ASHIMAカーボンリム用ブレーキシュー

ASHIMA ARS75R-P-PCACシマノ対応カーボンリム用ブレーキシュー
MAVICのカーボンリム用黄色シューは、新品のうちは効きは悪くはないけれど、制動面に黒いカスが溜まってきて、使っているうちにブレーキの効きが落ちてくる。
定期的にカスを落としてあげないと制動力の劣化を免れない。発熱も気になるところでブレーキング直後はリムの温度が上がってかなり熱くなっている。
リム温度が上がっていないときのブレーキカスは細かい埃。これはカーボンリムを使う限り仕方がないです。
しかしダウンヒルでリムの温度が上がったときは、粘土に例えればいいのか粘り気のあるカスが出て、リムにも残るし掃除が大変です。
発熱しやすいわりに熱に弱いという、MAVIC純正イエローは少し残念なブレーキシューです。
シマノのカーボンリム用ブレーキシューは発熱が少なく、制動力もまずまず。カスが溜まりにくいのでメンテナンスが楽だった。但し細かいホコリのようなカスがブレーキアーチ周辺やフレームに飛散する。
カーボンリム用ブレーキシューはシューを削ってリムにダメージを与えないようにしています。寿命が短くカスが出るのは仕方のないこと。
他に何か良さそうなカーボンリム用ブレーキシューは無いかな、と探していたところで見つけたのがASHIMA ARS75R-P-PCACだ。
左右セットでお値段は税別600円。前後1台分揃えてもたったの税別1,200円だ。安っ!!
並みのアルミリム用ブレーキシューより安い。SWISS STOPの7分の1以下のお値段。失敗しても損はないなということで試してみました。
注意事項
ホイールメーカーの補償対象外になります。自己責任の上お試しください。カーボンリム用ブレーキシューはホイールメーカー純正シュー又は指定品を使う事が基本です。
カーボンリムとカーボンリム用ブレーキシューは相性があります。僕が良かったからと言って他メーカーのカーボンホイールを使っている場合には、同じ結果や使用感が得られるとは限りません。
ちなみにこちらは、SACRAホイールで「使って大丈夫」と言われているアルミリムブレーキを使った時のことです。もうリムも磨耗してるし最期なので使ってみました。
— まさやん (@saibaiman1002) April 1, 2020
結果、1分の下り程度でリムは高熱(触れない)、シューはこんな感じになります。 pic.twitter.com/epuVBCM25L
気を付けよう。甘い言葉とカーボンリム
こんな事例もあります。カーボンリムとブレーキシューの良し悪しと相性は、注意して確かめつつ見極めなければ。
インプレッション
相方のカーボンホイールは制動力を高め、耐熱性も考慮したTgMAX処理を施されたMAVICキシリウムPROカーボンSLクリンチャー。
色はコルクっぽい茶色に黄色の縁取り。スイスストップのようにドヤれない。高級感はありません。
いきなり峠で過酷な使用状況に晒すのは不安があったので、平地ライドでデビューさせてみました。
タッチもいい。シューが柔らか過ぎないので握り込んだときにフニャっとする感触が無い。
驚いた!効きもいいぞ。ASHIMA>シマノ>MAVICイエロー>制動面が黒くなったMAVICイエロー、といった印象。
制動時の音はシマノに近い。「ザー」という音がする。
発熱も少なくシマノカーボンリム用ブレーキシュー並みに温度が上がらない。
その後も制動力の低下や劣化もなく、ダウンヒルで使っても上記の感想は変わらない。
減りは少し早いけれど、熱ダレがなく細かいカスになってすり減っていきます。
ASHIMAカーボンリム用ブレーキシュー唯一の欠点は、雨天走行が続くと制動面への異物付着が早く、高い頻度でメンテナンスが必要になること。
シマノと比較して制動面に異物が付着して制動力が落ちるのが早い。
ブレーキング時の摩擦音も、このときには大きくザラザラした音に変わっていきます。音と制動力の低下がメンテナンスのサインになります。
しかし総合的には価格が安くて高性能。コスパ最高だし、良い買い物だったと思う。
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