ロードバイクお勧め本
ロードバイクに関わらずインターネットが発展し様々な情報がいち早くネットから得られるようになっても、書籍から学べることは多い。
特にSNSだけしか利用していないと、情報が表層的で知識が浅いだけで終わってしまうと思います。
書籍や雑誌から意味のある深い情報を得て、自分なりに考察を深めていく必要もあるはず。
有益な心に残る本は手元に置き、何度も読み返すと良いと思います。
数年後読み返した時に、新しい気付きが必ずあるはず。
月刊誌
先ずはお馴染みの月刊誌から紹介
サイクルスポーツ
サイクルスポーツjp公式サイト
サイクルスポーツ公式Twitter ( @cyspo )
サイクルスポーツ誌連載をまとめた『自転車道』は機材マニアには必読の書です。
万人向けではないということで☆1つ減らしているだけ
内容は入念な取材に基づいて充実
万人向けではないということで☆1つ減らしているだけ
内容は入念な取材に基づいて充実
バイシクルクラブ
バイシクルクラブ公式サイト
バイシクルクラブ公式Twitter ( @bicycleclub_ei )
ロードバイク関連書籍
西薗良太さんの訳書を中心に紹介。
大まかに分けるとロードバイク関連の本は、トレーニングや機材に関するノウハウ本と、現役を引退した選手が書いた自伝的な本が多いです。
世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング|ツール・ド・フランスの科学
ジェイムズ ウィッツ (著), 西薗良太 (監修, 翻訳)
チームSKYを中心としたプロロードレース界で実践されている、最新のトレーニング理論。エアロダイナミクスを突き詰めたライディングフォームと機材の改善。サイクリストに必要な栄養と食事。
そのひとつひとつは些細なことかもしれない。しかし、その積み重ねと蓄積によってパフォーマンスや結果は向上していく。
極僅かな改善を積み重ねていけば、結果として大きな改善に繋がる。
イギリス人初のツール・ド・フランス優勝という難しい任務を与えられ、
Team SKYのゼネラルマネージャー兼監督に就任したデイブ・ブレイルスフォード氏の具体的手法。
マージナル・ゲイン
Marginal Gain、直訳すると限界利益。極限域での進歩。
チームSKYのゼネラルマネジャー、デイブ・ブレイルスフォードが成功を収めた基礎となる概念。
小さな改善の積み重ね。
壮大な戦略を立てても、それだけでは何の意味もないと早いうちに気づきました。
失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 マシュー・サイド著
もっと小さなレベルで、何が有効で何がそうでないかを見極めることが必要です。
たとえそれぞれのステップは小さくても、積み重なれば驚くほど大きくなります。
今やビジネスの世界や仕事術にも取り入れられて評価されています。
トレーニングの方法と理論。食事と栄養。そして機材。豊富な資金力をバックグラウンドに1%の成長を妥協せずに積み重ねていく。
豊富な資金力にものを言わせて、ツール・ド・フランスで総合優勝を狙える選手を何人も揃えているから。
否である。
分析と科学、理論に裏打ちされた、僅かな改善の積み重ねによって進歩、成長していく哲学と実績がそこにある。
Amazon Kindle版は2,420円とお安くなっています。
サイクリストのためのストレングスとコンディショニング
競技と日常生活の質を高める自転車以外のトレーニング
フィル バート、マーティン エヴァンス (著) 西薗 良太 (監修, 翻訳)
運動不足解消や普段の体調管理にもGOOD!
本書の内容、特にウェイトトレーニングに関する愛三工業レーシング所属大前翔選手の感想
サイクリストのトレーニングは自転車に乗るだけでいいのか?
