巻き尺(メジャー)を有効に活用しよう

2021年11月6日

年季の入ったタジマ製メジャー。JIS1級16mm幅長さ5.5m。壊れる気配もなく現役続行中。

自転車専用工具ではないけれど、ロードバイクにこだわりを持ち始めた頃に、又は2台目以降の検討するときなどに。

持っていると何かと使える巻き尺(メジャー)を紹介します。

業務用産業用としてはコンベックスが正式名称となっている、金属製のメジャーが何かと便利。

巻き尺を何に使うの?

ジオメトリー、ライディングポジションの諸寸法
ジオメトリーと自分の乗車寸法を把握しておく

1.ライディングポジション(乗車寸法)に関わる測定。BB~サドルTOP間、サドル先端~ハンドル間、地面~ハンドルまでの高さ、スタンドオーバーハイト実測など。
※身長の低い方は特にスタンドオーバーハイトの寸法は気にしておくべき。停車中の足つき性が悪くなります。

2.ホイール周長を正確に測り、ミリ単位でサイクルコンピューターを設定する。

3.自転車の保管場所、車載する際の荷室の寸法、輪行袋に入れた実寸を測るなど
メジャーを2m以上伸ばしてロックする。700×25Cなら外周の実寸は212cm前後なので、2.3m以上伸ばしておくと良い。
前輪のバルブをメジャーのゼロに合わせ、ハンドルに両手を乗せ体重を掛けながら真っ直ぐに前進。ホイールが1周回ってバルブが接地面中心に来た寸法を測定します。

メジャーが無いと適当で感覚的になってしまうことを、ミリ単位で正確に測定したり合わせたりすることが出来ます。

数mmもサドルの高さが違うと、乗れば違和感を感じるものです。場合によっては膝や股関節の故障に繋がってしまうこともあります。

自分の自転車のサドル高を正確に把握しておくためにも、また複数のスポーツバイクを持つのなら、サドル高を正確に合わせておくためにもメジャーは必需品と言えるでしょう。

中~上級者向けの記事になりますが、ポジション合わせにはカリキュレーターの活用も有効です。

巻き尺(メジャー)の選び方

タジマ巻き尺JIS1級スケール
巻き尺の選び方

・必ずJIS1級の製品を選びましょう!

・DIY兼用で使うなら幅19mm長さ5.5m。スポーツバイク用途専用なら幅16mm長さ3.5mあれば充分

・ストッパー機能付き

・スポーツバイクやDIY用途なら金属製一択

DIYや住宅選びで天井高や屋根の高さを測るなど、無負荷で垂直に立てて使用する機会があるなら幅19mm以上の製品を選んだ方が良いです。

スポーツバイク、自転車用途ではそのような使い方はしないため、16mm幅の製品で使用上全く問題はありません。

JIS1級とは

測定寸法がJIS(日本工業規格)で定められた許容誤差以内であることが保証されています。

JIS1級認定製品は、その制度に信頼がおけると考えて良いでしょう。

測定長さ許容誤差
0~1m±0.3mm
0~2m±0.4mm
0~3m±0.5mm
0~4m±0.6mm
0~5m±0.7mm

スポーツバイク専用で使用するなら、16mm幅3.5mあれば充分です。

コメロンのメジャー(巻き尺)
コメロン(Komelon) コンベックス JIS1級 5.5m 25mm幅 KMC-31L アソート品の為色指定不可 迷彩グリーンor 迷彩ホワイト
コメロン(Komelon) コンベックス JIS1級 5.5m 25mm幅 KMC-31L アソート品の為色指定不可 迷彩グリーンor 迷彩ホワイト

コメロンは韓国のメーカー。JIS1級認定のメジャーではたぶん最安値。

国産では安心と信頼のタジマ製がお勧め。使用頻度が高いプロ用途でも数十年使い続けても壊れないような実績があります。

タジマ巻き尺(メジャー)

幅16mm長さ3.5m

タジマ(Tajima) Gロック 16 3.5M 台紙付 GL16-35D
タジマ(Tajima) Gロック 16 3.5M 台紙付 GL16-35D