BOOK・OFF

2019年8月23日

ブックオフ本

本はどこで買う?

僕の場合。一応優先度の高い順で、使った金額順ではありません。

新刊書店

月刊誌を含めて、新刊書店に欲しい本があれば、新刊書店で買うようにしています。リアル店舗を応援する意味も込めて。新刊書店、特に個人経営の書店は残念ながら急激に減ってしまっていますね。

僕の場合は近所にわりと大きい書店があるので、恵まれている方かもしれません。

出先の駅周辺で時間つぶしに本でも読もうと思い書店を探しても、まったく書店が見当たらない、書店が近辺にない地域も残念ながら増えています。最近はショッピングセンター内の書店を利用することが増えました。

Amazon

新刊書店に在庫が無かったり品揃えに無いマイナー本や、仕事が忙しくて書店に買いに行く時間が惜しい、等の理由でAmazonで買うことも多いです。本に限らず、リアル店舗に無い商品がAmazonでは扱っていたりする。

新刊書店はやはり雑誌や新刊主体の品揃えになってしまうのは仕方のない事なのかもしれません。
売れている本と自分が読みたい本とは、やはり違うのですよね。

ブックオフ

一時期はBOOK OFFで毎月2万円以上は使っていました。所謂古書店なので安く買える事も理由の一つですが、新刊書店に在庫が無い、Amazonでも取り扱いが無い絶版本に巡り合える事も多い。

読書家にとって今では欠かせない存在になっていると思う。このブログで紹介している木之下晃著「朝比奈隆 長生きこそ、最高の芸術」なども、残念ながら今は絶版となって再販はされていません。

ブクログにも蔵書をまとめ始めましたが、絶版廃版になっていて新刊では手に入れることが出来ない本がホント多すぎます。

出先でBOOK OFFのお店があれば、時間の許す限り寄っていきます。普段行っているBOOK OFFになかった本が見つかったり。読みたかったけれど手に入らなかった絶版本を見つけたときは本当に嬉しい。宝物を見つけたような気分になります。

CDは音楽の好みが偏り過ぎているために、BOOK OFFで買ったことはほとんどありません。クラシックとジャズ、しかも流行りのアーティストは聴かないのです。

著作権について

昔から古書店はあったし、以前は神田の古書店街にも頻繁に通っていました。

しかしBOOK OFFほどの店舗数と規模になると、利用していながらおこがましい発言かもしれませんが、著作者への還元を考えるべきではないかと思います。

POSレジで商品管理をしているのだから、著者に還元できるしくみを作ることは、難しいことではないと思う。CDやDVDに関しても同様だと思います。

企業としてのブックオフ

上場企業として業績は好転しているらしい。本、CD、DVD、ゲームソフトなど創業当初からの主力商品の市場は縮小傾向。衣類、家電、スポーツ用品、家庭用品、ホビーなど総合中古販売に業態をシフトしてきている。

僕はBOOK OFFは買うだけで売ったことは1度しかない。1度で懲りました。捨てるよりはマシ、重たい物を苦労して持って帰るよりマシかなといった心境になった。
何か掘り出し物がないか探しに行く事が目的でもある。売る側に回ると安く買い叩かれて、ヤフオクやメルカリ等の個人売買を利用した方がおトク。気に入った本は何度も読み返す事も多いので、基本的に”売る”事はありません。

株主には大日本印刷、丸善雄松堂、講談社、集英社、小学館と出版業界の大手企業がズラリと並ぶ。(持ち株比率の高い順)大日本印刷は丸善、図書館流通センター、ジュンク堂、文教堂を傘下に収め、主婦の友社と資本業務提携もしている。

中古書籍を安価に販売するブックオフは出版各社の収益を圧迫してきたが、今後はブックオフが開拓した中古市場と販路を活用する方針に転換すると見られる。

IT media Newsより引用

出版社側の狙いの一つに、ブックオフで売られる中古本に対する著者への利益還元がある。「いちばん考えているのは、価値を創造した人への利益還元。(ブックオフへ売られた本が)何度売買されても著者に利益が還元されないならば、創作の活力は失われる。今後、当事者間で自主ルールを作りたい」(講談社の森常務)。

東洋経済オンラインより引用

著作者への利益還元は具体的に実行されているのだろうか?

3~4割にも及ぶ返品率。再販制度と自由価格本。自由価格本は既に2008年からBOOK OFFで販売しています。リアル書店は万引きも無視できない数で発生しているようだ。出版不況と言われている現在、様々な問題を解決しながら著作者への還元が進んでいることを願います。

直営店とフランチャイズ店がある。2019年8月現在、約800店舗あるうちの半数約400店舗がFC店。コンビニのようにFCオーナーは苦労していないかな?

経営的には諸手を上げて賛同とはいかないけれど、僕はこれからもBOOK OFFを利用します。

ブクログを資本傘下に提携。読書好きの1人として有益に利用が活性化していくようになると嬉しいです。

インターネットの普及で書籍離れ、活字離れが叫ばれています。パソコンやスマホで読む文字や文章と、活字を追うのとでは沁み込み方が異なります。
活字の印刷物には代えがたい良さがあると思う。