その回答が本書の中にあります。
キッテルもサガンもフルームも、特にオフシーズンには積極的にストレングストレーニング、自転車に乗る以外のトレーニングを取り入れています。
スプリンター系なのかクライマー系なのか、自身のタイプによって異なるトレーニングメニューが必要です。
東京大学工学部卒、西園良太さんの訳書は科学的で論理的。
理論派におすすめです。
2冊共に最新の科学的トレーニングが記されています。
敗北のない競技|僕の見たサイクルロードレース
土井雪広著
YouTube動画GCN Japanで活躍中の土井雪広さんが、現役時代に書いた著書。
そんな現役時代を歯に衣を着せぬ物言いで綴った自伝。
引退後に刊行する選手が多い中、現役中に書かれた本。
海外選手のドーピング秘話なども。
赤裸々に忖度なく書き記した本書の感想はブログ記事に書いています。参考にどうぞ。
スキル・シマノ在籍中のヨーロッパでの経験談は、欧州ロードレースに参戦した本人ならでは。必読ものです。
歯に衣を着せぬ土井さんの物言いが面白いです。
欧州ロードレースを追うカメラマン砂田弓弦さん
世界最高峰の自転車カメラマン単身渡欧で“戦った”32年|Yahooニュース
大学卒業後に選手としてイタリアに渡り、今は無き『ニューサイクリング』誌に毎月記事を書いていたと記憶しています。
その後1989年に、今度はカメラマンとしてイタリアへ渡る。
砂田さん以前は当然、選手と並走するオートバイでの撮影カメラマンの選ばれた12人に入る日本人はいなかった。
雑誌編集者が片手間と言っては失礼だけれども、当時はカメラマンを兼任することが多かった。
本場ヨーロッパで選ばれた12人の自転車ロードレースカメラマンとして、写真と共にヨーロッパの空気と文化を伝え続けてくれた貴重な人です。
挑戦するフォトグラファー砂田弓弦さんのWEBサイト
12月16日追加
砂田弓弦カメラマンが自身のブログでセミリタイヤを発表しました。
32年もの長い間、お疲れ様でした。
シークレットレース
タイラー・ハミルトン、ダニエル・コイル著
自転車ルードレースのドーピング全盛だった時代と言ってもいいと思う。ツール・ド・フランス7勝の記録をドーピングにより抹消された、ランス・アームストロングと共に歩んだ選手が当時のロードレース界内部を赤裸々に語る。
そのチームメイトであり、後にライバルとして戦ったタイラー・ハミルトンの自叙伝。
当時の自転車ロードレースの最高峰、その中でどのようなことが行わてていたのかが良くわかる。
暴露本のジャンルに押し込んでしまっては惜しい良書。
ベルナール・イノーのロードレース|NHK出版
ベルナール・イノー、クロード・ジャグラン(イノーのメカニック)共著
1989年初版発行の本書は2020年現在絶版になっています。
今や当たり前になったビンディングペダルやカーボンフレームも、イノーがいち早く使い一世を風靡した。
トレーニング理論や栄養学、機材も日々進歩しているロードバイク。今でこそ古さをぬぐえない点も一部にはあるが、逆に共通項を見出せば時代が変わっても色褪せない普遍的な基本が見つけられる。
発売当初なら5つ星の評価。
この本の刊行当時はプロロード選手は自転車に乗ることだけがトレーニング。歩く事や散歩も語句力控える。
ベルナール・イノーはエスカレーターに乗る時にも座り込んでいました。
現在ではトッププロも積極的にストレングストレーニングを行うように変化しています。
食事も当時は肉、野菜を取りながらもレースやトレーニングでの消費カロリーが多い事から炭水化物が中心。
最先端を行くチームSKY(現INEOS)ではケトン体やらビーツやら、強度が高くない日には炭水化物より脂肪(オメガ3脂肪酸を重要視)中心になったり。『世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング|ツール・ド・フランスの科学』に詳しく書かれています。
おりたたみ自転車はじめました!!
電車+自転車の組み合わせで楽しむ手軽な自転車旅のすすめ『#チャリと来た。電車+自転車で楽しむ輪行旅のすすめ』
その楽しみ方をマンガと写真で紹介しています。
著者自らが描いたほのぼのイラストと、丁寧な解説で綴られた入門書。
肩肘張らないスタンスとイラストとで自転車の魅力を知るにはピッタリ。
ほっこりなごみ系のサイクリング入門書。
読み物としても楽しめる本。
著者はTwitter ( @rinkosaeco ) とブログで話題の星井さえこさん
2023年3月24日、新刊『おりたたみ自転車と旅しています』が発売されます。
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