Google AdSense審査合格までの顛末記

2019年6月13日

Google AdSense

Google AdSense審査合格通知

お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました。

3回目の申請、期間は2週間で合格しました。

Googleアドセンスの明確な合格基準は非公開です。また、年々審査基準が難しくなり、合格しにくくなっていると言われています。

1回目、2回目のAdSense不合格通知

このたびは Google AdSense にお申し込みいただきありがとうございました。
お申し込みを確認させていただきましたところ、残念ながら現時点では AdSense のご利用が承認されませんでした。
お申し込みが不承認となった理由につきましては、google.com/adsenseでご確認ください。
お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスとパスワードでログインしていただけます。
なお、お申し込み内容を更新し、再提出していただくことも可能です。お客様のアカウントがプログラム ポリシーに準拠しているかどうか、Google の担当者が確認いたしますので、上記の問題をすべて解決していただいた上で再度ご提出ください。

Google AdSense不合格通知

AdSenseを使うには、いくつかの問題を解消してください。

お客様のサイト(https://bistarai.info)で複数のポリシー違反が確認されたため、サイトを承認できません。

価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について

コンテンツが複製されているサイトって何のこと?一部引用はしているけれど、引用に対して意見を述べる必要があるからからなんですけど。コピーはしていないぞ。

おっと、気を取り直そう。

結論から言いますと、複製はコピーのことではありません。あなただけのオリジナルの文章で表現しなさいということ。
新米のあなたの文章、既に同じような記事や、もっと役に立つ良い記事がインターネット上に沢山あるのだから。もっと個性を出しなさいよ、とGoogle先生は言いたいのだろう。

この記事(ページ)のここが悪いとか、具体的に改善や修正が必要な箇所を指摘してくれる訳ではありません。僕も迷いました。ググって様々なサイトでの解説記事を読んだり。先人の皆様の記事は参考になりました。

2回共、申請から24時間以内に非承認のメールが届きました。

承認メールだけが申請から約48時間後なので、AIでの自動判定後に何かしら別の査定をしているのかも?以前は1次審査を経て2次審査があったそうですし。

グーグル・アドセンス禁止コンテンツ

Googleは禁止コンテンツとして、下記の15項目を禁止事項としています。

  1. アダルト コンテンツ
  2. 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
  3. 危険または中傷的なコンテンツ
  4. 危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
  5. アルコールに関連するコンテンツ
  6. タバコに関連するコンテンツ
  7. ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
  8. ヘルスケアに関連するコンテンツ
  9. ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
  10. 報酬プログラムを提供するページ
  11. 不適切な表示に関連するコンテンツ
  12. 衝撃的なコンテンツ
  13. 武器および兵器に関連するコンテンツ
  14. 不正行為を助長するコンテンツ
  15. 違法なコンテンツ

詳細はGoogleの解説を参照してください。

禁止コンテンツは該当記事が1つでもあれば、承認はされないのではないかと思う。

スポーツに於けるドーピング問題に関する記事と、栗城史多さんの記事は、薬物や個人への批判に該当しそうだったので、3度目の申請では1次的に下書きに移し、非公開としておきました。
正しい知識を持ち不正行為は止めようという趣旨の記事ですが、キーワードとしてNGを出されているのかもしれないので。栗城史多さんの記事のうち、NHKの番組への感想記事は、批判的な内容ではありますが、公開したままで合格しました。

また3度目の申請前に、文字数の多い3記事を追加、記事がまだ1つしかないサブカテゴリーを階層化を無くして統合しました。

ウェブマスターガイドラインに準拠する

ユーザーと広告主様の利便性を確保するため、AdSenseプログラムに参加するサイト運営者様は、ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していただく必要があります。

基本方針

  • 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
  • ユーザーをだますようなことをしない。
  • 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
  • どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。

記事の文字数

Googleアドセンスに承認されたときの、記事の最少文字数は572文字、最多は6363文字。平均値では2000文字位でしょうか。文字数は多い方が良いとの情報を得て、文字数の少ない記事を加筆しました。それでも見落としがあり、最少で572文字の記事がありましたが、審査に通りました。

但し572文字は流石に少なすぎ。勧めるとしたら1,000~1,200文字以上推奨。

僕は記事の文字数も採点対象になっているけれど、行数も採点対象になっているのではないかと推測しています。行数と画像との距離感。この間に自動的にアドセンス広告が配信されて来る。

記事を加筆してリライトしたら気が付いた事ですが、画像直下に4行程度しかない文章では、アドセンス広告は入ってこない。8行以上に加筆したら、アドセンス広告が記事内の行間に表示されるようになった記事がありました。

