中島誠之助「ニセモノはなぜ、人を騙すのか?」
骨董の目利きに限った本ではなかった。売り手と買い手の間に存在する「語り」。そこにある人の心理は、お金に関わるあらゆる分野に当てはまる。骨董が他の商品に変わっただけだった。
偽物が
坂本眞一「イノサン」
イノサンは英語Innocentのフランス語読み。Innocent:形容詞。無実の、潔白な、純潔の意。
舞台は18世紀のフランス・パリ。フ
BOOK・OFF
僕の場合。一応優先度の高い順で、使った金額順ではありません。
新刊書店月刊誌を含めて、新刊書店に欲しい本があれば、新刊書店で買うようにしています。リアル店舗を応援する意味も込めて。新刊書店、特に個人経営の書 ...
坂本眞一「孤高の人」
この漫画は新田次郎の小説「孤高の人」を原案としている。原作ではないところがミソというかポイント。小説や実在の人物、加藤文太郎を忠実になぞったドキュメンタリーではない。坂本眞一が新たに生んだ漫画である。 ...
佐藤多佳子「夏から夏へ」
陸上男子4×100mリレー北京オリンピック銅メダリスト、塚原直貴、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治、そして控えの小島茂之。
その5人を2007年大阪世界陸上で日本新記録&アジア新記録を更新
土井雪広「敗北のない競技」
1983年生まれの日本を代表するプロロードレース選手。2018年に現役を引退。2005年から2012年までの間はスキル・シマノ、アルゴス・シマノのプロコンチネンタルチームに所属し、欧州を主戦場に活躍する。
2012年全日本 ...
タイラー・ハミルトン「シークレットレース」
スポーツ界を蝕むドーピングの、単なる暴露本ではない。ステレオタイプに正義感を振りかざす告発本でもない。
ましてランス・アームストロングを陥れる事だけを目
歌声喫茶灯の青春 丸山明日果
映画化されてもいいような、時代を反映した良書。
24歳の著者は11歳で父を亡くし、母一人子一人の家庭で育つ。
4年前に母と折り合わず家を飛び出し、なんとなく受けたオーディションにど
角幡唯介「探検家の憂鬱」
大きな価値を持つ冒険の対象が、地球上からなくなってしまった。世界最高峰エベレストが人類未踏だった時代や、文明人がアマゾン奥地に足を踏み入れたことが無かった時代ならともかく、世界中
原田実「江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統」
江戸時代、江戸の町人や商人のマナー、商売繁盛の秘訣とされ、口伝として言い伝えられ、文献としては残っていないと主張されている江戸しぐさ。1981年読売新聞の編集手帳で、芝三光によって初めて紹介された。2005年には公共広告機構のマナー啓 ...