速度向上やSEO対策など、優れたテーマが公式サイトで配布できないとは何とも不条理な気がしてなりません。
高機能過ぎて公式サイトに登録出来ないなんて。
ワードプレス公式サイトで配布されているテーマやプラグインは、一定の安全性や信頼性が担保されています。
しかし公式サイトで配布されているから100%信頼出来て安全とは言えません。
極一部の心許ない作者の制作したプラグインやテーマの中には、当初は良心的なアップデートでユーザーの高評価を確保しておき、利用者が増えた頃合を見計らって、アップデート版にユーザーの情報を盗むバックドアを仕込む不埒な輩もいます。
セキュリティプラグインWordfenceのメール通知を有効にしておくと、公式サイトで配布されているテーマやプラグインに不正なものが発見されると、英文オンリーですがメールで通知が届きます。
またWordfenceにはテーマに何かしらの不具合が発生した際には、WordPressデフォルトテーマに自動的に変更するという機能が備わっています。僕は保険の意味合いでTwenty Twentyだけはインストールしたまま残してあります。
紹介したルクセリタス、コクーン、ライオンブログは2020年1月現在、マルウェアスキャンでセキュリティ上の問題個所はありませんでした。
注意点
紹介したルクセリタス、コクーン、ライオンブログはとても優れているワードプレステーマです。しかしこれらのテーマならではの優れた機能があるからこそ、頻繁にテーマを変更するには向きません。
一例を挙げると、このサイトで使っているルクセリタスには、ブロックエディタ装飾に多彩な機能があります。
高性能で高度な機能=そのテーマ独自の機能となり、他のテーマとの互換性はありません。ルクセリタスのブログカードもワードプレス標準のoEmbedとソースは異なります。
他のテーマに変更すると表示されなくなったり、装飾要素が無効になってしまいます。
公式サイトで配布されているテーマからルクセリタス、コクーン、ライオンブログへのテーマ変更は容易なので、迷ったら当初は公式サイトで配布されているテーマでブログを始めるのも悪くないと思います。
それぞれのテーマの公式サイトで良く調べ、また他の比較サイトやユーザーの評判を調べて、入念に検討してからの導入をお勧めします。
あえてネガティブ要素も書きましたが、優れたテーマであることは間違いないと思います。
ブログで重要な事はあくまでもコンテンツなので、デザインやテーマに悩まされたりするよりはテーマを決めたら、そのテーマで運用を継続し記事を書く事に力を注ぐ事。
僕としては月間数十万~数百万PVなんてアクセスがあるモンスターブログでもない限り、高価格なサーバーも必要ない。有料テーマも必要ない、と考えています。安定のエックスサーバーでも年間15,000円税抜からですもんね。
始めても3か月で2割、半年で5割、1年で9割(一説には8割)の人が辞めていってしまうブログに有料テーマを勧めることは僕にはできません。
アフィリエイトとして収益を目的として有料テーマを絶賛している記事も多数あります。
そのお金で自分のブログの主題になっているジャンルの製品を買って、レビュー記事を書いた方がいいや。それが趣味だし楽しいし。
ワードプレスは拡張性が高くて、選択肢が無限と言っていいほどにあります。迷ったり悩んだりすることもありますが、主題はあくまでもコンテンツ。
本末転倒にならないように、デザインやテーマへのこだわりは程々に、ブログを運用しながら詰めていけば良いのではないでしょうか。
テーマの選択や運用に少しでもお役にたてれば幸いです。
2021年7月追記
しかし無料テーマだからといって、開発やWordPressのバージョンアップに沿った更新に技術的な知識と時間が必要なことには変わりません。
無料テーマも必ず誰か時間と知識の蓄積を使って作っている。
Cocoonの作者わいひらさんがお体を悪くしてしまい寄付を募っています。
テーマ開発と更新やサポートの苦労を理解すると共に、1日も早い回復を祈っております。
少額ながら僕も寄付させて頂きました。
高機能な無料テーマLuxeritasとCocoonの比較|綾糸.net
Lucxeritasを使い始めの頃、分からないことがあると読んでいた(検索HIT率高し)綾糸.netさんのブログ記事より。参考になるので是非一読を。
ぶっちゃけ、僕のこの記事よりも詳しく且つわかり易いです。
ワードプレスはどこへ行く?テーマの未来
Capital Pニュース「WordPressテーマの終わり?」
- WordPressコアチームが現在開発中のコンテンツエリアのデモを見ると、WordPressはサイトビルダーに進化するようだ。
- テーマの役割は減っていき、最終的にはスタイルシートとJSONのような設定ファイルだけになる。
- WordPressのデザインは一貫性を欠いてはいるが、ともかくブロックやレイアウトを決定するのはコアやプラグインの役割となり、テーマはそれらの見栄えを調整するだけになる。これはタフな仕事ではあるだろう。
- 自分はテーマを売ることを収入源としていたし、今後もテーマから収入を得ることになるかもしれないが、それはいままで作っていたようなWordPressテーマではないだろう。
このようなニュースもありますが、
テーマやプラグインの人気を支えるものは「WordPressにはこれが足りない!」というユーザーのニーズだ。
テーマはデザインや見た目だけのものではない。ルクセリタス、コクーン、ライオンブログはユーザーの必要としている機能を備えているからこそ評価されている。
ニーズに的確に応えているワードプレステーマが評価されていく事は今後も変わらないと思います。
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