引用ブロック、他サイトへのリンク直前や直下にも、アドセンス広告は入ってこない=Googleの方針として入れられないのではないか。

Googleは誘導クリックや誤クリックを非常に嫌っています。記事内の画像のすぐ近くにはアドセンス広告は配信されない。
記事の文章内に記事と関連したアドセンス広告を配信するには、画像や他サイトへのリンクから一定以上離れた場所に、一定の行(文字数)を挟み、ユーザーが記事の画像と誤って広告をクリックしないように、配慮があるのだと推測しています。

改行が無ければ記事中広告入れられないです。

文字数、行数、画像、引用文(引用には広告は入らない)、リンクなどの記事の構成内で、Googleの基準を満たす広告配置スペースがあるのかどうかが、審査対象になっているように思えます。
単純に独自性のある文章で文字数を増やせば、この広告配置スペースが増えるのだけれど、Googleはもっと多角的に審査していると推測しています。

何文字以上でないといけないという、明確な文字数に基づく基準はなさそう。しかしオリジナリティのある判り易い文章で、文字数は多いに越したことはない、というのが僕の見解。

HTML構造も重要なのではないか

ヘッダー下やサイドバーにも自動的にアドセンス広告が挿入されてきます。このヘッダー下部やサイドバーにアドセンス広告が配信できないようなHTML構造では、減点対象になっているのではないかと思っています。

記事だけではなく総合的にサイト内全体に、広告を配置できるスペースがどれだけあるのか。Googleは見ていると思います。サイト全体で一定数の、またはパーセンテージによる比率かもしれない、の広告を挿入可能なスペースが確保されているサイト、又はページなのかを審査しているのではないか。

審査は減点法なのか?

僕も減点法である可能性は非常に高いと思っています。

満点から禁止コンテンツは大幅に減点。文字数や行数が少なくて広告配信スペースが少ないと減点対象だが、サイト全体で一定以上の広告表示スペースがあれば、一部の記事の減点だけで却下はされないのではないか。

広告の依頼主に関連したキーワードが一定数以上含まれているか、も採点対象になっていると思う。

重要とされる採点項目ではないかもしれませんが、Googleが推奨しているモバイルフレンドリーと、WEBサイトの読み込みの速さ、特にスマートフォンでの表示スピード。これも採点対象になっているのではないかと思う。

https(保護された接続)=SSLもGoogleが推奨している項目です。将来的には絶対条件になるのではないか。

コンテンツ連動型広告配信サービスであることを意識する

記事内にアドセンス広告が配信されない記事やページがある。行数や文字数が少ない。配信広告に関連した適切なキーワードが含まれていない、等が原因ではないかと推測しています。

合格はしたけれども、満点を与えられた訳ではなく、ギリギリのラインで受かったのではないか。

上でも述べたけれども、単純に文字数だけで審査されているとは思えない。(現時点での推測です。)

オリジナリティとユーザーの利便性

最後に、3度目でようやく合格した初心者ですが、WEBサイトの構成を総合的に判断し採点して、一定以上の点数であれば合格点が与えられているように思います。

合格前にやったこと

  1. 文字数の多い3記事追加
  2. 記事が1つしかないサブカテゴリーを廃止。最低でも1カテゴリー2記事以上に
  3. 批判記事と取られかねない記事を下書きに一時的に移し非公開
  4. 引用紹介+α程度の文字数の少ない記事も下書きに移し非公開

オリジナリティとユーザーの利便性を最優先に。具体的にどうすればいいのよ?と言いたくもなりますが、そこは自ら学び一定以上のスキルと知識を身に着けて、運営者自身で総合的にWEBサイトのクオリティを上げなさいと。禁止事項を守りなさいと。そのようにGoogleは言っていて、審査の採点をしているように思います。

2020年4月追加

TwitterでGoogleアドセンス申請中の方々から、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で審査を一時中断していると、Googleからメールで返信が届いているとの報告が多数。

これは「審査は機械的に自動化して行っている」という予測を否定するものではないか。どこかしら人間が審査に関与しているのではないかと思う。

おまけ

Twitter相互フォローさんのアドセンス合格記事を紹介

たろーけさん

申請4回目でアドセンス合格。価値の低い広告枠への対応を親しみやすい文章で書かれています。

つくよみ白馬さん

自称パソコン音痴
「 無謀チャレンジとして申し込み、不合格通知をもらうまでを、面白い感じで書けばいいのさ!我ながらナイスアイディア!!」
「 申し込んでから通知が来るまでの間に、「落ちちゃったよ記事」の内容をある程度まとめなくては!」
のお気楽モードから1発合格!

クスッと笑って疲れた頭を癒すか、この記事やブログから何かを掴めるかは貴方次第!?

つくよみ白馬さんのブログ記事は独自性がある。未熟者の2番煎じになってない。
周りを気にし過ぎて、劣化コピー記事になってしまっていませんか?
そんなとき、つくよみ白馬さんの記事を読んでちょっと頭を柔らかくしてみましょう。